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概要

鹿児島徳之島に伝わる子豚妖怪


その名の語源は“夜の豚”からきているとされ、夜中に路傍などに群れを成して出現して走り回って歩いて人の股を潜ろうとし、もし潜られてしまうと命を落としてしまうとされている。


またこんな話も伝わっている。


徳之島の陸川という小さな川で、夜中に口笛を吹くと、魔性の子豚が現れるといわれていた。


ある夜、この言い伝えの事をうっかり忘れていた男が、この辺りで口笛を吹きながら歩いていると、川上から子豚が泳ぎながら流れてきた。


男は丁度良い獲物とばかりに、持っていた網ですくったが、子豚はたちまちいくつもの小さな豚の群れになって、網の目から抜け出してしまい、男に足に纏付いて頻りに股を潜ろうとする。


そこで初めて男は魔性の豚の事を思い出し、恐ろしさのあまり一目散に逃げたが、子豚の群れはどこまでも追いかけてくる。


男は必死に逃げ続けて豚小屋に飛び込み、豚の近くで伏せて隠れていると、やがて群れは諦めたのか消え失せ、何とか難を逃れたという。


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