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概要

スジクロシロチョウ(筋黒白蝶)とは、シロチョウ科シロチョウ亜科モンシロチョウ属に分類されるの一種。

よく似たシロチョウであるモンシロチョウよりも少し大きく、2.4~3.5cmほど。

国内分布:北海道、本州、四国、九州、屋久島

国外分布:東シベリア、中国、朝鮮半島、サハリン、南千島


山地や丘陵地の林縁や渓流沿い、湿った草原などでよく見られる中型の蝶で、平地での個体数は少ない。

市街地では木々が生い茂る大きな公園などで見られる。

明るく開けた環境を好むモンシロチョウと違い、森林などの薄暗く涼しい環境を好み、モンシロチョウとは棲み分けている。


成虫の出現時期は3月~10月で、モンシロチョウよりもやや遅れて現れる。

越冬形態は蛹。

幼虫の食草はアブラナ科アブラナヤマハタザオハクサンハタザオショカッサイタネツケバナイヌガラシキレハイヌガラシスカシタゴボウワサビヒロハコンロウソウオランダガラシ(クレソン)、ムラサキハナナマメグンバイナズナキャベツなど。

キャベツやダイコンなどの栽培種を好むモンシロチョウと異なり、主にイヌガラシ類やハタザオ類、タネツケバナ類などの野生種に産卵する事が多い。


モンシロチョウとよく似ているが、翅にある筋(翅脈と言う)の周りが黒~灰色の鱗粉で縁取られてよく目立つ事や、翅の黒い斑紋が四角形に近い事(モンシロチョウは丸い)、翅の付け根の黄色が濃い事などで区別可能。

春型は翅の筋が太く濃くよく目立ち、夏型は翅の斑紋が大きく目立つ。

オスは発香鱗という鱗粉からレモングラスの様な強い香りを放出する。

これは性フェロモンで、この匂いでメスを引き寄せる。


近縁種としてヤマトスジグロシロチョウエゾスジグロシロチョウが挙げられる。


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 シロチョウ モンシロチョウ

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