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概要

CV:永井一郎 青年時:子安武人

実戦型格闘技「無差別格闘流」の開祖であり、流派の本家筋「元祖無差別格闘流」師範。

内弟子早乙女玄馬天道早雲早乙女乱馬、外弟子に二ノ宮ひな子がいる。

青年時代の通り名はハッピー。シャンプーとコロンからは現在もハッピーと呼ばれる。

嘗ては八宝斎の悪さに耐えかねた玄馬と早雲によって山の洞窟に封印されたが、落雷によって脱出。但し、10年くらい前に当時病弱なひな子と対面したり、10数年前に呪泉郷を訪れたりと相当な矛盾が発展する。



能力

パワー★★★★★
スピード★★★★★
テクニック★★★★★★★★
頭脳★★★★★
ハート★★★★★
スタミナ★★★★★

能力設定(5段階評価)はワイド版6巻で登場。

八宝斎は全項目で最大評価。テクニックに至っては5段階評価なのに枠を飛び越えて8である。

結局、ワイド版においても八宝斎を上回る能力設定のキャラクターは登場せず、多くの読者の予想を裏切らずに八宝斎が作中最強という事が明らかとなった。


絶大すぎる生身の戦闘力を持つが、よほどの事がない限り本気で戦うことはなく、普段は八宝大華輪に頼り切りか、自身のスケベさを突かれて下着による罠などにかかる等で敗北し、ギャグのオチを担当する。

その強さゆえか、強大な敵が立ちはだかる長編では基本的に不在。

不在理由はガイドブックで補足されており、天道家にいない場合は酒に酔って道端で寝ているか、作中に登場するような秘宝、珍品の類を集めて回っているらしい。



性格

極度のスケベで、覗きや下着ドロ、セクハラの常習犯。食い逃げや盗みも日常茶飯事である。

しかし、意外にも直接的なセクハラ行為に関しては女らんま以外に仕掛けることは余りなく、女性格闘家と相対することになっても、必ず手加減して怪我を負わせないよう配慮する(男性相手にも格下ならば手加減はするが、女性に対するそれとは明らかに扱いが違う)。


基本的な性格もわがままにして尊大、傍若無人、おまけにいたずら好きとなかなかに強烈。

若い頃から玄馬と早雲は数々の多大な迷惑を蒙っており、置き去りにしたり生き埋めにしたりを何度も試みるが、ことごとく失敗に終わっている。

しかし根っからの極悪人というわけでもなく、一応最低限の情は持ち合わせており、銭湯の湯船でおもちゃで遊ぶなど、子供のように無邪気な部分もある。


乱馬とはお互いに子供じみたやりとりをすることも多く、お色気喫茶に連れていくなど悪友のような一面も持っている。


好きな女性のタイプは、天道かすみのような清楚系のおしとやかな女性(ただ、シャンプーのようなタイプも好みの模様)。

好みの女性の前では普段のスケベ振りや尊大さは鳴りを潜め、可愛らしいおじいちゃんキャラで猫を被り、セクハラ攻撃を仕掛けることもない。

本気で惚れた場合には更に性格が豹変し、驚くほど紳士的かつ献身的になってしまう。


天道家の面々も本気で八宝斎を嫌っているわけではないようで、作中では何度か本気で死にかける場面があるが、この時は乱馬や玄馬、早雲は八宝斎の意向を無視して強制的に助けている(助かる方法がおばさんのパンツを盗む事だったり、雑巾でしぼった薬を飲む事だったりする為、八宝斎自身は死を望んでいた)。



八宝大華輪

八宝斎お手製の花火爆弾。基本的に戦いになっても自身で動くことはなく、これを投げ付けて対処する。しかし威力はあり、まともに食らえば乱馬や良牙たちでも一撃で気絶させられるほど。シンプル故に見切られやすいため、火薬を減らしてわざと威力を低くしたものや中身を変えて煙幕弾に転用したものなどを交え、本命を当てるための布石に利用することもある。ただし、それでも何度も食らって来た乱馬たちには跳ね返されることが多い。


空蝉の法

その場で透明になる。強力だが使用中は空気の様になっており、一切動くことができない。身を隠す事に関しては強力だが、敵を倒すのには使えない奥義。


御彼岸御萩重ね

元祖無差別格闘流奥義。竜巻を作り出す。


キセルホイップ

攻撃してきた相手の力をそのまま利用して相手を宙に投げ飛ばす。八宝斎の場合は煙管を使うのでキセルホイップ。乱馬は扇子でこの技を使う為、「扇子ホイップ」と呼ばれる。


闘気

八宝斎の奥の手にして、元祖無差別格闘流の極意を極めた者が到達する究極形態。闘気を自在に操って相手を金縛りに陥れたり、闘気を凝縮しエネルギー弾を放つ。闘気を具現化し巨大化することもできる。他の技が全て形骸化してしまうほど非常に強力かつ応用性に富んでおり、本当に本気を出す際にしか使用しない。ぶっちゃけほとんど超能力である。


ヤドカリ拳

銭湯専用のマル秘奥義。大量の桶に隠れながら突きや蹴りを乱射する。



人間関係

コロン

同等の実力を持つライバルにして、若い頃からの腐れ縁。かつて八宝斎が青年時代に修行のために中国に渡った際、滞在先の村の飯店の看板娘だったコロンに一目惚れしている。度々口説きに掛かり、コロンの方も満更でもなかったが、他の村娘にセクハラ紛いのガールハントを仕掛けて回っていたため、愛想を尽かされ放逐された。コロンには割りと本気で熱を上げていたため、この体験はかなりショックだった模様。そのため、現在でも苦手な相手。


天道早雲早乙女玄馬

元祖無差別格闘流の直弟子。二人を奴隷の如く散々にこき使い、下着泥棒の片棒を担がせたりなどしたため、かなり恨まれると同時に恐れられている。そのため、初登場まで騙し討ちの末にずっと封印されていた。とはいえ、二人の強さを省みるにまともな修行も行ってはいたと思われ、二人もしっかり無差別格闘流を名乗っているなど、武術家としての信頼感は互いに持っている。ワイド版では作者の高橋は玄馬と早雲の強さに関して「八宝斎の弟子だから強い」と発言しており、やはり二人にとって八宝斎の存在は大きいようである。


二ノ宮ひな子

直弟子の一人だが、上記二人と違って本格的な手解きはしていない。病弱な少女だったひな子に闘気吸引体質を施し、その境遇から救い出した。闘気の扱いを他の流派以上に極意とする無差別格闘流にとっては最悪の相性の相手で、八宝斎が本気を出しても敵わない数少ない相手の一人。



関連タグ

らんま1/2 高性能じいちゃん


他作品

錯乱坊:『うる星やつら』の登場人物。漫画の原作者と中の人が同じで、体型が似た老人繋がり。

三重鳩宗:『魔乳秘剣帖』の登場人物。性格が似ていてかつ、戦闘力が高い人物繋がり。

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