概要
投稿主が小学生の頃の話。投稿主の学校はマンモス校であった。新校舎と木造旧校舎が連絡通路でつながっており、１年生～４年生までは新校舎、５、６年になると１～３組が旧校舎、４～６組が新校舎で分かれるようになっていた。
ある日投稿主が授業を受けているとなにやら隣のクラスが騒いでいた。隣のクラスの担任が来て事情を話した。どうやらベランダで低学年の女の子がうろちょろしてるようだ。
すると、「センセイそっち！隣のクラス！」って新校舎からこっちを見ていた生徒たちが叫んだ。みんな隣のクラスの見間違えかとほっとし一瞬笑ったが結局隣のクラスには居なかったという。先生達はその女の子を探し始め、そして校内放送が入った。
「校内を徘徊してる生徒は本校の生徒ではありません、先生方が探していますので皆さんは落ちついてください。先生方が戻るまでは静かに自主学習をするようにしてください。」
学校中大騒ぎであった。勉強どころではなく謎の女の子のことで頭がいっぱいであった。その時であった。隣のクラスがわらわらとベランダにでてくると新校舎の方を指差し騒いでいた。そこには新校舎の校内を徘徊している。4階のトイレの窓から今にも落ちそうな勢いでヒョイっと身を乗り出した。その様子はおかっぱ頭で、一年生の黄色い帽子をかぶり、白いシャツに
赤いスカートらしきものを着ていたのが見えた。危ないとクラス中が叫ぶとその女の子はスッ身を引っ込めそれとほぼ同時に学年主任が窓から顔を出した。
クラス中唖然であった。結局女の子は見つからずクラスの中では幽霊だと騒ぎ中にはパニックになって泣き出す子もいた。当時先生は女の子は何かと教えてくれなかったが同窓会にて説明のつかない何者かは先生達の間では幽霊だと思っていると投稿主達に話た。
