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瀧入り三葉

たきいりみつは

瀧入り三葉とは、アニメ映画『君の名は。』の話のキーポイントである、同作の主人公、立花瀧と宮水三葉の入れ替わりが起こっている状態のうち、宮水三葉の身体に立花瀧が入っている状態を指す二次創作における呼称である。 ※あくまで二次創作でのみ用いられている呼称であり、公式では用いられない。
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立花瀧本人についての詳しい説明は当該記事を参照してほしい。


概要

都会に住む男子高校生の瀧は、ひょんなことから辺境の田舎町:糸守町に住む女子高生宮水三葉人格が不定期に入れ替わるという奇妙な現象に巻き込まれ、それに対してスマートフォンのメモ機能や身体・ノートへの落書きを駆使して互いにルールを決め合うことでなんとかそれをやり過ごそうとするのだが…


三葉が定めたルール

  1. お風呂ゼッタイ禁止
  2. 体は見ない・触らない
  3. 座るとき脚を開かないように
  4. テッシーと必要以上に仲良くしないで。彼はサヤちんとくっつけるべき
  5. その他の男性には触るな
  6. 女性にも触るな

しかし、三葉の心配も空しく、瀧は以下のような留まることを知らない暴挙を重ねてルールは増えていくことに…(以下は劇中で実際に追加された新たなルール)

  • ほんっとに、とにかく、私の体で勝手なことしないでよね。あと、わかってると思うけれど、女子更衣室に入ったりしたら、何らかの形で復讐するから
  • ちょっと! 私がしそうもないことしないでって言ってるでしょう!? リクエストとかされて超ウザいんですけど! マイケル禁止

瀧の暴挙

センシティブな作品人生の基本

瀧も思春期真っ盛りの男子高校生なので、確認という名目で三葉の胸を揉むことを入れ替わった朝の日課とし、また女子の身体だということを忘れて平気で大股をおっ広げて座ったりノーブラで激しい運動をしたりとやりたい放題するため、入れ替わりの翌日に三葉は周りから奇異の目で見られることとなった。


センシティブな作品じゃあ、最初から黙れよ

喧嘩っ早い性格も引き継がれており、美術の時間に三葉の家庭に関する陰口を叩いていた一部のクラスメイトに向かって挑戦的に机を蹴倒して、相手側を怖気づかせてしまう様な行動をとっている(外伝小説『AnotherSide:Earthbound』でも、三葉の陰口を叩いていたクラスメイトに凄みを利かせて黙らせるシーンがある)。


また、終盤、三葉の父親である俊樹を説得しようとした際に、自分の言うことを信用しなかったばかりか病人扱いして追い返そうとしたことに激怒し、「バカにしやがってッ!!」と怒鳴りながら胸倉を掴むという行為に及んでしまい、これが原因で俊樹から入れ替わっていることを感付かれてしまった(ちなみに、俊樹が娘が何者かと入れ替わっていることに気づいたのは、自身も過去にある人物との入れ替わりを経験していたためである)。


悪いことばかりでもない…?

一方で、その漢気溢れる姿に惹かれた女子もいたようで、劇中ではラブレターを渡されながら女子生徒から告白されるシーンもあった。男子の間でも(色々な意味で)好感度が上がったらしく、普通に男子から告白され、ラブレターをつまらなさそうに受け取るシーンもある。

瀧入り三葉が可愛い!


また、同じく建築に興味のある克彦とは馬が合ったのか、終盤で再度入れ替わった際には息の合ったコンビっぷりを披露している。克彦は最後まで彼女が入れ替わりを起こしていることには気づかなかったが、外伝小説では見慣れているはずの糸守の風景を美しいと話して感動していた三葉(中身は瀧)に対して不自然さを感じながらも感銘を受けていた。

オープンカフェ


性格だけでなく特技なども瀧のそれが受け継がれていたようで、上記の美術授業中に非常に高いクオリティのデッサンをしている描写もあった。

また、瀧が中学時代にバスケ部に所属していた経験から、体育の授業内容がバスケだった時には、(自分の身体とは性別も含めて色々と異なる点が多い三葉の身体であるにもかかわらず、(しかもノーブラで))本来の彼女ではありえない活躍をみせた他、外伝小説では、バスケ部時代に流行ったマイケル・ジャクソンのダンス(スムーズ・クリミナル)やムーンウォークを披露するなど抜群の運動センスを披露している(もっとも、このことが三葉にとって不本意な視線や注目を集めることになり、新たな仲違いの原因にもなってしまうのだが)。

マイケル三葉。

瀧がイタリアンレストランでバイトをしているためか、ある程度の洋食メニューも作ることができ、外伝小説では宮水一家に有り合わせの食材で簡単なイタリア料理をふるまっている。四葉和食しか作れないが急に豪勢な洋食を作れるようになったことに対して違和感を感じたようだが、料理そのものは気に入ったようである。


