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女三の宮の編集履歴2013/05/07 22:49:24 版
編集者:撫子
編集内容:新規記事作成

概要

光源氏の姪で、二番目の正妻(最初の正妻は葵の上。紫の上は正式な結婚手続きを踏んでいないため、正妻ではない)。

朱雀院の第三皇女、二品内親王。母は藤壺中宮の異母妹である藤壺女御(源氏女御)。

落葉の宮(女二宮)は異母姉にあたる。

猫をかわいがっている。

略歴

出家することになった朱雀院(朱雀帝)が、まだ若く母も亡くなり、後見人もいない女三の宮にを不憫に思い、准太上天皇となっていた源氏への降嫁を決断、正妻として六条院の春の町の寝殿に入る。

源氏も内親王というブランドを手に入れること、また紫の上と同じく藤壺の姪であることに心を動かされ結婚を承諾したが、これが後に源氏に影を落とすことになる。

父に溺愛されて過保護に育った故の彼女のあまりの幼さに失望し、却って紫の上への愛を増す。

(朱雀院の手前、光源氏は世間的には大切していたようにふるまっていたが、実生活では夫婦らしい事はほとんどしていないという状況であった)

しかし、因果は巡るというべきなのか、かねてより彼女に思いを寄せていた柏木との一方的で強引な逢瀬の結果、妊娠。さらに事に気付いた源氏に皮肉られ、耐え切れなくなった女三の宮は、その後不義の子(後の薫)を産んだ後、精神面が急激に成長。光源氏を押しのけて父朱雀院に願って出家する。尼となった若い彼女を源氏は今さらのように惜しんだが、女三の宮は見向きもしなかった。

「宇治十帖」では、源氏亡き後は六条院を出て、朱雀院から譲られた三条宮で余生を送る。子育てに興味も示さずにただ仏の道にすがる女三の宮の姿は、息子の薫の性格にも根深く影響しており、薫が成長してからは却って親のように頼りにしていたという。

余談

彼女のモデルは藤原道長の娘であり、一条天皇の后であった藤原彰子と言われている。

関連タグ

源氏物語

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