概要
マット・フュリーの漫画シリーズ『ボーイズ・クラブ』に2005年から登場する、緑色の顔と人間そっくりの体を持つ擬人化したカエルのキャラクターであるが、なぜか海外のネット民に受けインターネット・ミームと化し、2015年までに、4chanで最も人気のあるミームの1つになった。
現在では4chan住民全体の代理のような扱いになっており、日本で言うところのやる夫ややきう民に似たポジションとなっている。
誰からもメールが来ない、人生の道を誤ったなど悲しい状況を表すのに使われることが多かった。
元々は差別的な意味のあるキャラクターではなかったが、2015年頃から匿名画像掲示板「4chan」で人種差別的な投稿に使われるようになった結果、議論の的となっているオルタナ右翼運動の象徴として使われ始めた。2016年9月には米国のユダヤ団体名誉毀損防止同盟(ADL)はデータベースにヘイトの象徴としてぺぺを登録した。
ただし、名誉毀損防止同盟(ADL)はイスラエル政府を支持する立場を取っており、パレスチナ人虐殺を擁護し、2023年(令和5年)に発生したハマス・イスラエル戦争においては、イスラエル政府(ネタニヤフ政権)を強く支持し、反戦と反シオニズムに対し「反ユダヤ主義」と不当なレッテルを貼ったため、英語版ウィキペディアにおいてADLを一部を除いて出典禁止とする措置がとられたほか、過去にADL関係者がオスマン帝国によるアルメニア人虐殺を否認する発言を行うなど、明らかに反差別団体とはいえない面があることを考慮すべきである。
2017年5月に作者フュリーは、漫画ボーイズ・クラブ内で棺に横たわって死んだぺぺを仲間が弔うストーリーを公開した。