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45510の編集履歴2024/12/10 15:40:03 版
編集者:田中
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こんなのは違う。

こんなのは「アイ」じゃない。

概要

推しの子の原作者である赤坂アカ氏による短編小説である。

タイトルの45510は、B小町結成当時のメンバーである高峯ニノアイ、渡辺の頭文字をフリックで入力(※)した時の数字で、この初期メンバーで作ったブログのアカウントである。

アニメのオープニングテーマである「アイドル」は、これを下敷きに書き上げられた。

赤坂によれば「自分が人の感情や思いが込められていたミステリーが好きだったことから「45510」もただのパスワードとして終わらせたくなく、B小町結成当時のメンバーのあったかもしれない友情やそれを大事にしているアイに注目させる意味合いがあった」と語っている。

※原文ではフリック入力となっているが、実際には、由来である『4』を1回で『た』、『5』を2回で『ニ』、『1』を1回で『ア』、『0』を1回で『わ』とするトグル入力の方が表現として妥当である。

またアイが使っていた3台の携帯のうち仕事用でもプライベート用でもない、アクアが犯人の手がかりを求めて4年の月日をかけて突破した、妊娠以前に使用していた古い型のスマホのパスワードでもある。

内容

アイの死後、B小町のメンバーであった「私」はファンが不正に保存したアイのライブ配信のアーカイブを発見する。再生と共に語られた回想では、結成当初はアイを含めた3人とも仲が良かったが、アイドルとしての人気や扱いの差がアイに偏るにつれ、他のメンバー共々嫉妬と妬みを抱いていくようになった。しかし、本心では『誰にも縋らず、奔放で、孤高で、強くて、後悔なんて一度もせず、無敵で最強で唯一無二アイドル』と惹かれてもいた。

「私」は途切れた配信の続きを追って、最初期メンバーで作った共有ブログのページに辿り着く。

非公開で残されていたアイのブログには、メンバー内の不和が自分にあることへの謝罪、今も仲間意識は変わらず、以前のような関係の修復を望んでいるという、今まで一度も見せなかった彼女の内面に触れ、「私」は自身の本心に急き立てられるように、何もかも手遅れだという事実を確定させるかの如くアイの最後のメッセージをブログごと削除する。

もし、アイの存命中にこのブログを見ていたら、アイと当時のB小町のメンバーの運命も変わっていたのかもしれない。

余談

「私」の正体は最後まで明かされなかったが、原作第132話にて元B小町のメンバーであり、結成当時のメンバーでもあった『ニノ』こと新野冬子が登場。その人物像や劇中での発言(アニメ主題歌との関連もあること)から、「私」の正体はニノではないかと思われていたが、後の展開でそれがほぼ確定的となった。

また、タイトルの数字を全て足すと「15」になる。『推しの子』では「15」が鍵となる数字となっており、これもその一つと思われる。

本文リンク

短編小説「45510」(アーカイブ)

※外部に跳びます。

関連タグ

推しの子 アイドル(YOASOBI)

ゆりかごの星…YOASOBIがアニメ主題歌を担当するにあたって、原作として書き下ろされた小説繋がり

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