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CV:安原義人


概要

かつて、クッキングダムを守護する「クックファイター」のリーダー(キャラクター紹介では「クックファイター・グランデ」と表記されている)だったローズマリーフェンネルシナモン3名の師匠でもあった人物。「スペシャルデリシャストーン」の開発者ともされている。

ローズマリーの「これ(スペシャルデリシャストーン)を作れる人はもういないのに…」というセリフや、第34話の「師匠はもう…」というセリフから察するに物語開始以前から既に故人であると思われる。


詳しい理由は不明だが、本編開始前の20年前(デパプリにおける西暦2002年)においしーなタウンに来ており、よねの友人である浅井又三郎は「はらペコで倒れていたところをよねさんが見つけた」と証言しており、曰く「猫のかぶり物をした風変わりなヤツだった」という。


それから少しした第36話、なんとエナジー妖精パムパムメンメン、そしてコメックス一世と共にこの町で知られてはいけない何かを作り出し、パムパム達の記憶を封印したことが判明。怪しさにより拍車が掛かっていた。


そして第38話では、プリキュア達とローズマリーが真相を知るためにコメコメ二世の力で20年前の世界へワープ。その時にTV初登場を果たす。

その姿は確かに又三郎の言った通りに猫のかぶり物をしており、猫じゃらしにじゃれる、語尾に「にゃ」を付けるといった猫らしい素振りを見せていた。


彼は盗まれたレシピボン探索のために3体のエナジー妖精と共においしーなタウンで人々と交流していく内、この街に強い愛着を持ったのだという。

上述の通り、ジンジャーは腹ペコで倒れていたところをよねに助けられ、その縁で和実家の居候になっていた(ゆいはこのことは聞かされていなかった様子)。

このため、よねのお世話になっていた町の住人はみんなジンジャーと面識がある。プリキュアの親世代でも、ゆいの父(当時結婚前)、らんの両親夫婦、あまねの両親夫婦、拓海の母(当時結婚前)はジンジャーと親しかったことが判明している。

(※ゆいの母は当時は板前修行で家に戻っていなかった。ちなみにここねの両親及び芙羽グループについては現状での関係が不明)

お別れパーティーには浅井又三郎と、『はごろも堂』の店主松山咲枝も来ていた。


ジンジャーは正直なところ見た目も言動も怪しい人物なのだが、結構な人たらしであった模様。街を去る時に「いつの日か俺のような格好をした男がこの街に現れるから、その時は仲良くしてやってくれ」と言い残していた。現代でプリキュアの両親達がローズマリーのことを別段怪しまずに受け入れている理由の一つである。

なぜジンジャーは未来を予言をできたのか?それはもちろんこの第38話で未来からやって来たプリキュア達と出会い、自分の弟子・ローズマリーが20年後にこの街にやって来ることを知ったからである。


盗まれたレシピボンは無事見つかったのだが、ジンジャーはレシピボン盗難の犯人がシナモンであることはあらゆる証拠が示しているが、逆にあまりに出来過ぎているために「これは誰かがシナモンに罪をなすりつけようとした罠ではないか」と疑っていた。そして「シナモンの他に黒幕がいるなら、その者は後々何かとんでもないことをするかもしれず、愛するこの街にも災禍が及ぶかもしれない」と心配していた。

だが、任務が完了したからには人間界にこれ以上留まり続けることもできないとして、クッキングダムに帰還することになった。その当日に20年後のプリキュア達と邂逅したのである。

そして20年後のプリキュア達からブンドル団がおいしーなタウンで暴れていることを聞いて、心配が現実になったことに憂いを覚える。


そしてジンジャーとエナジー妖精達は、自分が愛したおいしーなタウンを悪者の手に渡さないために、未来のプリキュア達にある贈り物をすることに決めた。

クッキングダムに帰る日の夜、彼とエナジー妖精達がとある神秘的な儀式によってある物を作り出した。それはほかほかハートの蓄積装置であった。それは本来クッキングダムの技術によって作られるもので、人間界にそれを作り出すために、ジンジャーとエナジー妖精は力を限界まで引き出した。そして、その消耗によって彼等からおいしーなタウンに滞在していた期間の記憶が失われた。これがパムパムとメンメンの記憶封印の真相である。

