奥村助右衛門

おくむらすけえもん

奥村助右衛門（1541～1624）とは、戦国時代の武将。

概要

天文10年（1541年）、尾張前田家の家老・奥村宗親の次男に生まれる。

前田氏の家臣。前田利家の父・前田利昌や、利家の兄で前田慶次の義父・前田利久に仕え、荒子城の城代を務めた。佐々成政の1万5千の軍勢に攻められた能登の要衝・末森城を僅か300の兵で守りぬいた鉄壁の将であり、村井長頼と共に前田家加賀百万石の基礎を築いた重臣。

妻は加藤氏の娘・安（つね）。子に栄明、易英、栄頼を授かる。

ちなみに「奥村助右衛門」の名は通称であり、本来の名は「奥村永福（ながとみ）」または「奥村家福」とも。

原哲夫の漫画『花の慶次 -雲のかなたに-』で有名になったこともあり、その影響で現在では「助右衛門」の名で呼ばれることが多い（メイン画像も同作におけるもの）。

寛永元年6月12日（1624年7月27日）、84歳で没した。

前述の『花の慶次』から名が知られるようになったこともあり、投稿されるイラストのほとんどが同作の「奥村助右衛門」のものである。