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ふたりエッチ

ふたりえっち

克・亜樹によるラブコメ漫画。新婚夫婦の性生活をテーマとし、同時に単なる「オカズ」漫画ではなく、SEXや男女関係のHOW TO漫画としてのコンセプトも持っている。
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ふたりエッチとは、克・亜樹ラブコメ漫画である。


概説

小野田真とその美人妻優良性生活を中心とした、青年向けラブコメ漫画。

連載開始は1997年。ヤングアニマル創刊時からの古株で、現在も連載中


最大の特色としてオトナの性教育漫画というコンセプトを持ち、(主に真の妄想というかたちで)SEXシーンが挟まることこそ多いものの、性器ヘアーの直接的な描写はなく(男性器バナナで示唆する程度)、あくまで男女の恋愛SEXのテクニック、性差による価値観の違いなど、読者の知識を肥やす教養漫画としての傾向が強い。ときにSEXはおろか、お色気シーンさえない回も存在する。


企画当初、編集からは「『ああっ女神さまっ』みたいなエッチな漫画を描いてほしい」と頼まれたものの、「エッチな漫画は売れて10万部だから嫌です」と初めは断っている。その後、編集部の熱意に負けて執筆に移行した際、「ただのエッチ漫画では買い手は限定される」と考え、都合の良い言い訳として先述のコンセプトが成立したという。


よって、明らかにSEXシーンを挟むにもかかわらず、本漫画はR-18指定を受けない「一般向け青年漫画」のジャンルに該当するという、独特の立ち位置を確立させて見せた。


外伝作としてレディコミ誌『シルキー』に連載された優良さん視点の「ゆらさん日記」がある。またスピンオフ作品として真の兄である明を主人公とした「性の伝道師アキラ」が存在する。


ドラマ映画の両面で実写化されており、それも複数回に亘っている。またOVAではあるもののアニメ化もされている。


あらすじ

小野田真とその妻・優良は、お見合い結婚で結ばれた新婚カップル。

お互い生真面目に生きてきたせいか、世間でいう「男女交際」をよく知らずに結婚してしまい、SEXの仕方さえあいまいな知識でしか知らない童貞&処女夫婦となってしまった!


お互いを深く愛し合いながらも、それを夜の生活になかなか繋げられない。

そんな二人は、知人や友人に頼って夫婦生活のイロハをふたりで勉強し始める!


登場人物

小野田真(おのだ まこと)

CV:上田祐司 (OVA1・2) / 中村悠一 (OVA3) / 岩田光央 (ラジオドラマ)

本作の主人公。25歳(→31歳)。

外資系化粧品メーカーに勤めるサラリーマンで、出生街道を邁進する若手のホープ。

恋愛には鈍感だが、誠実で優しい性格から女性受けはとても良く、中には既婚者と知ってでもオトしにかかる女性さえいる。ただかなりスケベでもあり、性的なニュアンスを含んだ言葉からすぐにSEXに関することに頭が切り替わったり、結婚後も妻の眼を盗んでアダルトビデオを見ながらオナニーに耽ったりするクセが抜けていない。

愛妻である優良を「優良さん」と敬称して大切にする一方、誘惑に弱くついついほかの女性との関係を妄想しがち。それでも最後には誘惑を断ち切って、妻への想いを貫く男気はある。

包茎・短小・早漏の三重苦持ちだが、スタミナと回復力はかなりのもので、多い時には4時間で7ラウンド(最高記録は24時間で10ラウンド)も愛し合ったことがある。

兄妹に明・淳(CV:横手久美子)、従姉に産婦人科医の松崎杏子(CV:冬馬由美)がいる。


小野田優良(おのだ ゆら)

CV:川上とも子 (OVA1・2) / 恒松あゆみ (OVA3) / 黒田由美 (ラジオドラマ)

真の妻で、本作の看板キャラクター

旧姓は「河田」。25歳(→31歳)。

緩いウェーブのかかった黒髪と、極上の女性美を兼ね備えた美人妻。

性格も奥ゆかしくお淑やか、真のことを「真さん」と敬称して大切にする大和撫子の鑑。ただ流石に夫の旺盛過ぎる性欲には、ときに頭を痛めてしまうことも。

料理は不得手だったが、努力を重ねて徐々に改善されていった。

性格は天然ボケ気味で、生真面目さから小さなことでも真剣に悩んでしまう。また少し理屈っぽく、意外に嫉妬深いところがあり彼女の笑顔は怒りの表れでもあるらしい。密かに二次性ナルシシズムのきらいがあり、特に真との夫婦の営みでより強い快感を追い求める傾向として表面化する。

結婚前は旅行代理店で働いており、真とお見合いして「誠実で優しそう(特に笑顔が素敵だった)」という理由から、真を伴侶として選んだ。現在は専業主婦だが、一ヶ月ほど飲食店でバイトしたこともあった。

けっこうアクティブな面もあり、フィットネスクラブに通い、運動が得意で高校時代はテニス部に所属し県大会2位にまで上り詰めた。お酒に強いが若干の酒乱の気があり、呑むと大胆な行動に出ることが多い。頭の回転も速く、世渡り上手。しかし当人に「自分が美人」という自覚はない。

最初はSEXに対して戸惑い気味だったが、真と一緒に学んでいく中で段々と積極的になっていった。それでも後ろの穴は抵抗があり、「妊娠できない」という理由で断り続けている。

