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戦闘妖精・雪風

せんとうようせいゆきかぜ

神林長平によるSF小説、あるいはそれを原作とした漫画・アニメ・ゲーム作品。
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概要

地球に突如として襲来した謎の異星体「ジャム」。人類はジャムとの交戦の末、南極に据えられた超空間通路の向こう側へと前線を押し返す。通路の向こうにあったのは謎の惑星・フェアリィ。ジャムの地球侵攻を食い止めるべくフェアリィに設置されたフェアリィ空軍(FAF)には、ひとつの部隊が生まれた。
戦術戦闘航空団 特殊戦第五飛行戦隊――通称・ブーメラン戦隊。
ジャムとの戦いを記録し、仲間を見捨てても戦闘データを持ち帰ることを至上命令とする。その任務を非情とも思わない機械のように冷徹な、特殊戦パイロットの一人、深井零中尉と、彼がこの世で唯一信じる愛機、超高性能コンピュータを搭載した戦術戦闘電子偵察機「雪風」を中心に、人間性・機械知性を正体不明の異星体ジャムに投影するかのような形で描き出す、空戦SFエンターテイメント小説。

作品

小説

第1巻『戦闘妖精・雪風<改>』(文庫)
第2巻『グッドラック 戦闘妖精・雪風』(単行本・文庫)
第3巻『アンブロークン アロー 戦闘妖精・雪風』(単行本)
の3冊が刊行中。

アニメ(OVA)

アニメーション(OVA)は全5巻がGONZOにより製作されている。

ゲーム

OVAを題材に、フライトシミュレーションゲーム「戦闘妖精雪風〜妖精の舞う空~」が、アクアシステムからXBOX版が、システムソフトからWindows版がそれぞれ発売された。

登場人物

深井零(中尉)
排他的で他者に無関心な主人公。何かしらの犯罪行為をはたらいてフェアリィ送りになった、スーパーシルフ「雪風」のパイロット。主役のくせに謎の多い日本出身の青年。
雪風に尋常ならざる愛着・執着を抱き、この世で信じられるのは雪風だけらしい。一度は雪風に捨てられたが、関係を再構築していく中で前人未到の領域へ足を踏み入れる。

ジェイムズ・ブッカー(少佐)
愛称はジャックイギリス出身の特殊戦指揮官で、元戦闘機乗り。零の唯一の友人にして、「雪風」の名付け親。やたらと日本通で、OVAでは雪風の機種に見事な達筆ペイントを施している。無神論者で、ジャムと空軍の機械達の戦いに深い考察を見せる。ブーメラン作りが趣味。
もう一人の主人公ともいえるキャラクター。

リディア・クーリィ(准将)
特殊戦の副指令だが、実質的な司令官。一部隊だった特殊戦を一個の軍団レベルにまで育てた辣腕の持ち主。零の反抗的ともいえる態度は悩みの種。零やジャックからは「しわしわ婆さん」、「スーパー婆さん」と呼ばれている。

リン・ジャクスン
地球ジャーナリスト。幼少期にジャムの地球侵攻を目の当たりにしており、作中でも幾度も言及のある著書『ジ・インベーダー』を書いた人物。ともすればジャムの危機を忘れかけている地球側において、その脅威について警鐘を鳴らし続けている。
零のような特殊戦パイロットたちのあまりに機械的なパーソナリティに危惧を覚えると同時に、零やジャックの良き理解者でもある。

雪風
ブーメラン戦隊の3番機・B-503のパーソナルネーム。零の愛機にして片想いの相手でもある。日本海軍の駆逐艦・雪風にちなんでブッカーが命名した(アニメ版で機体に名前を書いたのもブッカー)。
実体は機体そのものではなく、搭載されている戦闘コンピュータープログラムの方。
生物でいうところの生存本能(自己保存本能)が非常に強く、自身を守るために必要と判断すれば搭乗員の安全も度外視する。劇中でも大破した搭載機と共に消滅する事を避けるため、データリンクした試験機に自身のプログラムを丸ごとコピーして乗っ取り、零と元の機体を捨てた事や、相手側に自分や零を無傷で確保したいという欲がある事を見抜いた際には自身と零に向けてミサイルを放った(自身と零を相手に対する人質として扱った)事がある。
オートマニューバ(自動制御)モードで、しょっちゅう零や他の人間の思惑を超える「行動」を取る。

登場メカニック

実在する戦闘機(おそらくステルス系)を発展させた形状と思われるが、OVAのメカニカルデザインがだいぶはっちゃけているため、OVAから小説に手を出す層はイメージの修正に苦労するかもしれない。

スーパーシルフ(FFR-31MR/D SUPER SYLPH)

雪風


超高性能コンピュータと大推力エンジンを搭載した戦闘戦術偵察機
優れた機体性能はすべて自己保存のために使われ、友軍機を援護することはない。

シルフィード(FFR-31 SYLPHIDE)
スーパーシルフのベースとなった双発の大型一撃離脱戦闘機
フェアリィ空軍の誇る主力の新鋭機。スーパーシルフに対して「ノーマルシルフ」と呼ばれる。

ファーン(FA-1 FERN)
小型の格闘戦闘機。旧式化している。

バンシー
超大型の空中空母。全長687m、全幅1,400m、自重9,650tという移動空中基地といった様相の、超々巨大機である。
バンシーⅠは原子力エンジンと機体の飛行性能テスト機。バンシーⅡは着艦訓練用の地上設置モデル。それらを経て開発されたバンシーⅢとバンシーⅣの2機が防空網を構成している。
OVAではエンジンつきの外殻を気球で吊り上げた後に滑空させ、空中で儀装を行うという特異な工法で完成されている。地表へのランディングは考慮されておらず、半永久にフェアリイ星防衛圏外縁を一定の軌道で飛び続ける。

メイヴ(FRX-00 MAEVE)

妖精の舞う空


自機の危険を察知した雪風がプログラムを転送し、大破したシルフ雪風に代わって新たなハードウェアとなった機体。いわば2代目・雪風である。レイフと並行して開発された戦術偵察機で、高度な自動操縦もお手の物。特殊戦で運用される最初のメイヴであるため、1番機(B-501)として運用される。パイロットは引き続き深井零。
OVAでは特異な機体形状も然ることながら、持ち前の性能とやんちゃなパイロットの性格を遺憾なく発揮した単機航空ショーも見所のひとつ。
なお、OVAでは1番機ではなく3番機(B-503)のままであり、形式番号は4巻にてリンにFFR-41MRと呼ばれており、キャンピー部にも同じ形式が書かれている。

レイフ(FRX-99 RAFE)
メイヴのベースとなった無人戦術偵察機。搭乗員をなくしたことで機動性が飛躍的に上昇した。

フリップナイト・システム
レーザーガンを搭載した、格闘戦タイプの無人機を母機からコントロールするシステム。
完全自律制御でも高い判断能力を持ち、複数機を同時に制御可能。
OVAでは機首部に核弾頭を搭載したハンマーヘッドと呼ばれる機体がフリップナイトと呼ばれており、他の無人化した機は呼ばれていない。

関連イベント

【企画】SFマガジン×pixivイラストコンテスト



関連タグ

SF
雪風(名前の元になった実在の駆逐艦
戦闘妖精雪風表記揺れ、もしくはOVA版タイトル)
戦闘妖精少女 公式のスピンオフ。

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