A・F自作、悪眼都異奈の第二章。
第一章で語られなかった真実の物語。
1973年
第二次世界大戦の恐怖もまずまず消え去った頃、人々は新たに平和を創っていた。
そんな中、日本のある所で一人の少年がお遣いから逃げ出し、空き地へと向かった。この少年は幼き頃の金銀輝 白金である。
その空き地で白金は運命的な出会いをする。
茂みからボロボロの服を着た少年が現れたのだった。
白金は直ぐにボロボロの服の少年を家に連れて行き、介抱した。
空き地にまた向かった白金はその少年を友達に紹介した。
白金と友達はその少年の為に名前を贈った。
―――――封宝石 命……
やがてその名前は少年達の友情の証になる。
1982年
命等が中学生生活に慣れ始めた頃、彼等の個性は爆発する。
白金の不登校増大……
金剛の転校……
真珠の暴力事件……
そして……絶交……
彼等の友情は今は何処に有るのか……?
1988年
お互いに信じた道を進んで行く五人。
少年から青年へと…青年から大人へと変わって行かなければならない定めを噛み締めながら、あの時の少年達は大人に……
そんな時、白金が持ち出した計画が全員の人生を大きく変えてしまう……