概要
- ムレータと呼ばれるマントを使い牛の興奮を誘い、突進してきた所をかわして剣で仕留めるスペインの国技とも呼ばれる娯楽
- 牛同士を闘わせる、いわば牛の相撲。日本で行われている。
一般的に闘牛と言うとスペインの闘牛の方が知名度が高いので、そちらを紹介する。
スペインの闘牛
スペインの闘牛とは、牛と闘牛士(マタドール)がアリーナの中で行う勝負で、先述したとおりムレータと剣を用いて牛を仕留めるところを見せ物とした、一種のショー。
なお、マタドールとは闘牛士全体の1割程度しか満たないエリート集団で、さらに活躍できるとなると更にその内1割に満たない。
スペイン国内においては国技と言われるほどに盛んな競技であるが、剣で牛を刺殺すると言う面から動物愛護的な観点から非難されがち。
よくある勘違い
「牛の前に赤い服や赤いモノを持っていたために、牛から襲われる」と言う場面が漫画などでよくあるが、これは闘牛においてマタドールが赤いムレータ(マント)を翻しているので「牛は赤い色に反応する」と思われる事が多々ある。
だが牛は色を判別する事が出来ず、実際にはムレータの動きで牛の興奮を促しているに過ぎない。
赤い色は、観客に動きが分かりやすいようにするため、と言うのが正しい。