概要
•MHP3にて亜種が登場。別名:風牙竜
生息地は原種と異なり砂原であり、体色も砂色の混じった橙色をしている。
設定を見れば、なんとベリオロス亜種自ら獲物の返り血を体表に塗り込み、
その血が砂と共に沈着することで赤みがかかったオレンジ色の甲殻を形成しているらしい。
生息地や体色のせいで原種共々ますますドドブランゴっぽくなった気がする。
◦二本の特徴的な牙は、ゲーム中ではくすんだ青色に見えるが
磨き上げると鮮やかな群青色をしており非常に美しいという。
また、顔面は真っ赤に染まっておりまるで酔っ払いか何かのようだが、
前述の通りこの色は獲物に喰らいついて付いた血の色である。
そう考えると酔っ払いなどと笑っていられない。
なお、空腹時はリノプロスを捕食する。
•原種同様に翼の棘をブレーキ代わりにして素早い攻撃を行うため、棘を壊せば原種と同様に滑るようになる。
デルクスら魚竜種が泳げるほど柔らかい砂地なれど、
あれだけ巨大なスパイクを叩き込めば勢いを殺すなど訳は無いのだろう。
•原種と違って属性ダメージのある攻撃は行わないが、ブレス攻撃は原種よりも強烈になっており、
ガード性能+2を発動させたランス・ガンランスでも削られる。
雪だるま状態にこそならないものの、強靭な胸膜を使って放たれたブレスは
巨大な竜巻となってハンターをかち上げ状態で吹き飛ばし、更には一定時間その場に残り続ける。
残った竜巻に触れれば当然ダメージを受けるが、この竜巻の本当の恐ろしさはそんなものでは済まない。
ベリオロス亜種はこの竜巻に自ら身を任せて上空に舞い上がり
ハンター目掛けて「滑空→着地と同時に高威力の回転攻撃」という離れ業を仕掛けてくるからである。
◦この大滑空攻撃は見た目こそ派手だが、竜巻に乗るモーションの最中にハンターから見て左に数歩進み、
突っ込んでくるタイミングに合わせて前転回避を行うことで回避性能無しで回避できる。
機動力最低と名高いヘビィボウガンを担いでいても、タイミングさえ掴めれば容易に回避可能。
また、竜巻が消える直前にベリオロスが風に乗ろうとする事があり、
この際は当然舞い上がらずにその場に着地するだけである。
負け惜しみなのか一回軽く咆えるが隙だらけ、何より絵的に非常に空しい。
◦因みに、この竜巻自体は発生後消滅するまでずっと残るが、当たり判定は一度しか存在しないため
一度ハンターが吹き飛ばされた竜巻は残っていても何の影響もない。
荒れ狂う竜巻の中を何事も無かったように素通りするハンターの様子は非常にシュールである。
◦ただ、G級個体になるとタックル直後にサイドステップ、サイドステップから即突進などなど
隙が目に見えて減り、さらに後述の移動竜巻まで習得し搦め手まで手に入れ、
何より原種を上回る凶悪な攻撃力を誇るため、上位と一転してかなりの難敵へと変貌を遂げた。
•MH3Gでは、フィールドを動き回る竜巻を吐き出すようになり、厄介さが増した。
動く竜巻は通常のそれと比べ若干小規模だが、接触すればハンターを上空に吹き飛ばすためやはり侮れない。
更に大抵忘れた頃にやってくるため、基本的に戦闘中は常にこの竜巻に注意を払う必要がある。
また、基本的に竜巻は蛇行するかUターンしながら亜種の元へと戻るような軌道を描くが、
地味に不規則に動くので予測しづらい。
ダウンやスタンを取ってさぁ攻撃だ、という絶好のチャンスに絶妙なタイミングで横槍を入れてきたり、
本体の攻撃で吹き飛ばされた後に狙いすましたかのように起き攻めに迫ってきたりと
非常に鬱陶しく、また被弾した際のダメージもバカにできないので、
ベリオロス亜種との戦闘では最も、それこそ前述の大滑空攻撃よりも断然警戒すべき攻撃と言える。
◦また、今作ではブレスをガードするとブレス本体と着弾時の竜巻の2回の判定があり、
スタミナをごっそり持って行かれる上に削りダメージが半端ではない。
特にガード主体のランスやガンランスで挑む際には、強走薬や体術を使うと良いかもしれない。
◦一応、この動く竜巻は障害物に当たったりフィールド外に飛び出すと消えてしまう上、
竜巻とベリオロス亜種本体が離れると、竜巻がこちらに戻ってくる危険性も低くなる。
また、吐き出す際は通常の竜巻に比べて溜め動作が短い
…というより通常のブレスの溜めがとても長くなったので、判別自体は容易である。
また、新スキル「金剛体」を使えば竜巻に巻き込まれた際の吹っ飛びを軽減できるので、
鬱陶しいと感じるならこのスキルを付けてみるのもいいだろう。