尤も、この記憶消去もジンジャーが意図していたものである。「ほかほかハートの蓄積装置はこの街を守るための”秘密の切り札”であり、誰にも知られてはいけない。秘密を守るために自分達がこれを作ったという記憶を自分達からも消す」というのが彼の目論見であった。

しかし本人が忘れてしまえば、切り札を未来に託すこともできなくなる。なので、この事実を20年後のプリキュア達に伝えたのだ。

この切り札が本当に誰にも気づかれていなければ、現代(2022年)のおいしーなタウンのどこかに、20年間蓄積され続けた莫大な量のほかほかハートが蓄積されているという。


なお、プリキュア達が20年前にやって来た本来の目的の一つに、ローズマリーの持つ壊れたスペシャルデリシャストーンをジンジャーに修理してもらうことがあったが、ジンジャーは過去の人間が未来の物を直すことはできないタイムパラドックス的な言及をして断った。


ちなみに第2話でローズマリーがフェンネルから活動資金として受け取った財布はジンジャーのもので、その中には当時ジンジャーが集めた大金が入っていた(ジンジャーが人間界でどんな仕事をして結構なお金を集められたのかは詳細不明だが…)。

そのことを知らされたジンジャーは、ローズマリーとの別れの際に「俺の財布…役立てるにゃ!」とさらりと言っていたが、これは「お金を有効利用してくれ」と言うだけではなく、本当にこの財布に秘密が隠されていた。


第40話にて、この言葉を思い出したローズマリーが財布を調べてみると、財布の中に魔法陣が仕込まれており、ブラックペッパーのものと同じ緑色のデリシャストーンが現れたのである(第30話で財布が空になったときは見つかっていなかったため、必要になった時に現れる仕様になっていたと思われる)。

ジンジャーは「ストーンを直せないのでシナモンに会って直してもらえ」と言っており、修理に必要なストーンを財布に隠したのだ。直接ローズマリーにストーンを渡す(=過去の物品を未来に持ち替えさせる)はタイムパラドックスを生み出す危険性があるから修理できないが、この形でならローズマリーにストーンを渡せると考えたのだ(後にこの石はシナモンを持ち主に選び、ブラックペッパーに渡った緑のデリシャストーンと同じ能力を発揮していることから、シナモンが使うことを見越して用意したものと思われる)。


この回では拓海のブラックペッパーの継続とローズマリーの石の復活が二者択一となっていたが、新たなデリシャストーンを手に入れたローズマリーがそれをシナモンに渡し、シナモンがそれを修理の触媒に用いることでブラックペッパーが引退することなくスペシャルデリシャストーンを修理することに成功した。


余談

演じる安原氏はプリキュアシリーズ初出演。

キャッツ♥アイ』の内海俊夫等で知られているが、『キャッツ』に関してはこの登板によって鬼籍に入られた藤田淑子氏・内海賢二氏等を除いた昭和期アニメのメインレギュラーが『プリキュア』シリーズにほぼ出揃った(ちなみに安原氏は本作最終回直前に配信される『ルパン三世VSキャッツ・アイ』で久々に俊夫役を再演する)。

