鈴木一之助
すずきいちのすけ
概要
主人公・ハマちゃんこと浜崎伝助が勤務する鈴木建設株式会社の社長。通称:スーさん。
業界でも中堅ゼネコンとして知られる『鈴木建設株式会社』を一代で築き上げた名経営者でもある。
表情は温和ではあるが、ややワンマンの気があり、社内では情け知らずな鬼社長として恐れられている。
ある日ハマちゃんに出会い、彼の釣りの弟子となった。ただし、当初はハマちゃんが自分の会社の社員だと知らず、知ってからもしばらくは正体を隠していた。後にハマちゃんにばれるものの、ハマちゃんはこれからも一緒に釣りに行くことは変わらないと知ると「俺と釣りに行ってたのは『社長』じゃなくて『スーさん』」と、最初に少し驚いただけで、関係は変わらなかった。
ハマちゃんとは基本的に仲は良いものの、何度かケンカしたり、絶交寸前までいくこともある。しかし、最終的には和解しており、元の鞘に収まる。
ハマちゃんとの関係を知るのは両者の身内など、ほんの一部のみであり、社内においても甥の多胡賢一郎など僅かしかいない。
賢一郎からは「社長と社員がそういう関係になるのはマズい」と言われるも、お互いに公私は分けているので問題無いとしている。
会社内でこそ非常時には幹部を切り捨てる鬼社長として恐れられているものの、下級社員へのリストラをできるだけ避けるなど社員想いな一面も持っている。
原作では後に顧問として社長を引退したが、自社が建設したマンションの不祥事により後任が引責したため、再度社長に復帰している。
実写映画版ではハマちゃんと知り合うまでガチガチの仕事人間であったこともあり奥さんとの関係が微妙な時期があった。そのためか序盤は奥さんの存在が希薄になっており、社長夫人の奥さんが活躍するのは9作目からである。ちなみに原作同様に夫婦の間に子供はいない。
余談だが、ドラマ版でスーさんを演じたのは、実写映画版でハマちゃんを演じた西田敏行氏である。