テイルズオブグレイセスf
ているずおぶぐれいせすえふ
概要
テイルズオブグレイセス(2009年12月10日発売)をPS3版に移植したソフト。
2010年12月2日発売。
※グレイセス自体は元々Wii向けに発売したゲームソフト
ただ本編が移植されるだけでなく、本編の後日談的シナリオである「未来への系譜編」が新たに追加収録された。
タイトルについているfとは「未来(future)」のこと。
この記事では新しく加わった「未来への系譜編」をメインに紹介していく。
本編
本編での変更点
- 各キャラのA技やB技に新しい技を追加
- かめにんマーチャントの廃止
未来への系譜編
※後日談であるためネタバレ含む
概要
未来への系譜編とはテイルズオブグレイセスfで新たに追加されたシナリオであり、本編(大輝石事件)から約半年後の話。
※大輝石の輝は本来「火+軍」という字を使うが、代字を使用
未来への系譜編というだけあり、世界の平和が戻った後のアスベル達の行動が描かれている。
また、お見合いや恋愛等の結婚を連想させるような話や、自分達の子供や将来世界を作る人達に何を残すことが出来るかを悩む等、「未来に繋ぐこと」や「後世に伝えるために守りたいもの」を意識した内容になっている。
追加システム
リチャードがパーティーに正式加入
本編では一時的加入だったリチャードがパーティーに正式加入する。
それに伴いリチャードの残りの秘奥義(Lv.2、Lv.3)を覚える称号が解禁する。
※たたし、系譜編をクリアしたファイルで再び本編を始めるとリチャードが再びいなくなります
アクセルモードとアクセル秘奥義(Lv.4秘奥義)
アクセルモードが使えるようになるとバトル画面のキャラクターの顔が書いてある部分にアクセルケージが出現する。
※チェインキャパのケージは水色のライン、アクセルモードのケージは黄色のライン
アクセルモードはスキル「アクセル」がある称号に一定のスキルポイント(SP)を貯めると解禁される。
アクセルモードの効果はモードになったキャラクターによって異なり、更に発動時にHPが回復・CCが全快・状態異常が回復するため、モードを上手く使うことも戦略の一つである。
アクセルゲージが50%以上でR2で発動可能。
更に、別の特定の称号を取得してSPを貯めるとアクセル秘奥義を覚える。
アクセル秘奥義は、アクセルケージを100%まで貯めて開放し、攻撃を当ててL1ボタンを押すと発動出来るLv.4の秘奥義である。
ちなみにこのアクセル秘奥義は使い込む程技の威力が上がる仕組み。
《各キャラクターのアクセルモード効果》
- アスベル
一定時間パワーアップ。ラムダの炎が周囲を回り、ダウン中の敵も拾えるためコンボを繋げやすくなる。
- ソフィ
一定時間パワーアップ。フロントステップで瞬間移動が出来、更にCC回復速度が倍になる。回復と攻撃を臨機応変に組み合わせよう。
- シェリア
一定時間周りの時間を止めることが出来る。その時間をどう使うかはあなた次第。
- マリク
背中の投刃で敵を殴れるようになる。近接がダメな紙教官救済処置?
- ヒューバート
弓矢形態に変化させ、ゲージの量に応じた弓矢を自分の頭上から放射し、一定の範囲の敵にダメージを与える。
兄と同じくコンボが繋げやすくなる。
- パスカル
自分の周りにシールドを張る。
自分を含めた範囲内の味方へのダメージを全て半分にし、さらに術使用時に攻撃を受けても中断されないようになる。
まさに術士向けの効果。
- リチャード
術の詠唱時間が通常の半分になる。
兄貴の術は高威力な術が多いため、モード中はガンガン唱えよう!
