概要
天外魔境ZEROとは、1995年12月22日にハドソンより発売されたスーパーファミコン用ゲームソフトで、ジャンルはRPGである。PLG(パーソナル・ライブ・ゲーム)システムと呼ばれる、現実世界の時間によってゲーム内のイベントが変化するシステムが最大の特徴である(たとえば1月1日にはゲーム内でも正月となり、最初に設定した自分の誕生日にゲームを起動するとお祝いのメッセージが表示される)
角川スニーカー文庫から小説版も発売された。
登場人物
主要人物
ヒガン(火眼)
火熊国・火影村に住む12歳の少年。祖父・ビャクエンによって、自身が火の一族である事を隠蔽されたまま育てられていた。後に火の勇者としてジパングを救うために戦う。両親は既に他界。
スバル(昴)
0歳児の火の妖精。ヒスイの妹で転生した姿でもある。幼くお転婆である。大好きなヒガンの役に立ちたいと望んでいる明るく素直な少女。
テンジン(天神)
600年前に地獄の軍団と戦った火の一族の一人。地獄の者であるみずきと恋仲になるが、ジュリの呪いによって自らの体の中にみずきを封印され、二心同体となってしまう。
みずき(水貴)
地獄の者でかつての神獣の一人。ジュリ、サラの妹。600年前火の一族のテンジンと恋仲になり改心、ニニギのやり方に反発し袂を分かつもその後、裏切りの代償としてジュリによって殺害されテンジンの体の中に封印されてしまう。
ヒスイ(翡翠)
スバルの姉であり火の妖精。癒しの能力を持ち、火熊国のいのちの森で村人の農具などの錆をとるなどして生活していたが、妖精の寿命は20歳で尽きるため、スバルの卵を守るべくヒガンと行動を共にし、最期はスバルの誕生の為に残った力を使う。
地獄の軍団
絶対レイド
火熊国を支配する地獄の隊長で、氷河城の主。口からはき出す氷の息であらゆるものを凍り付けにしてしまう。
狂獄の怒鬼(きょうごくのドキ)
孔雀国を支配する地獄の隊長で、血戦の塔の主。人々を病気にし、作物を枯らす赤い血の雨を国中に降らせている。
砂羅(サラ)
鶴国を支配する地獄の隊長で、まぼろし城の主。鶴国一帯を砂漠に変えてしまった。美しいものが好きで、自分のコレクションを集めた博物館を建設しているが、そこには砂羅に気に入られて砂の像に変えられてしまった人間も展示されている。
樹里(ジュリ)
亀国を支配する地獄の隊長で、怪樹城の主。亀国一帯を樹海で覆ってしまった。砂羅の姉だが、ほっそりした砂羅と違って太め。自分から赴いて亀国を案内したり、逆に罠を用意したりと、やたらと火眼達に絡んでくる。
金銀(キンギン)
犬神国を支配する地獄の隊長で、黄金城の主。金山を解放して人間達に金を採掘させ、自分の運営する娯楽施設で換金・使用させることで、地獄の軍団に軍資金を供給している。また、スーパーマネキングⅢの生みの親でもある。ちなみに犬神国では、様々なミニゲームを遊ぶことができる。
ニニギ
地獄門に封印されていた地獄の神。竜王国の兄王を利用して復活を果たし、わずか100日で古代ジパングを支配した。
その他の人物
ゲンコツ、ビンタ
火眼の友達。いつも火眼と一緒に行動しているが、二人とも気が弱く、いざというときに怖じ気づいてしまう。
赤丸
関西弁で話す、商人のような格好の小さい男。人なつっこい陽気な性格だが図々しい一面もあり、火眼にいろいろ頼み事をしてくる。
シラヌイ
口元を覆面で覆った謎の剣士。火眼のことに興味を持っているらしい。