曖昧さ回避
1.うごくメモ帳発端の動画。
2.七つの大罪グランドクロスにおけるイベント。カオスバトル(グラクロ)を参照。
本記事では1について述べる。
概要
カオスバトルとは2010年頃にうごくメモ張発端のコンテンツである。
キャラクター同士がセリフ、時には心無い暴言雑言を交わして最後の1人まで戦わせる決闘であり、その性格上扱えるセリフの多寡と辛辣さがキャラクターの強さに直結する事が多い。基本的にキャラクターは画面全体に四角い枠で区切られ並べられており、無差別に他のキャラを攻撃できる。
参戦キャラにセリフさえあればあとは制約が一切無いためキャラの乱入や大量虐殺、果てには蘇生などなんでもありである。流石カオスと言うだけあって殺伐としている。またキャラクターの参戦数は自由で1vs1のガチタイマン勝負や100名近くが入り乱れる大戦争まで様々である。更にバトルロワイヤルに留まらずチーム戦や強大なキャラに全員で挑むボス戦など対戦方式も多種多様である。
...と御託を並べるよりもまずは以下の動画を見てもらった方が早いだろう。
一般的なカオスバトルの一例
※2024年5月末以降の大量凍結に巻き込まれたものの別垢で復活した作者の動画のみです。
正にカオスなバトルロワイヤルであり、オールスター達が自由に共演して闘いを繰り広げる事が最大のカオスバトルの魅力と言えよう。
元々はうごくメモ帳で流行した分野であったが、作成の手軽さなどからYouTubeやニコニコ動画でも拡大した。
特にうごメモ時代は解像度・色数・音質・再生時間に制約があったものの、最近ではそれらの縛りから解放された作品も増えている。
参戦キャラクター
カオスバトルはキャラの素材と画像があれば何でも参戦できる。(一部例外あり)
そのため、中には人物じゃない奴も入っていることもある。
ここでは、定番キャラクター+αを紹介する。
「カオスバトルと言えばコイツ!!」と言っても過言では無いほどの看板キャラ。セリフの隅々にユーモラスがありかつ攻撃的なのでカオスバトルにおいて最も扱い易いキャラでもあるため古今多くの作者が愛用(?)している。コイツ以外のドナルドはいません(断言)
主なセリフ 「ランランルー」「やんのかテメェ?やんのかオイ!」「もちろんさー」
- ムスカ(ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ)
何度でも蘇る事でお馴染みのカオスバトルの看板キャラ。カオスバトルが無秩序になるのは大抵コイツのせい。必殺技や煽り、日常会話から断末魔まで揃う正にセリフのデパートである。バルスで倒されると復活できない。
主なセリフ 「ゴミのようだ!」「何度でも蘇るさ」「氏ねーー!」「目がーー!」
ドイツの破壊神。天皇陛下を敬愛しているが残念ながら日本人では無いゆえセリフは全て空耳である。感情の起伏が激しく何をしでかすか分からないキャラクターとしてよく採用される。そういえば彼、最近になって復活したらしい。
主なセリフ 「タピオカパン」「終わった畜生」「天皇陛下万歳!!」
あのマイトガイとサシでやりあえる程熱い男。コイツがいるだけで煩い。意外にも攻撃技は少ないがとにかく煽る。リアルの真っ直ぐな性格が全く反映されないかわいそうな人。因みに天気ネタは本人が嫌がっているのでなるべく控えましょうね。
主なセリフ 「熱くなれよ!!」「もうちょっと頑張ってみろよ!!」「蜆がトルルゥ!!」
その名の通り、邪悪なサトシ。「闇のゲームの始まりだぜ!」とともに、カオスバトルを始めることが多い。ポケモンを使わず、単独で技を出すことが多い。
主なセリフ 「スピリットバーン」「闇のゲームの始まりだぜ!」
ここに来て平和なキャラ...ではなくカオスバトルに於ける大量虐殺の師範のような存在。彼の所持するデスノートで他のキャラを息をするように粛清してゆく様は正に今スターリン。しかしデスノートが使えなくなった途端に雑魚扱い。余談だが彼はなぜネット上であそこまで忌み嫌われいるのだろうか?カツオは逆にネット上でいつも拍手喝采なのに。
主なセリフ 「殺ーるdeath」「ばいばいでーす」
オンドゥル星からやって来た若き王子で、ライダー系参戦者の代表格。基本的には変身後の状態で登場するが、一部作者の作品では試合中に変身したり、最強フォームのキングフォームに強化したりもする。キングフォームになると勝つのはほぼ不可能。
主なセリフ 「ウェーイ!」 「ウソダドンドコドーン!!」
自称神。撃破されると画面に大きく「GAME OVER」と表示される。数回程度ならコンティニューすることが可能。他のプレイヤーを煽って返り討ちにされ、復活してさらに返り討ちにするまでがお約束である。ちなみにあまり変身しない。
主なセリフ 「ブゥン!」 「不滅だあぁぁぁぁっ!!」
