私は「毒物」なので、誰も私に近づこうとしません……。でもドクターは、こんな私の側にいてくださる……嬉しいです……本当に……。
概要
ロドスの幹部、ドクターと☆5オペレーターの一人、アズリウスのカップリングタグである。
それぞれの繫体字名「博士」と「藍毒(蓝毒)」から来ている。
なお、イラスト等ではドクターの描写が無い主観にも付けられる時がある。
ドクターの性別は不明であるため男性でも女性でも関係ないが、本タグを付けられる作品では主に男性であると解釈されている。
後述の事情から積極的なスキンシップを求めるアズリウスと、彼女の事情を汲んで喜んで彼女に触れるドクターの甘々しいカップリングとなっている。
「毒物」について
アズリウスは毒のエキスパートとしてロドスに在籍しているが、この毒を生み出す能力というのはどうやら調合技能とは別の体質、あるいは突然変異のようなものらしく彼女自身も自分が「毒物」であるという自覚を産まれた時から持っていたほど。
そうして成長した彼女は毒を用いて様々な行動を起こしていき、「毒物」らしく戦い続けた。その「毒物」らしさは任務中に始末した死体を毒で処理しようとしたり、ギフト(英語だと贈り物だが、ドイツ語で毒)を送ると相手に伝えたり、毒で相手を苦しめることを前提とした物騒な言動をするところからも伺える。また、どうやら分泌した蜜液
そうした彼女の振る舞いは結果として周りの人々が「触れた時点で毒に侵されるのでは」と彼女の身体まで「毒物」として扱ってしまうように。これは感染者に優しいロドス職員やオペレーターも例外ではなく、一部の事情を理解している人物や普段から交流のあるオペレーター以外は彼女を恐怖してしまっている。
しかし彼女に触れても毒が付く事は無い。確かに彼女はその実力を以って「毒物」として振舞うが、彼女自身が「毒物」ではないのである。瓶に猛毒が入っていても、その瓶まで触れたら死ぬ猛毒になっているワケがないのである。
そうしてアズリウスが頼ったのはドクター。ロドスのトップが責任を持って触れてくれることで自分の無害性を証明してもらおうとしたわけである。
当然、ドクターはこれを快諾。彼女を側に置いて近くにいても問題が無い事を証明したばかりか、それどころか彼女の作るケーキやスイーツも食し、信頼タッチでもしっかり触れている。一切ためらいなく触ってくることがアズリウスには意外過ぎたのか「も、もう一度、もう一度、お願いできないかしら…?」とせがんでくる(しかし続けてタッチすると通常タッチとなり、引き気味の口調で「えっ……。」と言われる)。
こうして親密な仲になった結果、「恐怖こそすれ除け者にしない」レベルまで周囲の印象が改善。彼女もその体質故に薄暗く生きることなく「毒物」であることを胸を張れるところまで自己評価が上がった。
そして距離が近まったことで、アズリウスはいつも服装が変わらないドクターの普段着を見繕おうとしたり、居眠りドクターに毛布をかけようとしたりと積極的なアプローチを仕掛けてくるように。じわりじわりとドクターとの距離を縮め、ドクターの心に沁みていく彼女の今後に期待である。
『彼女に触れてみて。そして自信を与えて。』
余談
モチーフとの関連
彼女のモチーフであるコバルトヤドクガエルは触れば死ぬ猛毒カエルとしてとても有名であるが、ヤドクガエル自体は生まれながらの有毒生物ではない。ヤドクガエルが有毒なのは野生下で有毒のアリなどを摂取して生物濃縮して得たものであり、飼育で継代して繁殖させたヤドクガエルは毒を持たなくなる(ちなみにこの「エサで毒を濃縮する」生態はあのフグも同じである)
しかしヤドクガエルは猛毒であることを自覚し、その毒を活かして捕食者から逃れているため、、アズリウスの小さなころから「毒物」である自覚があったことや、肉体そのものに毒は無いという設定はこのヤドクガエルまんまということである。
「博藍」じゃないの?
Pixivにおけるアークナイツのカップリング命名則は各キャラの漢字表記の最初の文字を使用していることが多い。なのでアズリウスの場合は「藍毒」のためこの命名則に当てはめるなら「博藍」になるはずである。何故こちらではないのかというと…
「博藍」は既に別作品の別キャラのカップリングとして存在しているからである。しかもBL。
そのため、棲み分けのために「博毒」が定着したものと思われる。
関連タグ
アークナイツ ドクター(アークナイツ) アズリウス(アークナイツ)