概要
主人公。女性の髪を見ると切りたくなってしまうという、特異的な髪フェチ。
ある日『髪の長い少女の幽霊が出る』と噂される洋館を興味本位で訪れた所、武者小路祝に出会い交友関係を持つようになった。
その後、いかなる方法でも切れない自身の髪『髪の女王』に苦悩する祝を救おうとした結果、幼少期から大切にしていた鋏で髪を切る事に成功し、祝と共に鋏を『断裁分離のクライムエッジ』と名付ける。
しかしクライムエッジが殺人鬼の呪われた道具『殺害遺品(キリング・グッズ)』であった事や、祝を洋館に閉じ込めていた集団『醜聞(ゴシップ)』が彼女と共に生きられる人間を求めていた事により、危険な殺人鬼から祝を守り続ける殺人ゲームに巻き込まれ、戦いに身を投じていく。
人当たりが良く豊かな感情表現の持ち主で、祝にかけられた呪いや殺害遺品の事実を知っても嫌悪せず受け入れる器量を見せた。
“地下室の悪夢”ノーマ・グレイランド
切の先祖である殺人鬼。
手術室と称した地下室に人間を閉じ込めては、鋏で生きたまま切り刻むという殺人を繰り返していた。
その被害者数は200人超とされており、作中の全殺人鬼中トップの座に君臨している(現実でも公式の犠牲者が200人超の殺人者は少ない)。
彼の存在は様々な映画や小説のモデルとなった他、殺人に関心を持つ者達からはカリスマとして崇められ、模倣犯まで現れたという。
断裁分離のクライムエッジ
切の所有する殺害遺品。
散髪用鋏(すき鋏)の形状をしているが、殺害遺品なので祝の髪を切る時以外はもっぱら攻撃用に使われる。
それ故に戦闘後は返り血に染まるものの、祝はこれを『勲章』と称しており、このままの状態での散髪も好んでいる。
所有スキル
禁呪無効:スキル『呪禁防護』を無効化し髪の女王を切断出来る。
切断特化:殺害遺品以外のあらゆる物質を切断出来る。
痛覚増加:切った箇所から生じる痛みを増加させる。