アキレウス
あきれうす
アキレウスとは、「ギリシア神話」に登場する英雄である。
概要
アキレウス(アキレス)は、『ギリシア神話』に登場する英雄である。
ホメロスの叙事詩『イーリアス』の主人公で、足が速いので「駿足のアキレウス」と形容されている。
プティア出身で、プティア王ペレウスと海の女神テティスとの間に生まれた。
母テティスは、息子を不死の体にするために冥府を流れる川ステュクスの水に息子を浸した。そのとき、テティスの手はアキレウスのかかとを掴んでいたためにそこだけは水に浸からず、かかとのみは不死とならなかった。その後、トロイア戦争ではここをパリスに射られてアキレウスは死に到ることになる。一説には、射ったのはアポロンともいわれている。
踵からふくらはぎにかけての腱である「アキレス腱」はこの挿話にちなんでいる。