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概要

CV:関智一

謎の軍事組織リヒタースケールの統率者で、物語の中盤から登場する。

人やゾイドなどを放っておくとカオスの集団にしかならないため、「力のあるもの(=自身)が全てを統率・支配すべき」という思想を抱いているが、カリスマ性に優れ、ゾイドの知識もかなり豊富。

表向きはブルーシティの市議会議員でありベニエス高原に別荘を構えられるほどの莫大な資産家として活動していたが、裏では世界征服のために暗躍していた。自らの野望の成就の為に「オペレーション・ジェネシス」という計画を進めていく過程でエナジーライガー凱龍輝を生み出したが、最終的にセイスモサウルスを選ぶ。


元々、アルファの父親であるロブと、サベージハンマーの現オーナー・サンドラの母が再婚したことで、アルファとサンドラは兄妹関係(サンドラから見ればアルファは義兄)となっていた。

それはサンドラの父だったマッハストームのグラハムがマービスの裏切りで命を落とした後の出来事であり、「グラハムの命を奪ったのはマスクマン」という偽りの言葉をマービスが彼女に吹き込み、マッハストームを憎むよう仕向けられた彼女を自身の計画のために利用し始める。


そうして、サンドラに裏社会の人間を紹介してチーム・サベージハンマーの結成を認め、サンドラの手によってRDに敵対心を抱くようになったブレードにT-REXモデルのバーサークフューラーを与え、ライガータイプのライガーゼロを駆るRDと幾度となく戦いをさせることで、「オペレーションジェネシス」に必要な「究極のゾイド」に必要な戦闘データを収集していった。


また、自分の息子であるリュックを、リヒタースケールと協力関係にあるゾイド権威のピアーズ博士を経由してサベージハンマーに送り込み、バスターフューラーのデータを収集している。


バスターフューラーが破損し凱龍輝を勝手に持ち出したリュックはその後、アルファの秘書であるレベッカ(のディメトロプテラ)によって洗脳され、操り人形と化す。

アルファから見れば実の子でさえも、自分が統率・支配する道具でしかなかった。


オペレーションジェネシスの拠点を、ゾイドバトルのメッカとされる「ブルーシティ」に定める。

計画に必要な戦術AIを搭載したキメラユニットの試作機(フライシザース、シェルカーン、デモンズヘッド、ディプロガンズ)をレナートに提供して戦闘データを収集させたり、洗脳したリュックをレオゲーターに搭乗させZiファイター狩りを行わせるなどで計画を進めていくと同時に、ブルーシティで「ゾイドやZiファイターは危険な存在」と印象付けていく。


そして、協力者のピアーズに治安局チーフ・ガミーのゾイドでありブルーシティの守護神と呼ばれるゴジュラスギガを細工・暴走させたことを決定打に、自身がブルーシティの新市長に就任する。


ブルーシティの市長に就任後は、私兵部隊のキュラッシャー隊を配備して、都市の再開発と治安局の再編を行い、治安局ゾイドを全て戦術AI搭載のキメラユニット「シザーストーム」「レーザーストーム」に切り替え、チーフであるガミーを追放。更には自らの政策に反発するZiファイターらによるレジスタンスのアジトに彼らの協力者を装った秘書のレベッカを送り込んで破壊工作を行ったり、レジスタンスが保有するゾイドを強制的に徴用して破壊し、さらにはブルーシティの守護神であるゴジュラスギガを、完成させたセイスモサウルスの2連装レーザー一撃で戦闘不能に陥れることで自らを新たな守護神と名乗り、反抗の芽を摘むなど本格的にブルーシティの独裁を始める。

なお、キュラッシャー隊には、サンドラやマッハストームに因縁を作ったマービスを配属している。


決戦時はRD達レジスタンスを一掃するために自らもセイスモサウルスに乗り込み彼らと対峙。アルティメットセイスモ形態が崩されたが、直後にマービススティルアーマーとユニゾン。ベルセルクセイスモとなって壊滅寸前にまで追い詰めた。しかしRDのゼロファルコンが彼の追い求めていた「伝説のゾイド」として覚醒し、ベルセルクセイスモは大破。勝負に敗れたアルファは、治安局に身柄を拘束された。


ちなみに、彼はセイスモサウルスの荷電粒子砲をバトルストーリー版と同じく「ゼネバス砲」と呼んでいた。

本作『フューザーズ』は、「ゾイドバトルストーリー」の「三体の古代虎」世界(大戦を終えた後)を準拠にした話であり、またゲーム版「ゾイドサーガフューザーズ」では、アルファがZi-Arms社長・クラウンと繋がりがあり、彼の部下のラミアから「セイスモサウルス」のデータを提供されたという描写があったため、ゼネバス帝国ネオゼネバス帝国の名をアルファは知ったうえで述べていると思われる。