瀧の苦労話

女子と入れ替わりを起こすという、傍から見れば羨ましい以外の何物でもない出来事であるが、当然良いことばかりではなく、瀧も入れ替わった当初は男性と女性の体の勝手の違い(筋力や体力、手足のリーチの長さや歩幅、重心の違いなど)に苦労して、歩くだけでも相当難儀している様子が窺えた。

ちなみに、上記のマイケル・ジャクソンのダンスは元々こういった違和感を感覚的に慣らす為に人知れず行っていたものであったが、踊っている所を同学年の女子に目撃されてしまったことでそのまま披露する羽目になってしまった。当然、後日三葉からは「マイケル禁止」の命令を下されたものの、その頃には瀧もある程度女性の体の感覚に慣れてきたのか、特に問題にはならなかった模様。

映画本編でも、宮水神社の御神体の場所に向かう際、本来の瀧の体のつもりで祖母宮水一葉を背負ってしまい、(三葉の体力や筋力として)力が上がらず、よろめきながら何とか坂を登る一幕もあった。


センシティブな作品センシティブな作品

また、三葉からは上記の体育の授業での出来事を踏まえて「ちゃんとブラジャーもつけろ」と命じられたものの、当然、男子である瀧はブラジャーなどつけたことなどなかったため、こちらでもかなり苦労した様子。

そんな瀧に配慮したのか、中盤以降、三葉は就寝前にちゃんとブラジャーを着用して寝ることにしたようである。


その他、言葉遣いに難儀するような描写もあるが、こちらは三葉の身体に入っている間はなんとなく女子っぽくなるという補正がはたらいたおかげであまり苦労はしなかったようである(しかし、終盤の避難計画で三葉を演じることを放棄したことで、やはり名取早耶香に感づかれつつはあった)。


ノーマル三葉との違い

冬コミ新刊その2

最大の見分けポイントは髪型

瀧は髪を結わえるのに慣れていなかったために、中盤、三葉が髪を切ってショートカットにするまでは、長い髪をポニーテールに結わえた簡素なものにしていた。

ただ、それでも何とか形になった程度だったらしく、外伝小説では、克彦からは「何とも投げやり」「ポニーテールというより漫画ドラマ佐々木小次郎の髪型」と散々な評価を受けている。


センシティブな作品君の名は。

また、人格が男性のものになっていることを反映してか、ファンアートでは通常の三葉と比べるとかなり精悍な顔立ちに描かれていることも多い。


pixivでの作品傾向

対になる存在である三葉入り瀧と比べると作品投稿数はかなり多い(2016年9月29日に発売された「君の名は。」の公式LINEスタンプにおいて、三葉入り瀧のスタンプは3パターンしかないのに対して、瀧入り三葉は6パターンもある)。

女性の人格が男性のそれと置き換わるという点が、TSFものや性転換などのジャンルにおけるお約束と結び付けやすくネタにしやすいこと、可憐な外見に反して言動がいちいち漢らしいというギャップ萌えなどが人気の理由ではないかと考えられる。また、「ポニーテールか否か」というわかりやすい基準があるため、ともとれる(そのためか、明らかに「本物の三葉がポニテにしてるだけ」の画像でも『瀧入り三葉』のタグがつけられているものも少ないが存在する)。


中には女の体になったことを良いことにやりたい放題しているけしからん作品も存在する。

こちらは、作品の性質上、R-18の作品も多いため、閲覧の際には注意が必要である。

センシティブな作品センシティブな作品

瀧の名誉のために補足しておくと、彼が三葉の体に対して行った如何わしい(?)行為は、朝起きた時に胸を揉むという行為のみであり、それ以上のことはしていない(本人も「これ以上やると自分の歯止めが利かなくなる」「何かが取り返しのつかないことになる」と自覚しており、思い止まった)。ブラジャーを着ける際にも同様の理由でかなりためらっており、pixivではそんな彼のことを紳士だと称するコメントが多数つけられている。

一方の三葉は、自分の体を見知らぬ少年の人格に占拠されていることに対して当初は恐怖心を拭いきれなかったようで、瀧に対して「私の身体を自由にしてるんだから、変態に決まってるでしょう!?」というメモを残している。


余談

物語は中盤までは三葉視点で描かれるため詳しい描写はされていないが、三葉が瀧と入れ替わる以前に瀧が一方的に三葉の身体に入ったと思わせるシーンがある。

宮水四葉

その時の様子は「髪結いどころか、寝癖も直さず登校し、制服の赤リボンも着用しておらず、自分の名前や机の場所、ロッカーの場所すら忘れているような状態だった」と言われている(克彦いわく、「狐憑き」)。

なお、劇中で登場する姿はあくまで三葉の想像であるため、髪はボサボサで不審ではあるが、リボンはちゃんとつけている。


関連タグ

君の名は。 立花瀧 宮水三葉

三葉入り瀧


君お縄。 / 前前前科 / とんでもないや 誰だってそーする_おれもそーする - このタグもセットでつけられるような内容のイラストが多い。

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