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曖昧さ回避

  1. 文字通り毒性を含んだ霧のこと。
  2. 口から毒性のある霧を吹き出すパフォーマンス、敵の顔面等に浴びせかけるプロレス技。本項で解説する。

概要

口から霧状にした液体を勢いよく吹き出すパフォーマンス、もしくは相手の顔面等に浴びせる攻撃技。


液体とは言え凶器攻撃の一種とされる場合が多く、反則技とされることが多い。

一方で、レフェリーが目を離した隙や、故意にレフェリーを技に巻き込んで排除した後に使うという巧妙な悪役レスラーもいる。

一方で、技の1つとして一切反則を取らないという方針の団体もある。


使用者は東洋人ヒールレスラーが多く、そのためWWEなど海外の団体では

東洋の神秘」「アジアンミスト」として知られている。


どういう仕組みで毒霧を吹けるのかは語られておらず、

「修行によって体内に毒を蓄積した」「毒腺(毒袋)がある」とされていたり、

毒の成分も「様々な毒物を配合した毒素」「レスラーによって毒の成分は異なる」と、謎に包まれている。

唯一毒の成分を明かしているのはTAJIRIで、ワサビ成分を含んだ毒的な物なので目に染みるらしい。


プロレス技としてはもっぱら色のついた毒霧を吐く技だが、

転じて液体を勢いよく吹き出して相手の顔面にかけて目潰しにする(水・酒など)反則技や

パフォーマンスもまとめて「毒霧」と言われる事があったり、

勢いよく飲み物を吹き出してしまう事もこう言われる事がある。


プロレス技としての歴史・主な使用者

元々は怪奇派ギミックの東洋人レスラーの走りであるザ・グレート・カブキがプロレス界に持ち込んだもの。


カブキがアメリカ遠征を行った当時、自信のキャラ付けを固めていく中で

何か観客にインパクトを与えてウケる要素が欲しいという話しとなり、

既にザ・シークが火吹きをやっているので他になにか無いだろうか?と考えていた。


そんな折、遠征先でシャワーを浴びていた際に口に入った水を吹き出してみた所、

霧状になった水が蛍光灯の光を散乱させてが見えるという事があった。

これを見て、「液体を吹き出したらインパクトがあるのではないか」、という発想に至り、

会場の照明で最も映える色の赤と緑の2色が選ばれるに至った(会場によって使い分けていた)。


WCWでザ・グレート・ムタがカブキの息子というギミックでデビューし、

カブキvsムタの親子対決アングルが組まれると、血と毒霧の飛び交う凄惨な試合が繰り広げられた。

こうした流れの中でムタの毒霧はいわば「父親譲り」の公認技となっており、

他に公認を受けている使用者はカブキ直々にトレーナーを務めたTAJIRIだけである。

特に「ムタは毒霧を見た目だけでなく攻撃としての側面を併せ持つものに昇華させた」として

カブキからかなり高く評価されており、毒霧の名手としても有名である。


プロレス以外での使用

近年はバラエティ番組等の罰ゲームとして、クイズ番組でタレントが顔に吹きかけられるのがお約束となっている。こちらは安全な食紅を使用しており、ほんの少し吹きかけるだけでもかなりの濃さになる、こちらも基本的にはカメラ映えする赤色か緑色が使用される。


なお、過去にTAJIRIがテレビ番組に出演し、プロレスファンの高校生に

自身の得意技であるグリーンミストの吹き出し方のコツを教えた事もある。

その際、緑色だからと言って抹茶ラテ等の飲料でやらないように(食べ物・飲み物を粗末にしないように)と、

至ってまっとうな注意をするという一幕もあった。


毒霧を使うキャラクター

悪役プロレスラーや毒使いといったキャラクターの技として登場する場合がある。

また、元祖のカブキが東洋系怪奇派レスラーだった事から、

同じく不気味な印象のキャラクターが使用する場合もある。

毒を吐き出すキャラ自体は非常に多くいるが、ここでは上記で述べた毒霧に見た目が近い物のみを挙げる。


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