概要
本作のヒロイン。腰どころか床すらも覆う黒髪の少女。
幼い容姿でありランドセルを装備しても違和感が無い程だが、れっきとした中学生の年齢である。
どんな道具でも切れない髪『髪の女王』の持ち主であり、殺人鬼の道具を呪われた『殺害遺品(キリング・グッズ)』に変えた女性『ゼイヴルファ』の子孫。
髪の女王を受け継いでおり、自身が殺害され死亡すると殺した殺害遺品の呪いが解け、更に願いを叶える力を得る事から殺人鬼に命を狙われている。
そして殺人思想集団『醜聞(ゴシップ)』に捕らえられたが、戦闘能力が皆無である祝をそのまま殺す事を醜聞は良しとせず(鼎曰わく「面白くない」)、彼女を守れる力を持つ者が現れるまで洋館に幽閉されていた。
その後、灰村切が彼女に出会い、殺害遺品『断裁分離のクライムエッジ』で髪を切って交友関係を結んだ事で、本作における殺人ゲームが開幕する事となった。
繊細な性格であり、自身の境遇やそれに巻き込まれる人々の運命に苦悩しているが、殺害遺品の所有者『権利者(オーサー)』に和解を求めるなど優しくも強い一面も見せる。
切に髪を切ってもらう事に幸せを感じており、醜聞の提案により切の中学に入学した際は普通の生活が出来る事を喜んでいた。
アニメ版の声優は小岩井ことり。
“髪の女王”ゼイヴルファ
祝の先祖である殺人鬼。
稀に見る美しい髪を持つ女性だったが、『魔女』と呼ばれる女性の嫉妬を買って呪いをかけられ、髪を切れなくなった。
更に妊娠していた子供をも呪いによって死産した事で心を病み、黒髪の女性を見ては魔女の再来として殺害し続け、完全に精神が崩壊した。
発狂後は殺人による快楽に酔うだけの存在になり果て、その幸福感が永遠に続くよう願っていたという。
その為か彼女の呪いは子々孫々まで受け継がれ、新たなる髪の女王を現代まで生み出し続けている。
肖像画(写真?)の容姿は祝に酷似している。
髪の女王
祝の所有する黒髪ロングヘア。
殺害遺品では無い為、殺人衝動が発生する事も無く祝は人格を保っている。
クライムエッジで切っても毎晩12時に再生する。
所有スキル
呪禁防護:クライムエッジ以外からの髪への物理的干渉(ステータス変化)を無効にする。