概要
スポーツカーを改造するなどして主に公道を舞台に争うゲームで、実在するスポーツカーが多数登場し、エンジンなどを改造する点は他の同種ゲームにも見られるが、本シリーズにおいては部品交換により自動車の外観(形状やマーキング)をも大きく変更できるのが特徴である。
実在車種が多数登場するものの、その挙動や世界観はあまり現実的とはいえない。とはいえ、映画ワイルドスピードシリーズのような独特な雰囲気とシステムを持つレースゲームとして進歩を重ね、ユーザーの支持を得ている人気シリーズである。
日本ではPC版は1作目からニード・フォー・スピードというタイトルで販売されているが、コンシューマー版は1作目から4作目まではオーバードライビンというタイトルで販売されていた。
経歴
ニード・フォー・スピードは当初カナダのバンクーバーにあるゲームスタジオ"ディスティンクティブ・ソフトウェア"(Distinctive Software)によって開発された。1991年、エレクトロニック・アーツに買収される前に同社は、Stuntsやテストドライブ IIなどの人気のあるレースゲームをすでに作っていた。EAに買収されると同時に同社はエレクトロニック・アーツ・カナダ(通称EAカナダ)に変名。同社は今までの経験を生かし、1992年後半ニード・フォー・スピード シリーズの開発を開始。EAカナダとEAシアトルは開発を続け、長年に渡りNFSシリーズのフランチャイズを拡大。2002年、シリーズ継続のためもう一つのバンクーバー拠点のゲーム会社Blackbox SoftwareがNeed for Speed: Hot Pursuit 2を開発。Blackboxはゲーム発売の直前エレクトロニック・アーツにより買収され、Electoronic Arts Blackboxと名前を変更。それ以来、EA BlackboxはNFSシリーズの主要なデベロッパーである。
シリーズ
Road & Track Presents: The Need for Speed / オーバードライビン (1994年)
Need for Speed II / オーバードライビンII (1997年)
Need for Speed: V-Rally (1997年)
Need for Speed III: Hot Pursuit / オーバードライビンIII (1998年)
Need for Speed: High Stakes / Road Challenge / オーバードライビンIV (1999年)
Need for Speed: V-Rally 2 (1999年)
Need for Speed: Porsche Unleashed / Porsche 2000 (2000年)
Motor City Online (2001年)
Need for Speed: Hot Pursuit 2 (2002年)
Need for Speed: Underground (2003年)(後に「J」を発売)
Need for Speed: Underground J (2004年)
Need for Speed: Underground 2 (2004年)(後に2「車道」を発売)
Need for Speed: Underground 2 SHA_DO (2005)
Need for Speed: Underground Rivals (2005年 PSP)
Need for Speed: Most Wanted (2005年)
Need for Speed: Most Wanted 5-1-0 (2005年 PSP)
Need for Speed: Carbon (2006年)
Need for Speed: Carbon Own the City (2006年 PSP)
Need for Speed: ProStreet (2007年)
Need for Speed: Undercover (2008年)
Need for Speed: Shift (2009年)(XBox360版にてフェラーリ参戦)
Need for Speed: Nitro (2009年)
Need for Speed: World (2010年)
Need for Speed: Hot Pursuit (2010年)
Shift 2 Unleashed (2011年)(日本では発売してない)
Need for Speed: The Run(2011年)
Need for Speed: Most Wanted (2012年)
Need for Speed: Rival(2013年)(フェラーリが参戦,開発はGhost Games社)