登場したのは中盤からだが、バートンやリュック、ピアーズ博士などオペレーションジェネシスの計画を見れば遅くても第2話の時点で既に魔の手を伸ばしていた。


オペレーションジェネシス

アルファ自身が抱く「集団は放っておくとカオスにしかならないため、絶対的な力を持つ者(=自身)が全てを支配し統率すべき」という思想を実現する計画。

その計画に必要となってくるものが「究極のゾイド」であり、これを作り上げるため、T-REXタイプの「バーサークフューラー」、ライガータイプの「ライガーゼロ」のユニゾンを含む様々な戦闘データを収集し、究極のゾイドに相応しいゾイドを作り上げようとした。

この2体を接触させるため、サベージハンマーに送り込んだリヒタースケールの刺客であるバートンを動かしている。


その結果生まれたのが、T-REXタイプの「凱龍輝」と、協力関係にあったピアーズ博士が作り上げたライガータイプの「エナジーライガー」であった。

しかし、エナジーライガーには時折制御不能となる致命的な欠陥が発見されたためにピアーズ共々追放され、凱龍輝はリュックが勝手に持ち出してブレードに与えてしまった。


しかし、データ収集対象だったライガーゼロはRDの手により新たなユニゾンである「ゼロファルコン」を発現し、ブレードの凱龍輝もまた「凱龍輝デストロイ」「凱龍輝スピード」のユニゾンを実現させたことで、更なる戦闘データを収集。

これにより、エナジーでも凱龍輝でもない究極のゾイド「セイスモサウルス」の完成を目指す。


その他、オペレーションジェネシスの手駒となる無人のキメラユニット(戦術AI)の実用化も本格的に着手。

手始めに、チーム・ブラックインパクトの再建を目指すレナートに4機のキメラユニット(フライシザース、シェルカーン、ディプロガンズ、デモンズヘッド)を与え、実戦における戦術AIの戦闘データを収集。


その後、欠陥を修正しより強力な量産型キメラ「シザーストーム」「レーザーストーム」を作り出すことに成功。さらに、セイスモサウルスとのユニゾンが可能な巨大な2機と、「スティルアーマー」を製作。


こうして、第20話「エヴォリューション」にて全ての戦闘データの収集を終えたことでオペレーションジェネシスに必要なゾイドが揃い、ブルーシティを拠点とした惑星Zi全土の支配に向け、表舞台に出てきて動き出す。


余談

  • 「オペレーションジェネシス」の呼称は、次回作である『ゾイドジェネシス』への伏線である。

  • アルファが「オペレーションジェネシス」の一環で作り上げた「究極のゾイド」候補である凱龍輝、エナジーライガー、セイスモサウルスは、ユニゾンの制限時間を無視している描写がある。「Ziユニゾン」は、大戦時代に用いられたB-CAS(ゾイド同士の相性を無視して合体する代わり、コアへの負担が尋常ではなく、大戦後にB-CAS搭載ゾイドがほぼ死滅するほど)とは異なり、ゾイド自身への負担を減らすために時限的制限を設けているものである。その時限的制限を設ける必要がないということは、「ユニゾンにおけるゾイド同士への負担が完全に0にできるほどの相性を持つ(あるいは元々完全な相性となるようなコンセプトで開発された)」ともいえる。アルファは究極のゾイドを作り上げる過程で、様々なユニゾンゾイドのバトルデータも大量に収集していたため、これらのデータから負担0のユニゾンが可能なゾイドを作り上げたのかもしれない。(そもそも、オペレーションジェネシスで惑星全土を制圧できる力を示すにあたり、究極のゾイドがユニゾンの時間制限で行動不能になってしまっては元も子もない。)
    • 凱龍輝及びディスペロウ、エヴォフライヤー、セイスモサウルス及びシザーストーム、レーザーストームはアルファ側が究極のゾイド候補とそのサポート用として作っている。エナジーライガー及びレイコングは、アルファと協力関係にあったピアーズ博士が、同じく究極のゾイド候補として作り上げた。

  • 実のところアルファ自体がゾイドのパイロットかというとかなり怪しい。作中でゾイドに乗った事(少なくとも一人では)は全くなく、セイスモサウルスが初登場する場面では外で演説中で彼の部下が操縦していたのか無人で機動していたかは不明。最終決戦でようやくセイスモサウルスに搭乗し自ら戦場に向かうが、複数の部下も搭乗していた等、少なくともセイスモサウルスはアルファ専用機ではないようだ。

関連項目

ゾイドフューザーズ ラスボス


ギュンター・プロイツェンジーンⅠ世ギャラガー…同シリーズにおける組織のトップかつ野心家。特にギャラガーは担当声優まで共通。

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ゾイドフューザーズ ぞいどふゅーざーず

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