プリンセスチュチュとは2002年8月~2003年5月までCS放送局キッズステーションで放送されたTVアニメ。
総監督に佐藤順一、監督に河本昇悟、シナリオ構成に横手美智子、キャラクターデザインに伊藤郁子という布陣で制作された。
概要
学校でバレエを習うも落ちこぼれの少女“あひる"があこがれの先輩“みゅうと"の失った心を集める為にプリンセスチュチュに変身、みゅうとの失われた心が憑依してしまった作品の登場人物達の心の闇をプリンセスチュチュがバレエにより解消し、失われた心をみゅうとに返還させていく。と言うのが最初期における当作品の内容である。
この中で適役クレールの登場、みゅうとのクラスメート“ふぁきあ"、謎の老紳士ドロッセルマイヤーの存在が物語をさらに動かしていくのである。
一見子供向けに見える内容であるが実際に視聴してみると、難解な世界観の設定や人間関係、お色気シーン等、ある程度年齢を重ねている層を想定して制作している事が見て取れる内容に仕上がっている。
特筆すべきは作品のあらゆる場面で見ることの出来るバレエシーンで、バレエの演技・そこに流れるクラシック音楽が直接作品の物語とリンクしており、バレエ・クラシック音楽の知識が備わっていると更に作品を楽しめる本格的な物になっている。(むしろ知ってるのが前提みたいなシナリオも有ったり)
作品中のギャグもシュールな物が多く、猫先生、アリクイ美、アルマジロウと言った登場人物達は様々な意味で視る者の度肝を抜かれ、そして惹かれていった者も多いはずだ。