「『お前が起こす約束だったぞ、イサカル』…なんて、野暮な事言うなよ?」
cv:前野智昭
概要
東のミカド国の農村部にあるキチジョージ村に住む、フリンの幼馴染で兄貴分。
フリンと共にカジュアリティーズ(平民)の身分に属し、ラグジュアリーズ(貴族)の身分が約束された戦士「サムライ」になることを渇望する。
18歳になった年、サムライになるため「ガントレット」(悪魔召喚プログラムを内蔵した籠手)への適性を審査する伝統儀式にフリンと共に挑む。
しかしガントレットには認められず、フリンがガントレット適性を示しサムライに選出されるのを尻目に、失意のまま故郷へと帰っていった。
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平和だったミカド国に突如悪魔が蔓延り始め、フリンたちがサムライとしての任務で故郷のキチジョージ村へ駆けつけるとそこにはイサカルの姿が。
同じカジュアリティーズ出身でかつては頼りない弟分だったフリンに対し、サムライへ出世したことへの嫌味を語りながら「俺も昔の自分とは違う」と嘯くイサカルだが、何やら様子がおかしく…
「俺さ 目が覚めたらさぁ…」
「悪魔になっちゃったよ」
黒きサムライに渡された本に夢中になり「知識」を得たイサカルは、フリン達の目の前で悪魔(屍鬼)へと変貌したのだった。
生まれて初めて何かに夢中になった彼は、ラグジュアリーズへの憎悪をむき出しにしてフリン達に襲い掛かった。
戦闘中にはトドメを刺すか否かの選択肢があり、選択によってルート属性の変動がある。
なお、東のミカド国で「黒きサムライの本の影響で人が悪魔になる」事象は複数の事例が語られるが、なぜ「知識」を得ることが悪魔化に繋がるのか、詳細な原理は不明である。
単にラグジュアリーズの教えてくれない現実の理を「知識」として得た、というだけであればそれは一部の東京の人々やフリン達にもあてはまることであり、「知識」そのものが原因というよりは、黒きサムライの本には知識だけでなく悪魔に対する偏った認知や呪詛のようなものが織り込まれていたか、あるいは本そのものに魔力が込められていたのかもしれない。
あるいは、若干状況は違えど後の悪魔と同化したサムライの事例(リンク先ネタバレ注意)を踏まえると、強烈な負の感情が「知識」と同居することこそが悪魔化に繋がるのかもしれない。
サムライになれず失意のまま故郷へ戻るイサカルの様子は割とテンプレな闇墜ちフラグだっため、この展開を読めたプレイヤーは少なくなかったと思われる。
そこまでの話と流が大きく転換点となるイベントであり、台詞回しと戦闘中の不気味な挙動のグラフィックなどと相俟って序盤では最も印象に残るイベントのひとつである。
真・女神転生ⅣFINAL
真・女神転生ⅣFINALでは彼の声そっくりな青年の声が聞こえ、フリンに釣り針を渡すように言われる。
渡すとニュートラルルートの道が開かれるが他ルートが確定してる場合、渡しても変化は起こらない。