風魔小太郎
ふうまこたろう
北条家に仕え、名前を受け継がれた忍者。ただし実在した人物かははっきりしない。
概要
風魔小太郎は北条家の忍者・風魔(元は風間)一党の頭領の代々の名前。
風魔一党は相模足柄郡に拠点を持つ忍者集団。
北条家に仕えること100年の間で、最も有名なのは北条氏政・氏直父子に仕えた五代目風魔小太郎である。彼は大きい背丈に耳まで裂けた口、長い牙をもっていたと言われている。特に1580年、武田勝頼との黄瀬川の戦いでは、闇夜に紛れた攪乱作戦で目覚しい戦果を挙げている。
ただし風魔小太郎の名は「北条五代記」という書にしか記録が無いらしく、それをさらに裏づける資料等がみつかっていないので、前述の事が全て事実かは良くは分かっていない。
ちなみに五代目は北条家滅亡後盗賊となり、徳川家康に捕まり処刑されたと言われている。