ターセル/コルサ4ドアセダンの後継車にあたる。
ヴィッツをベースにトランクを追加したモデルで、車台をはじめとしてダッシュボードやフロントドアのアウターパネルなどをヴィッツと共有している。
エンジンはFF系が 1.0L車は1SZ-FE型、1.5L車は1NZ-FE型を搭載。4WDの1.3L車は2NZ-FE型を搭載する。トランスミッションは 4速AT(Super ECT)と5速MTが 2003年8月にXグレードで5速MTが廃止されるまで、全車設定されていて選択できた。
一方、輸出名をエコー(ECHO)として、米国向けには 2ドア版「パセオ(日本名サイノス後継)」や1:2ドア版もあり、バジェットカーとして人気がある。
米国以外の一部の国々(主に東欧、オセアニア、中近東および一部の新興国など)では、ヤリス(YARIS)「ヤリスセダン」の名で販売された。中国においては、天津一汽夏利汽車ブランドで 前期モデルがシャーリー2000(夏利2000)からヤァクー(雅酷)に名称変更をしている。さらにマイナーチェンジでヴェラ(VELA/威楽)に変更され、現在も生産中である。
プラッツはヴィッツ系のパッケージングを持ち 実用性や経済性に優れ、サイズの割に車内は広く、トランクの容量も大きい。インパネにセンターメーターレイアウトを採用、2,370mmという軽自動車並みのショートホイールベースを備えている。同時発売されたファンカーゴとともに、当初からISOFIX対応のリアシートが全車標準装備された。また新車の価格帯も経済的に抑えられた設定で、社用車や小型警ら車といった需要もあった。
第20回 1999-2000 日本カー・オブ・ザ・イヤーをヴィッツ、ファンカーゴとともに受賞。