なりきり称号
フォドラのテロスアステュで手に入る。手に入れるためには特別なアイテムが必要。
対応するアイテムを持っていくとそのアイテムに対応したキャラクターになりきれる称号がもらえる。
見た目だけでなく、術まで同じものが使える。
ただし、スキルポイントを貯めることをお忘れなく。
《特別なアイテム一覧》
全てデュアライズで製作可能。素材は全て系譜編に登場するモンスターを倒すと入手出来る。
- アスベル→翡翠の彫像
- ソフィ→白銀の彫像
- シェリア→琥珀の彫像
- マリク→深淵の彫像
- ヒューバート→蒼海の彫像
- パスカル→朱蓮の彫像
- リチャード→黄金の彫像
未来への系譜編あらすじ
大輝石事件から半年後の話。
アスベルとソフィはアストンの墓参りに行っていた。
墓参りの時、アスベルの話を聞きソフィは悩み始める。
自分は気の遠くなるような時間を生きていくヒューマノイドであるために何時かは人間であるアスベル達との別れが必ず来ることを。
「もしアスベル達が死んで一人になった時、私はどうすればいいのだろう…?」と。
一方、世界ではしばらくは収まっていた暴星魔物の活動が再び活発化していた。
リチャードは大輝石事件の自分の行いに責任を感じ、国務を行ったりその傍ら暴星魔物退治に自ら積極的に参加していた。
ストラタ代表でヒューバートを呼んだりフェンデル代表でマリクを呼んで国際的な暴星魔物対策の会議を行ったりもしていた。
ある日アスベルをウインドルのラント代表として呼び、そこでリチャードはアスベルに暴星魔物調査への協力を頼んだ。
こうしてアスベル、マリク、リチャード、シェリア、ヒューバートは魔物の発生源であるウインドルの王都バロニアの地下にあるという風機遺跡に向かうのであった。
登場人物
未来への系譜編に登場するメイン人物。
本編のネタバレを含むため閲覧注意。
主人公。ラント領主に就任し、慣れない仕事に戸惑いながらも前向きに頑張っている。
お見合いの話がたくさん来ているらしいが、本人はあまり考えていないため、縁談に対する返事をあやふやにしている。
シェリアのことを意識し始めている。
ヒロイン。アストンの墓参りをきっかけにプロトス1(ヒューマノイド)である自分はいつかアスベル達と死別することについて悩み始める。
未来への系譜編ではこのソフィの悩みもストーリーに大きく関わってくるので、ある意味もう一人の主人公である。
かつて宿敵だったラムダにゆっくり歩み寄ることを決めた。
民間の救護組織に所属しており、星の核でラムダを止めた後は世界各地を回っていた。
偶然バロニアに来た時にリチャードの暴星魔物調査への協力を承諾し、皆と一緒に風機遺跡に向かう。
アスベルの騎士学校時代の元教官で、現役を辞めた今でもパーティーメンバー達からは教官と呼ばれている。
今は故郷のフェンデルに帰り、フェンデル復興の手伝いをしている。
リチャード開催の暴星魔物対策会議にフェンデル代表として選ばれ、赴いていた。
アスベルの弟で、ストラタ軍の少佐。
マリク同様、リチャード開催の暴星魔物対策会議にストラタ代表として選ばれて赴いていた。
こちらにもお見合いの話が来ているが、兄同様断れないでいる。
パスカルのことが気になっている。
アンマルチア族の技術者で本編ではアンマルチア族のルーツを探るために旅に出ていた途中でアスベル達と出会った。
現在はマリクの友達のカーツから託された火の大輝石の研究を完成させるためフェンデルにいる。
研究中に暴星魔物に襲われそうになるが、アスベル達が間に合ったため無事だった。
お馴染み虎祭兄貴。
本編ではラムダに寄生されていた影響で世界中の大輝石の原素を吸収し、挙げ句の果てに星の核へ行って人類を滅ぼそうとしていた。
ラムダが離れた現在ではウインドル国王に復帰し、自らが犯したことに責任を感じて向き合っている。
今回の暴星魔物が活発化したことへの調査も自ら同行した。
※以下未プレイ者ネタバレ注意
本編のラスボスであり、リチャードに寄生している時は過去の出来事から人を憎んで人類を滅ぼそうとしていた。
現在は自らを説得し、消えかけていた自分を取り込んだアスベルに宿っている。
今回の物語のキーキャラクターになっている。
突然ソフィの目の前に現れた謎の女性。
ソフィをフォドラの子と呼んで自分達の仲間になることを促している。
仲間が大量にいるらしい。
フォドラの核に住んでいる謎の女性。
花びらに乗っており、神秘的な見た目をしている。