歴史人物アドルフ・ヒトラー…ではなくブルーノ・ガンツ空耳ネタで有名になった彼もカオスバトルに登場している他のキャラクターに絶叫して攻撃する
主なセリフ 「畜生め!」「ボルシチ」
きらら系
3DS時代から登場頻度が高くなったジャンル。
一時期に参戦数が極端少なかった時期があったものの、現在は参戦数が増え多種多様なきらら作品が放送されたのに加え、きららファンタジアの配信(現在は終了)によって様々なキャラクターが登場するようになった。
主な作品:きんいろモザイク、ご注文はうさぎですか?、まちカドまぞく
何故か主人公よりも有名になってしまったキャラクター。
きんいろモザイクの主要人物にしてきらら系バトラーの代表格。
2023年現在、一部の動画で「グラシュ(※ゲーム「蒼の彼方のフォーリズム」に登場する特殊な靴)」や「デスノート」、「時間停止」といった様々な能力を行使できるようになった。
主なセリフ 「そぉい!」 「残念それは残像デース!」
ぼっち・ざ・ろっく!の主人公兼極度の陰キャ兼原作者公認の人外。当初はきららファンタジア準拠だったが、2023年以降はアニメ版での参戦が多い。最近では枠内で映像が使われることも…。
主なセリフ 「沈まれぇぇぇ!!私の中の承認欲求モンスター!!」 「いいいイキってすみません…」
スーパーロボット大戦シリーズ参戦組
2022年から出現した新ジャンル。
ガンダムシリーズや戦闘メカ ザブングル等の作品に出ていたキャラクターは2021年以前にも参戦していた形跡はあるが、現在では様々なスーパーロボット、リアルロボットが登場するようになった。(生身参戦のケースはガンダムシリーズ等、一部健在)
ちなみに、バンプレストオリジナルのバトラーはカオスバトルへの参戦がほとんど確認されていない。
主な作品:真マジンガーZEROvs暗黒大将軍、天元突破グレンラガン、アクエリオンEVOL
スーパーロボットの皮を被った終焉の魔神。魔神パワーやスペックが異常なほどに強く、「ファイナルブレストノヴァ」を撃たれると敵はほぼ全滅する。
主なセリフ 「やるぞZERO!全力だ!」 「焼き尽くせ!ファイナルブレストノヴァァァァ!!」
※音声は赤羽根ボイス(真マジンガー衝撃!Z編)の兜甲児
鉄華団の団長。参戦当初は出オチキャラだったが、時代が流れるにつれGジェネや異世界オルガの登場によって強化されており、今後のGジェネやスパロボの登場によって更に強化される可能性もある。
主なセリフ 「止まるんじゃねぇぞ…」 「何やってんだミカぁぁぁ!!」
アダルト系
この項目では原作アダルトゲームを取り扱わない。
※参戦した動画は一部年齢制限がかかる可能性あり
ホモビデオ
- (故)ビリー・ヘリントン
ファンからは兄貴と慕われているゲイビデオ俳優。少なくとも3DS時代から参戦しており、最近は頻度が減ったものの参戦数が0になったわけではない。
主なセリフ 「植え付けを行う!」 「アー!♂」
真夏の夜の淫夢の看板キャラ。2018年以降の参戦頻度が少ないが、出す作者もいる。主にアイスティーや邪剣夜域魔性音、BB素材による攻撃手段を持つ。
主なセリフ 「頭に来ますよ!」 「やりますねぇ」
ウホッ! いい男…
道下をホイホイ誘ってアー!した男。同じくカオスバトルでも暴れることも…
主なセリフ 「や ら な い か」 「俺はノンケだって構わないで喰っちまう人間なんだぜ」
出オチキャラ
DSi時代から恒例で、登場後、優先的に倒されるバトラー。
Youtube初期まではほとんどの動画では伊藤誠だけだったが、現在は出オチキャラの種類も増加している。
- 伊藤誠(SchoolDays)
誠氏ねで有名な人。
原作ゲーム版ではハッピーエンド・バッドエンド双方存在するが、こちらはアニメ版の誠。
登場直後に集中フルボッコにあったり、デスノートで西園寺世界を召喚されて刺される等、散々な目に遭うカオスバトラー1号。
現在では、攻撃手段を獲得した結果、扱いが出オチなのか普通~強いレベルなのかわからなくなってしまった。
主なセリフ 「ばかばかしい」 「パンチ?」
- 川井みき(聲の形)
ネタにされることがあれば、集中フルボッコにされることもある少女。
何故か稀に集中ヘイトスピーチされた後に倒されることがあり…。
主なセリフ 「どうして?石田君酷いよ」 「酷い…私、そんなことしないよ?」
- エターナル克己(仮面ライダーポプテ)
※イラストは仮面ライダーエターナル
大道克己/仮面ライダーエターナルをヘルシェイク矢野風にしたキャラ。
「SURPRISE-DRIVE」や「time」の歌詞を使うが、すぐ逮捕(ドゥーン)される。
主なセリフ 「サプラァァイ!」 「デスティネーションタァァイム!」
- 理不尽にも吹き飛んだおっさん(アンシャントロマン)
原作のオープニングにのみ登場しているせいでセリフが1つもないキャラ。
ちょっと攻撃食らっただけで、理不尽にも吹き飛んでしまう。
