概要
CV：千葉繁
文章では説明しにくいボサボサの髪型と、超能力の「超」の文字が入った鉢巻、ずんぐりむっくりした小柄な体格と黒マントを羽織った風貌が特徴。
獏良くんと同じ銀髪ロン毛キャラ。なのに教師に頭髪を注意されない（遊戯もだが…）。
アニメでは東映版のみの登場。
人物
超能力予言者を自称する中二病じみた「イタイ」少年で、読者の間でもネタにされている。なお、当時は超能力ブームであった。
「予言は必ず的中する」ため、多くの熱烈な女子生徒（アニメ版では「狐蔵乃親衛隊」という通称）から指示されているほか、2人の側近もいる。だが、それは予言した後、それを裏付けるための行動に出て現実にする、いわば「インチキ」である。(明らかに自作自演の疑いもある。)
予言者として多くの女子の人気を得て有頂天になっていたが、杏子に色目を使い（この時、「側近2人の女子も飽きた」と言っている）、占いと称して杏子の掌を執拗にいじくりまくった（むろん、遊戯も憤慨していた）うえで「近くに思い人がやってくる」と予言して無人の教室で杏子が遊戯と待ち合わせしていたのを付け狙う。その後、杏子を薬で眠らせて杏子の胸を触るなどセクハラ行為を行い、遊戯への予言を実現させるために故意に本を机の上に置いて遊戯を図書室におびき寄せて遊戯を襲い、遊戯を本棚の下敷きにしようとしたため、闇遊戯の標的となる（この時の台詞は「俺への予言は外れたようだぜ」）。闇遊戯と「クロロホルム入りのビンを崩さずに紙を引いていくゲーム」をするも、机の端にビンが迫り、闇遊戯に「お前の超能力が本物なら浮かせることが可能だろ」と言われ、それを実行するもそれは妄想だったことにすぎず、紙を引きビンの中身が出て気絶し敗北する。
アニメ版
牛尾さんと同様にアニメでは対戦方法や一部の設定、演出が異なる。
- 原作で問題になった狐蔵乃の超能力が知られ渡るきっかけになった火事のシーンが冒頭で描かれた。
- 狐蔵乃が城之内に「襲い掛かる光に注意しろ」と告げ、男子の柔道の時間中に体育館の照明を落として大怪我を負わせようとする（城之内は間一髪で助かった。テレビ局とキャラデザと声優繋がりの別アニメのパロディか？）。
- 本田と城之内が占われる時間帯と杏子が占われる時間帯がバラバラになる。
- 狐蔵乃と杏子が出会う場所は理科室に変更。「真崎杏子、放課後にくる」という予言の紙を見せつつやってきて、後に表遊戯に「複数の時刻の紙を用意した」と図星を突かれ、後に原作と同様の「運命の男性に身を任せる」という予言を告げ、杏子を無人の教室におびき寄せた。
- 狐蔵乃が杏子にするパイタッチは肩タッチに変更（セクハラには変わらない）。杏子が昏睡する前に狐蔵乃の下心に気付く演出も追加。
- 闇のゲームは「天井に複数の糸でぶら下がった、複数の糸を時計の長針と繋げた複数のクロロホルムの瓶を一本ずつ受け止めていくゲーム」に変更された（時間が経つごとに糸が切れ、どの糸がどの時刻と繋がっているかを知ることはできない）。狐蔵乃が足払いで遊戯がクロロホルムの瓶を取れないようにし、それに対して遊戯が瓶を千年パズルに引っかけて浮かせる超能力(物理)合戦と化した。最後に最も取りづらい両端の瓶が残り、狐蔵乃は持ち前の『超能力』を使って右の瓶が落ちると『予言』したが、実際には左の瓶が落ちて左の瓶を取ろうとして駆け寄り、間に合わずに瓶が床で割れて爆睡した（キャッツアイの『赤い導線を切るか、青い導線を切るか』のエピソードと真逆の結果になった）。
- 予言の紙の『吉林先生が死ぬ』は『吉林先生が○○（自殺か？）する』に変更され、○○は『○○が俺に惚れる』と同じく隠れている。なぜか『阪神ゆうしょう』が見えない。
- 本田が狐蔵乃に掃除用具入れの使い方を注意して彼に「素晴らしい女性と結婚しているビジョンが見える」と告げられ、自分とミホの結婚式を妄想するエピソード、城之内が「私めにお告げを？」「（超能力について）おせーて」と狐蔵乃に懇願するエピソード、狐蔵乃がミホにマントの裏側を見られそうになるエピソード、闇遊戯が狐蔵乃から救った杏子を体格差お姫様抱っこで移動するエピソードが追加された（原作では蛭谷の登場回で、遊戯が座った状態で城之内を体格差お姫様抱っこしている）。