頭頂部から目元を隠すマスクを被っているという意味では『パーマン』で演じたバードマンとも共通する。


名前の由来はスパイスの一種・そして生姜の英名であるジンジャーからと思われる。


関連タグ

デリシャスパーティ♡プリキュア

ローズマリー(プリキュア) 和実よね 浅井又三郎

クックファイター 師匠 スペシャルデリシャストーン


ジバニャン:被り物の配色とデザインが瓜二つ。


ニャンダーかめん:昔テレビ朝日系列で、日曜朝に放送されていてたアニメの猫仮面のヒーロー。


忍風戦隊ハリケンジャー仮面ライダー龍騎おジャ魔女どれみドッカ~ン!:リアルの20年前に放送されてたニチアサ番組。


ブルーサ・イー:ニチアサにおいて、同じく物語開始時点では既に故人で、尚且つ敵と味方に分かれたがいる師匠繋がり。未来における希望を遺している点も共通。


ジンジャー(ドラゴンボール):名前の由来が同一で制作会社も同じだが、こちらは敵キャラクター。


エフィリンクラベル校長ゴードン:ある意味では同類?。なお、エフィリンの声を担当した人は、次回作にて、ゲストキャラを担当することになる。


アニメ神頼みシリーズミラクルサイキッカーSEIZAN深見東州監修のOVAで中の人ネタだが安原氏が担当するキャラがまるでスーパー戦隊仮面ライダープリキュアシリーズのキャラに出て来そうな真面目で誠実なシーンがある。














以下、ゴーダッツとジンジャーの関係についての真相の記述あり。














後にブンドル団団長・ゴーダッツの正体はジンジャーの最初の弟子・フェンネルだと明かされた。


元々フェンネルはジンジャーの下で修行に励んでいたが、ジンジャーが弟弟子としてシナモンを引き入れた頃から彼の運命は変わり始めていく。


フェンネルはシナモンと共に修行に励んでいた中、ジンジャーに認められ、いずれは彼を越える事を目標に「自分こそがジンジャーの後継者に相応しい」と考えていたが、実際にジンジャーの後継者に選ばれたのはシナモンであった。(この頃にはローズマリーも弟子入りしていた)。

  • シナモンがジンジャーの後継者に選ばれた理由は、『アニメージュ』2023年2月号の深澤敏則氏のインタビューにて「フェンネル、シナモン、マリちゃんの3人の中で、ジンジャーから見てストーンを受け継ぐに最もふさわしい心・技・体を持っていたのがシナモンだった」と語られている。

ローズマリーがジンジャーに弟子入りした後、ジンジャーは「フェンネルは兄弟子としてシナモンを支えてくれるだろう」と信頼して弟弟子と共に3人でクッキングダムを守ってくれるだろうと期待していた。


しかし、フェンネルは表向きは「善良な人格者」を装いながら、裏では「欲しい物を手に入れるためなら周りの人が不幸になっても厭わない強欲な凶漢」と化し、やがてシナモンにレシピボン盗難の濡れ衣を着せてクッキングダムから追放させたという。


…なんとも皮肉な結末である。ジンジャーはシナモンのことを「シナモンは悪に走る男じゃにゃい。」という程信頼していたが、フェンネルが『しっかりした頼りになる兄弟子』の「仮面」の下にどれほど激しい嫉妬心を隠していたかは気づけなかったのだから…。

  • 2023年アニメージュ2月号での深澤敏則氏のインタビューによれば、「フェンネルは師匠に嫌われたくないので、激しい嫉妬心を隠して、黙って『いい子』を装っていた」ということである。

時は流れ、王宮でジンジャーのスペシャルデリシャストーンの継承の儀が行われた。そのストーンはクッキングによって分割されて半分がローズマリーの手に渡ることになった。フェンネルはストーンを分割されたことに不満を抱いていた。

  • この頃にはもうジンジャーの姿は無かった。恐らく既に他界していたと思われる。

そして、20年の歳月をかけてフェンネルはゴーダッツとして新たにスペシャルデリシャストーンを作り出し、自分こそが二つのスペシャルデリシャストーンを誰よりも使いこなせる存在であり、ジンジャーがそんな自身よりシナモンを後継者に選んだ事を間違いだったと証明するために祖国クッキングダムと人間界に牙を剥いたのだった。


貴方はもういないのに、貴方の言葉は未だ、

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