プロトタイプアッシマーTR-3

ぷろとたいぷあっしまーてぃーあーるすりー

プロトタイプアッシマーTR-3［キハール］とは、メディアミックス企画『ADVANCE OF Ζ』に登場する可変モビルアーマーである。メインイラストは［キハール］宇宙用。

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目次 [非表示]

1 概要

2 バリエーション

2.1 宇宙用

2.1.1 強化型

2.2 大気圏内用

2.2.1 MS輸送仕様

3 ガンプラ

4 関連項目

概要

型式番号NRX-044(R)。

宇宙世紀0085年にアッシマーの試作機のうち可変機構のテストのために建造された機体を、ティターンズが半ば強引に徴用して戦闘用に改修した「TR計画」第3段階の実験機。媒体によっては試作アッシマーTR-3とも表記される。

TR計画においては主にドラムフレームや可変機構の検証に用いられ、その技術はTR-6やフルドドⅡに活かされている。

なお、ティターンズが目を付けたのは本機の可変機構であり、アッシマーは既に開発が完了し連邦軍での採用が決定されていた為、本機がアッシマーの直接のプロトタイプという訳ではない。

名称はイギリスの児童文学『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』に登場する主人公ヘイズル一行に助けられ新天地探しの旅に加わったユリカモメ「キハール」に由来。

バリエーション

宇宙用

ティターンズテストチーム（T3部隊）が改修した直後の仕様。

宇宙空間での使用を前提にしているために脚部は廃されており、その代わりにプロペラントタンクを装備する。

また、可変機構としてドラムフレーム構造が採用されているが、本機の物は技術的に未成熟な試作段階の物を転用している為、フレームが外部に露出した構造となっており、実戦に於けるウィークポイントとなっている。宇宙で運用を行ったのも、無重力下でドラムフレームへの負担が少ないという理由が大きい。

制式型のアッシマーと比較した場合、モビルアーマー形態も完全な円板状を成しているとは言えず、左右のスタビライザーや後方に突き出たプロペラントタンクが独特なシルエットを形成している。また、後頭部フェアリング内にはオプション増加センサーを格納することが可能で、MA形態時に機首左側から露出させる。デフォルトは二つ折り式のレドームとなっているが他のMSの頭部を搭載することも可能で、そちらを選択した場合MAの正面からずれた位置にブレードアンテナの無いヘイズルやハイザックの頭が生えているという衝撃的な姿になる。

フロントスカートにはMA形態時のランディングギアを兼ねたサブアームが内蔵されている。

主兵装としてロング・ビーム・ライフルを装備。

パイロットはウェス・マーフィー。