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ドラゴンクエストⅠ

どらごんくえすとわん

スクウェア・エニックスのコンピューターRPG『ドラゴンクエスト』シリーズ第1弾。
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今、新しい伝説が生まれようとしている

概要

RPGの一大シリーズ『ドラゴンクエスト』の第一作にして、家庭用ゲーム機初の非リアルタイムRPGである。1986年6月発売。発売時のタイトルは単なる『ドラゴンクエスト』であったが、シリーズ化されたため他と区別するため「Ⅰ」を付けて『ドラゴンクエストⅠ』と呼ばれるようになった(リメイク後はそれが正式タイトル)。
伝説の勇者の末裔が、伝説を再現しつつを倒しさらわれたを助け国の平和を取り戻すという、おとぎ話のような古典的なストーリーでありながら、実は姫を助けなくともクリア可能など奥の深さを備えていた。

当時と現代の評価

初代のFC版を現在のRPG慣れしたプレイヤーがプレイしても、戦闘が単調で経験値やゴールド稼ぎが面倒という感想が出るのではないだろうか。実際リメイク版も頑張ってはいるがそれほど評価は高くない。しかし、当時のプレイヤーのほとんどはRPG初挑戦同様で、レベルを上げ、お金を稼いで装備を整え、主人公が少しずつ強くなるRPGのシステム自体が新鮮で、心躍らせてプレイしていたのである。
「話す」コマンド時に東西南北の方向を指定する必要があるのも今から見れば面倒なだけだが、非リアルタイムゲームのほとんど無かったFCではむしろ、「コマンドを駆使し情報を集める」というスタイル自体が真新しいものに感じられた。先駆者の利があったことは否めない。しかし少なくとも先駆者の利を活かせるくらいには出来が良かった。
ゼルダの伝説』がそれまでのファミコン文法でRPGを最大限表現した傑作とすれば、『ドラゴンクエスト』は、ファミコンの操作系にパソコンRPGの文法を上手いこと持ち込んだ傑作と言えるだろう。
※注: ただしゼルダの開発陣は、RPGではなくアクションAVGとして作ったとか。

ビジュアル的には「蟹歩き」や野外フィールド上になぜかある階段(ほこらの代用)など、現在の水準から見ればツッコミどころも多い。しかし、これは決して手抜きではない。DQ1のROMカセットの容量は当時としては高容量とは言え僅か512kbit(64KB)であり(ちなみにスーパーマリオブラザーズは256kbit)、その中に詰め込もうと努力された跡である。ちなみに64KBは原稿用紙約82枚(1文字=2byte)分の情報、最近では当たり前に存在するフルカラー・高解像度のjpg画像1枚すら入らない容量である。さすがにSFC版などでのリメイク版では、ちゃんと歩く方向に向きを変えるし、ほこらなどのアイコンも存在する。

さらに容量の問題でカタカナは何と18文字(+ひらがなと共通の「へ」「り」)しか登録されていない。プレイ中には不自然さを感じないよう言い回し等が工夫されているものの、「ホイミ」や「ベギラマ」と言った(今でこそ見慣れた呪文だが)当時では効果が分かりづらい呪文名となったという経緯がある。モンスターの名前もこのカタカナの制限を受けていて、名前が変わったものになっているモンスターも存在する(ダークドラゴン→ダースドラゴンなど)。

またゲームバランスは前述のようにお世辞にも褒められたものではない(べホイミを習得できるまでレベルを上げないとりゅうおうの攻撃を凌ぎ切れず何をどうやってもクリア不可能、敵のラリホーが必中なのでこちらのマホトーンが効くか効かないかの勝負になりがち(FC版)など)が、攻略における必須イベントが全くと言っていいほどないという後発のシリーズ作品と比べた場合異色な特徴がある。
要は複雑なイベントフラグを仕込めるほど容量がなかったというだけではあるのだが、このために本作ではりゅうおうの島に渡るための必須アイテム集め以外にやるべきことは全くと言っていいほどない。そのため、シナリオの進め方については意外と融通が利き、ゲーム開始直後から世界中のあらゆる場所に行ける。もちろん遠く離れれば離れるほど、出現する敵も凶悪になるのでその辺りの自分の力量の見極めが重要になる異色のゲームバランスになっている。

参考:
30年前の今日発売されたファミコン版「ドラゴンクエスト」を,当時生まれてもいない編集者がプレイ → [4Gamer/外部リンク]

意外にも戦闘のシビアさは新鮮に感じて面白かったそうだ

あれこれ

機種ファミリーコンピュータ
ジャンルRPG
発売日1986年5月27日(火)
希望小売価格5,500円+税
販売元エニックス(現:スクウェア・エニックス)

関連タグ

ドラゴンクエスト RPG エニックス スクウェア・エニックス レトロゲーム 復活の呪文

別名・関連シリーズ

登場キャラクターなど

ネタ

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