カウントが0になっただけで理不尽にも吹き飛んだり、集中攻撃された結果として理不尽にも吹き飛んだりと扱いは酷い。
場合によってはこの直下のキャラよりマシかもしれない。
セリフは原作に限ると1つもない
- 三子間弟下ヌ(でんぢゃらすじーさん邪)
カウントが1の時に(三コマ目なので)即死してしまうことがあるキャラ。
何をやっても三コマ目で即死のため、何も活躍できない。稀に二コマ目以内で死ぬケースが…
そのため、エターナル克己や理不尽にも吹き飛んだおっさんより扱いが悪いことも…。
元は読者のハガキから生まれたキャラクター。
Webアニメでは「3秒で死ぬ蔵」に変更され、登場から3秒で死ぬとか。
主なセリフ 「やぁぁるぜぇぇ!!」 「ぶふぉあ!?」
その他
他のバトラー(一部)
※名前とイラストのみ
- 桐生一馬(龍が如く)
- 倉科明日香(蒼の彼方のフォーリズム)
- マリオ(スーパーマリオ)
- 神崎・H・アリア(緋弾のアリア)
- ニャル子(這いよれ!ニャル子さん)
- シャナ(灼眼のシャナ)
- 天音かなた(ホロライブ)
- サンストーン(きららファンタジア)
- DIO(ジョジョの奇妙な冒険)
- 古明地こいし(東方Project)
- 新海天(9-nine)
- 伊地知ニジカ(ぼざろクリーチャー)
- 星野アイ(【推しの子】)
- 鹿乃子のこ(しかのこのこのここしたんたん)
ここに記したキャラクター以外にも、シリーズには数多くの人々が参戦している。動画を見て、お気に入りのキャラを見つけてみてはいかがだろうか?
主なカオスバトル作者
ここでは主に活動している作者の事を示す。
ワールドうごメモギャラリーのサービス終了以降はYoutubeにて活動する作者が増えているが、2024年5月末にYoutubeの仕様変更を境にそれまでYoutubeにて活動していた作者のチャンネルが一斉に凍結された事もあり、現在はYoutubeで活動する作者よりもニコニコ動画などで活動する作者が多い。
- うごメモ時代
・ケイ
・すいそ
・Mesiken
・tsk sgwr
・NUサーモン
・川端佐紀行
・ゼクス
・たっくん
・えありぐ
・あんぱん
・ZR
- YouTube時代
平成 |
---|
ダークスラッシュRX(凍結) 四季島モルガン(引退、全動画視聴不可) 夜桜 ドクターK (凍結) ApitanN1000/Piatan7000 RTI-KLIsT?To~no? |
令和 |
---|
ハッシュ(凍結) 洛楽特急大阪人(凍結) 霧雨カッキー(現在はアカウント削除されてる) ヴァルト 爆砕竜G ただのカオスバトル愛好家 O.K(凍結) ホムイヒト=コイシスキー(凍結) 鎌田白菜 ブロちよ Kento。 チューリングチャスカ(凍結) 米蜆(凍結) HIKAKINTV信者メン(凍結) もる(旧垢) 2bit Dragon(凍結) テリー・ハワード(凍結) れうてゃ†(凍結) United international channel Tsuchi-Suna Channel ウルデラH.H. AR アクエリアス(凍結) 青梅酸辣(凍結) KG ベジタリアンベジータ(凍結) |
Youtube時代(2024年5月以降に新垢作成) |
---|
ダクスラ神(ダークスラッシュRX) ツビドラ(2bit Dragon) |
Youtube時代(※ニコニコ動画のアカウント) |
---|
注意:現在、このリストは2024年8月5日以降の投稿が確認できる一部作者のみ載せています。 |
適宜リンクを追加してください |
Spectrum S.VI ダクスラ 2bit Dragon 夜桜 |
小説
※敬称略
歴史
カオスバトルは2010年、うごメモで活動していたケイの原案の基に一大ブームとなった。特にこの頃YouTubeに投稿された『28人バトル』や『カオスバトル』は再生回数ミリオンを突破している(現在は両方削除済み)。この頃はドナルド、ムスカ、モナーと言ったネット黎明期のキャラが主要となっていた。
2013年からになり従来のうごメモがうごメモ3Dとしてパワーアップすると使える色やエフェクトが充実し、カオスバトルも一層派手で躍動感に溢れるようになった。まや、作者同士の合作やチーム戦が考案されたのもこの時期。この頃になると野々村竜太郎や半沢直樹といった実在人物やあっち系の歪みねぇ人物も見られるようになりキャラのバリエーションも富むようになった。
やがて2018年にうごメモのサービスが終了するとカオスバトル文明も一旦終焉を迎えたが、ダークスラッシュや四季島モルガン、さんなかチノがカオスバトルを編集ソフトで製作してYouTubeに投稿。ここにカオスバトルはかつての活気を取り戻し黄金時代が築き上げられた。
その後様々な騒動による紆余曲折はあったが現在も様々なカオスバトルが日々投稿され続けている。
そして、2021年7月12日...