夫と過ごす時間を何よりの幸せと感じている。

実家には父親の秀樹(CV:水越建 (OVA3))・母親の千春(CV:安國愛菜 (OVA3))、妹の梨香(CV:高野直子 (OVA1・2) / 斎藤千和 (OVA3) / 草地章江 (ラジオドラマ))がいる。


杉山真紀絵(すぎやま まさえ)

CV:高田由美 (OVA1・2) / 矢尾幸子 (OVA3)

真の同僚。眼鏡を掛けている。真に対し強い不倫願望を持っており、それゆえトラブルメーカーになることもしばしば。


岡浜学(おかはま まなぶ)

CV:鈴村健一 (OVA1・2) / 白川周作 (OVA3)

真の同僚。長い前髪と出っ歯が特徴。キャバクラ好きで真を度々付き合わせる。


稲垣与作(いながき よさく)

CV:川田紳司 (OVA1・2) / 勝杏里 (OVA3)

真の同僚。髪を真ん中で分けている。老け顔に見えるが29歳。


長尾舞(ながお まい)

CV:小林元子 (OVA3)

真の同僚。


利根川育代(とねがわ いくよ)

CV:杉本ゆう (OVA1・2)

真の同僚。


菊池みゆき(きくち みゆき)

CV:浅川悠 (OVA1・2) / 野水伊織 (OVA3)

真の後輩。コンタクトレンズを着用している。一度、学生時代に自身の家庭教師を務めた真に恋をしたこともある。


香取(かとり)

CV:原田晃 (OVA3)

真の上司で、部長。眼鏡を着用している。


牧くるみ(まき くるみ)

CV:ひうらまさこ (OVA3)

真の所属する課の女性課長。眼鏡を着用し、香取と交際する。


小松奈央(こまつ なお)

CV:松嵜麗 (OVA3)

真の後輩で関西育ち。真の初恋相手に似ている。


矢吹美香(やぶき みか)

CV:山田美穂 (OVA1・2)

小野田夫婦の部屋の隣人。夫に武(CV:麻生智久)がいる。


椎名庄子(しいな しょうこ)

CV:成田紗矢香 (OVA3)

元OLの小説家。幼児体形(初対面の梨香から学生と間違えられるレベル)だが、20代。夫に健(CV:竜門睦月(OVA3))がいる。夫の健は初対面時に真からヤクザと疑われたことがあるレベルで強面だが実際は温厚且つ気さくな人物で妻を度々気遣う愛妻家。


里見英作(さとみ えいさく)

CV:寸石和広 (OVA3)

会社社長。


緒方也実(おがた なるみ)

CV:木村亜希子 (OVA3)

里美の愛人。たびたび真を狙うような言動を取るため優良をやきもきさせることも。


堤久夫(つつみ ひさお)

CV:上田燿司 (OVA3)

バツイチのサラリーマンで眼鏡をかけている。娘に、るい(CV:原嶋あかり (OVA3))がいる。


久保田桃(くぼた もも)

CV:松来未祐 (OVA3)

小野田夫婦と同じマンションに住む主婦。夫の厚志(CV:水野貴雄 (OVA3))はIT企業勤務。


舞阪理子舞阪理子

CV:高木礼子瀧本富士子 (OVA1・2)

優良の友人たち。


山田拓(やまだ たく)

CV:山口勝平 (OVA2) / 白川周作 (OVA3) / 岩永哲哉 (ラジオドラマ)

梨香の恋人だがナレーションにたびたび最低男山田と評されるほどスケベであり梨香の父親である秀樹から特技を聞かれた際コンドームを片手で付けられる」というしょうもないにもほどがある返答をした事も。それでも根は善人なので梨香からは憎からず思われている。


真中琴音(まなか ことね)

CV:小野愛美 (OVA3)

姫川女子高校の生徒。


東海林志穂(しょうじ しほ)

CV:山田悠希 (OVA3)

姫川女子高校の生徒。


五郎(ごろう)&かおる

CV:千葉進歩内川藍維 (OVA1)

小野田夫婦が北海道旅行で出会ったカップル。


余談

子供問題

物語の都合上とはいえ、これだけ充実した性生活を営んでいるにもかかわらず、長年連載が続いても子供が出来る気配が無いことから「不妊治療を検討するべきでは?」と読者から割と真面目に心配されることもある。

劇中でも、親類縁者から心配される場面があるほど。

ただ読み返していくと、子作りの意識はあっても「気持ちいいSEX」を優先しがちなところが(作品の特徴として仕方ないとはいえ)多く、子作りが後回しになっていることも親類から指摘されている。


そして連載から20年以上、劇中の時間で結婚生活から6年を経てようやく子宝に恵まれた

漫画の性質上、妊娠出産を気軽に描くことが難しかったとはいえ、これは流石に長すぎた(汗)。


ただ性教育漫画として、「SEX≠子作り」(結婚≠子作り)という現代的な価値観も挟んでいる節はあり、女性の結婚と性への意識をすぐ子作りに繋げがちな旧来的な思考に対する反証として、「子供を欲しがるタイミングは夫婦で決めて良い」という意識を表現していたのかもしれない。



関連タグ

克・亜樹 ヤングアニマル

性教育 SEX 夫婦の営み

ラブコメ


外部リンク

白泉社による公式サイト

Wikipedia

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