CV.高田由美
概要
緋立市立第四中学校に務める女性教師で、主人公の美里優が通う2年4組の担任。
年齢は25歳（何故かサブタイトルでも強調されている）。担当科目は社会科。
作中屈指の爆乳を誇るグラマラスな眼鏡美女。自らが才色兼備な「いい女」であることを自負しているが、その実態はかなり残念な美人。教師にもかかわらず年下の男の子が大好きなショタコンであり、事あるごとにお気に入りの優とイケナイことをする妄想に浸っている。それどころか裸体を晒して直接的な淫行に及ぼうとすることも珍しくない。名前の由来も恐らく色情狂と思われる。
おまけに酒豪なうえにギャンブル好きで、給料の大半は酒とパチンコに消えている。そのため常に金欠で食費に苦慮しており、エアコンや扇風機を買う事も出来ず、無断で学校のプールに忍び込んで全裸で行水していた事すらあった。一方で生徒や同僚達には自らの貧窮ぶりを隠し、見栄を張っている事が多い。
ダメ人間、性犯罪者と呼んでも過言ではない人物だが、教師とのしての資質と使命感は持ち合わせており、有事には普段の様子から想像できないほど真面目な言動を見せる。
対人関係
毎日のように優との淫行を企む為、彼のメイドである安藤まほろとは犬猿の仲。初期の頃はまほろと優の関係を邪推し、家庭訪問という名目で偵察を行っていたが、やがて偵察よりも夕飯を食べに行くことが日課になってしまった。
また、自身が巨乳ゆえにまほろの体型を「貧乳」「洗濯板」などとからかう事が多く、ブチ切れたまほろに殴られるなどの実力行使を受ける事も珍しくない。
一方、まほろの料理は本当に美味しい為、学校でも「昨日食べた ブリ大根、美味しかったなぁ……」と思わず呟いてしまっている（これを聴いたまほろは、焼売をこっそりと彼女のお弁当にサービスしてあげた）。また、寝食を共にする中で密かにまほろとの友情も芽生えており、優は二人の関係を「あれはあれで仲が良い」と評している。
その残念な本性が知れ渡るにつれて、教え子たちからも呆れられたりドン引きされる事が多くなったが、良くも悪くも親しみやすい性格故か慕われている。
実は三人姉妹の次女。作中では妹の式条詩織（通称：しおりん）が登場している。
特技
意外にも優れたヴァイオリン奏者であり、週末になると公園で演奏会を開いている。付近住民からは「麗春花の人」という異名で呼ばれており、遠くから聞きに来るファンもいるという。まほろも（まさか式条が演奏しているとは思っていなかったので）「奏でているのは、きっと心清らかで美しい方でしょう」と評している。
また、大食い・早食いに関してもフードファイター並の実力を持つ（流石に人外であるまほろやみなわには敵わなかったが）。
ドラマCD「どらまてぃっく」では
まほろが風邪をこじらせてしまったことを聴いて『夏場でもちょっとしたことでも体調を崩しちゃうな季節だから、身体には気を付けなさい』と心配をしていた。（が、本心は『まほろの手料理を食べることができずに苦労した』とのことである）
美里家で食事をしていた時は、酒も入っていて強く酔っていたが『学校はね、勉学をして多くの知識を身に着けるための場所であり 子の躾をする場所ではないのよ？ 親はね、（子が社会に出ても恥ずかしくないように）最低限の躾をしろって言うんだ！！』と教師が勉学や知識を授ける役割以外のことに立ち向かい、苦労を抱えていることを暴露した。（これを聴いた まほろは『先生という職業は、知識を授ける以外の苦労も抱えていて・・・大変なんですね』と眠ってしまった彼女に優しく語りかけ、労った。
関連タグ
安藤まほろ：美里家でメイドとして働く女性。最大のライバルである。
美里優、安藤みなわ、佐倉深雪、等々力凛、大江千鶴子、浜口俊也、川原清巳：2年4組の教え子。
ジェニファー・ポートマン：アニメ『この醜くも美しい世界』の登場人物。式条と同じく高田氏が演じており、酒好きの美女であり、悩みを抱えている少年少女の相談を聴いて解決の道へ導く指導者的役割で、シリアスなシチュエーションで活躍するなど、式条を基に設定されたと思われるキャラクター（アニメ版の製作スタッフも共通している）。
裸身活殺拳：ガイナックスの『バトルスキンパニック』に登場する拳法だが、同社のゲーム『まほろまてぃっく☆あどべんちゃー』で習得している設定となり、原作にも逆輸入された。
20年後
【原作漫画】
緋立市立第四中学校の校長に就任。朝礼時に静かにしない生徒達を戦慄させるほどの迫力を持っているが、色っぽい容姿は変わらない。出世してもセクハラ発言は相変わらずである。部下になった元教え子・凛に怒られる事が日常になっているようだ。
容姿は髪を解いたことを除けばあまり変わっておらず、かなり若々しい。
【アニメ版】
相変わらず教師を続けており、修学旅行で訪れた植民惑星シルヴァプラナで優(cv：神奈延年)と再会した。屋台で彼と杯を交わすも、優の荒みきった心中に気付き、「また会いましょう、生きていれば」という、再会を望む言葉とも訣別を告げる言葉とも受け取れる台詞を残して去っていった。
容姿は20年前から変わっておらず、服装も全く同じまま。
