概要
アーツェノンの滅びの獅子とは、災淵世界イーヴェゼイノにて生息している幻獣の王とされる生物。
極めて強大な滅びの力を有しており、銀水聖海にしばしば存在する魔力や想いの溜まり場【淵(ふち)】、その内の一つである<渇望の災淵>から産まれる。
銀水聖海に蔓延るあらゆる災いや渇望を有するが、その中でも渇望の根幹を成すのが破壊衝動とされており、完全に受肉すると銀水聖海のすべてを滅ぼすとされる。故に、全ての世界を滅ぼす災厄だとされ、銀水聖海に存在するあらゆる世界から忌み嫌われている。
現在完全に受肉した個体は存在しておらず、アノス、コーストリア(両眼)、ボボンガ(右腕)、ナーガ(両脚)が存在しているが、どの個体も手や足などしか受肉できていない。
現存する滅びの獅子の中で最も完全体に近いのはアノスで、滅びの獅子の切り札たる「爪」を除く、五体全てを有する。