概要
作者は緒里たばさ
月刊!スピリッツにて2021.10から連載。
北祇国と言われる古代中国風の架空の国を舞台にした作品。
主人公の王花鈴は極悪官僚王皓の娘。友人を作る為、父から離れ影響力が(比較的)少ない後宮で女官見習いとなるが後ろ盾がない上、病弱で優しい幼帝暁星を守るために様々なトラブル巻き込まれる話。
登場人物
- 王花鈴(おうかりん)
友人を求めて極悪官僚の父の影響力が少ない宮中に女官として入った少女。
心優しく平和主義の少女。しかし父親が宮中どころか国でも広く名の知れた極悪官僚であることと本人の人相が(整ってはいるものの)ジト目、ギザ歯、目の下の隈とやや怖い事からか後宮でも恐れられている。実家で暗殺術を叩き込まれた為、高い戦闘力の持ち主。物騒な実家で育った為かポジティブな性格をしている。優しい事は優しいが暗殺が当然のようにある家庭に育った為か自衛や大切な人のためなら容赦のない一面も。
皇族やその家族
- 暁星(ぎょうせい)
北祇国第五代皇帝。二人の異母兄が立て続けで死んだため10歳で即位した幼帝。
後ろ盾がなく病弱で幼いため周囲からは命を狙われている。
心優しく穏やかな性格をしており花鈴に対しても優しい。
- 憲嫄太皇太后(けんげんたいこうたいごう)
先帝の母、皇帝の祖母。暁星を疎ましく思っている。
- 娥太妃(がたいひ)
先帝の寵妃。苛烈な性格。
- 光姫長公主(こうきちょうこうしゅ)
皇帝の腹違いの姉。兄がいたが暗殺されており、他の皇族を恨んでいる。
- 胡汀貴妃(こちょうきひ)
先帝の妃の一人。現在は「冷宮」に追いやられており、痩せほそって視力も衰えている。
テュ族という異民族から嫁いできた。
- 娥将軍(がしょうぐん)
娥太妃の兄。勇猛な軍人。
- 昴皇子(ぼうおうじ)
娥太妃の息子。まだ幼く、わがまま。
王一族
- 王皓(おうこう)
花鈴の父。国を牛耳る極悪官僚。かなりの美形だが出世の為なら拷問・暗殺を当たり前のようにするため宮中は勿論市民からも恐れられつつも嫌われている。その一方で憂国の志を持っている模様。
- 王雹(おうひょう)
十二男。殿中侍御史。花鈴からは「おにうえ」と呼ばれ恐れられている。
- 王雲(おううん)
次男。
- 王霞(おうか)
三男。
- 王雪(おうせつ)
四男。
- 王霖(おうりん)
五男。
- 王霜(おうそう)
六男。
- 王風(おうふう)
七男。
- 王霄(おうしょう)
八男。
- 王雷(おうらい)
九男。
- 王昊(おうこう)
十男。
- 王雨(おうう)
十一男。
- 王晴(おうせい)
長男。とある事情から14年前に家を出ている。
- 王倩(おうせん)
花鈴たちの母。花鈴が赤子の頃に亡くなっている。
宮女・宦官
- 陸慧(りくけい)
宮女の中でも最上位の五品女官。花鈴たちの教育係。
- 張鴻(ちょうこう)
花鈴の宮女仲間。食尚所属。(食事係)
- 呂天(りょてん)
花鈴の宮女仲間。儀尚所属。(礼楽係)
- 令光(れいこう)
花鈴の宮女仲間。光姫長公主つき。
- 宋月(そうげつ)
花鈴の宮女仲間。服尚所属。(衣服係)
- 蒋心(しょうしん)
花鈴の宮女仲間。功尚所属。(工芸係)
- 藍夏(らんか)
娥太妃に仕える宮女。
- 馬魅(ばみ)
王皓から内密に命を受けた宦官。花鈴の連絡係兼見張り役。
- 楽端(がくたん)
太皇太后に仕える宦官。美容に詳しい。
別名・表記ゆれ
暗殺後宮~暗殺女官・花鈴はゆったり生きたい~ 暗殺後宮~暗殺女官・花鈴はゆったり生きたい~