スー(ジャヒー様はくじけない!)

すー

スーとは、「ジャヒー様はくじけない!」の登場キャラクターである。

概要

その正体は、魔王の妹。

実際、その姿は魔王にそっくりだが、髪や服装は白とピンクを基調にした明るくファンシーな印象が強い。

また、魔王と違ってしっかりした自我を持ち饒舌。

元々は姉と共に暮らしていたが、姉がジャヒーと出会い、彼女に担ぎ上げられて魔界で崇められるようになったことで引き籠り生活を送り始めたことにやきもちを焼いてしまう。

そして、姉にどうしても会いたくなったスーは、ほんのいたずら心から「サプライズ」を思いつき、魔界に行く口実を作るべくそれらしい理由をでっちあげてきょうこを魔法少女に仕立て上げた。

しかし、そうして生まれた魔法少女はスーの予想をはるかに超えるレベルの強さになってしまい、しかも彼女がスーの言葉を真に受けてしまったことで、魔王の本体である魔石を木端微塵に破壊してしまい、魔界崩壊という最悪の事態を引き起こしてしまった。

この事態を見かねたスーはきょうこに魔石集めを命じるが、その中できょうこはジャヒーと知り合って魔石集めを疎かにし始め、魔王も不完全な復活にとどまってしまった。

それならと、今度はサルワや店長を新たな魔法少女に仕立て上げようとするが、揃いも揃ってポンコツになってしまい、いよいよ八方塞がりになってしまった。

それに癇癪を起し、暴れ出してしまうが、魔王に止められたことでこれまでの事情と自身の本心を明かし、ようやく和解することができた。

漫画9巻では店長にかなり懐いており、ジャヒーさえまだ知らなかった店長の本名まで聞いていた（その際に本名が「ちさ」であると判明）。

しかし、夜に一緒に寝た際に店長の寝相の悪さで酷い目にあったらしく、翌朝涙目で「騙された」と店長を避けるようになってしまっていた。

一人称は「私」。

見た目に似合わず生意気盛りで意地っ張りだが、大のドジっ子であり、実際はそれを気にしている泣き虫な性格。

正義感の強い人物が近くにいなければ実体と意思を保てない弱点があり、人間界では大きな光の塊でしか実体化出来ず、他者とろくに会話することも出来なかった。

上記の通り大のシスコンである。

名前からしてモチーフはゾロアスター教の悪神アンラ・マンユと対をなす存在として知られる善神スプンタ・マンユからと思われる。