概要
2023年7月31日より、ホビージャパンの公式サイト上で連載されているWebコミック作品。作画は綱島志朗、脚本は小太刀右京がそれぞれ担当する。
本作は、1990年代に展開されていた名古屋テレビ・サンライズ制作のロボットアニメ『勇者シリーズ』の30周年を記念して企画された完全新作であり、個々のシリーズでの派生展開を除けば、『勇者聖戦バーンガーン』（1998年、SLG『ブレイブサーガ』内のオリジナル作品）以来、明確にシリーズに属するものとしては実に25年ぶりの新作となる。
連載開始に先駆け、同年7月14日から7月30日まで、東京渋谷にて開催された『勇者王ガオガイガー』25周年記念展」にて、PV・主題歌や第1話の先行公開、並びに同話数を収録した単行本第0巻の配布が実施された。また、ホビージャパンが展開しているフィギュアブランド「AMAKUNI」に於いても、本作の主人公勇者であるソーグレーダーを始めとした、歴代勇者の立体化企画が進行中であるとアナウンスされている（参考リンク）。
同展覧会の開催と併せて公開された本作のキービジュアル（前出の第0巻の表紙絵としても使用）には、シリーズ第1作の『勇者エクスカイザー』から、第8作の『ガオガイガー』までのTVシリーズ全8作に加え、前出の『バーンガーン』や幻の第9作として企画された『フォトグライザー』に登場する主人公勇者たちの姿も描かれており、そこからファンの間では『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』で当初構想されていたという、全勇者が集結するクロスオーバー的な内容となるではないかと推察する向きもあった。
実際、連載開始前に出された米たにヨシトモ（原案・監修・主題歌作詞担当）のコメントは、本作はサンライズ内部における「勇者シリーズの新作を作りたい」との動き、それに前述した『覇界王』における当初の構想とが上手く合わさって誕生したものであるといい、併せて公開されたコミック本編のカットからも、少なくともTVシリーズに登場した歴代勇者の登場が明示されている（参考リンク）。
同時にこのコメントにおいて、コミカライズに留まらない形でのさらなる展開も示唆されている。
登場人物
勇者エクスカイザー
宇宙海賊ガイスター
ダークホーンガイスト
ダークプテラガイスト
ダークサンダーガイスト
ダークアーマーガイスト
ダークマッドガイスター
ダークプテダー
ダークホーマー
勇者聖戦バーンガーン
サブタイトル
各話とも、ホビージャパンが運営するノベル・コミックの配信サイト「ファイアCROSS」にて公開を実施。1エピソードにつき2～3話ほどの話数が充てられており、話数カウントには「Chapter」の語句が用いられている。
2024年3月現在、概ね2～3ヶ月のペースで最新話の公開が行われている。
| 話数 | 公開日 | 副題 | ゲスト |
| 001 | 2023年7月31日 | 異元降臨!新たなる勇者(前編) | ガイスター四将 |
| 002 | 2023年10月25日 | 異元降臨!新たなる勇者(中編) | |
| 003 | 2024年1月22日 | 異元降臨!新たなる勇者(後編) | ダークマッドガイスター、ダークプテダー、ダークホーマー、ダークグレートバーンガーン |
| 004 | 2024年3月14日 | 決戦! 聖勇者! あきらめなければ負けじゃない!(前編) | ダークグレートバーンガーン(パーフェクトモード) |
スタッフ
前出の米たにヨシトモを始め、原案協力の冨岡淳広、主題歌作編曲の渡辺俊幸など、過去に勇者シリーズに携わったスタッフの一部も本作の企画に参加している。
| 企画 | サンライズ、ホビージャパン |
|---|---|
| 原作 | 矢立肇 |
| 漫画 | 綱島志朗 |
| 原案・監修 | 米たにヨシトモ |
| 原案協力 | 冨岡淳広 |
| 脚本 | 小太刀右京 |
| アニメーションキャラクターデザイン | あおのゆか |
| メカニックデザイン | 大河原邦男、宮内利尚 |
| アニメーションメカニックデザイン | 牟田口裕基 |
| 製作・編集 | ホビージャパン |
| 編集協力 | 不知火プロ |
主題歌
関連動画
外部リンク
関連タグ
覇界王~ガオガイガー対ベターマン~：前述の通り、当初の構想では全勇者が集結する展開が盛り込まれており、仮に同作が映像作品として実現していた場合、全2クールのうち後半1クールがその展開に充てられていたという
