AB型とは
ABO式血液型判別法により分類される血液型の一つ、輸血等医療において重要な要素。日本では統計上は最も少ないとされており、約10%程の人しかいない。赤血球表面にA抗原とB抗原の両方を持っているため抗体形成はしない。更にRh-のAB型は2000人に1人ほどしかいないとされており、該当者は日本赤十字社に献血を依頼されることが多い。
血液型による性格判断については天才肌だが、性格や態度に矛盾点が多い(例えばせっかちな性格に拘らず鈍感といわれた事もある等)と言及される。
またA型とB型にはO型の混血(AO、BO)が少なからず存在するが、O型が劣性遺伝である所為から区別が困難で一般的にはあまり知られていないので、知名度は基本的に低く血液型占いに採用されるパターンは殆どない。
故にそれぞれ異なる血液型を併せ持つと認められているのはAB型のみである。
ただしこの診断には科学的な実証や根拠は皆無で、性格は環境や教育で決まるので間に受けて良いものではない。
また血液型判断が当たっていると思ってしまう理由に「バーナム効果」の影響が大きく関与していることも指摘されているので、あるあるネタ程度に留めておいて必要以上に信じこまないようにしておいた方が良い。
シスAB型
掲示板より
シスAB型という特殊なAB型においては、AB型の遺伝が起こる。 つまり、普通なら二つの染色体に分かれているA遺伝子とB遺伝子を、一つの染色体に同時に持っているため、たとえ配偶者がO型でも子供がAB型になることがある。AB型が多い家系では、シスAB型のことがままある。
ちなみに、日本では中四国地方にこの血液型が多い。
上記は高校生物Ⅰ、Ⅱの内容である。
通常、A,B,Oの3つの遺伝子(A,BはOに対して優勢)が関係すると命題して、 二種遺伝子の公配でも染色体突然変異によって遺伝子が受精後に不完全複製がおこなわれても対立遺伝子の優劣関係が不完全になり優勢の法則が成立しない場合がある。
これを完全連鎖といい、相同染色体上に2つ以上の遺伝子があっても、減数分裂時に起こる遺伝子の乗り換え後の組み換えがおこったとしても遺伝子分離比は0%。 置遺伝子上にあるものをシス体、別個にあるものをトランス体という(このへんが良く漫画とかにつかわれるところ)。