ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

FIA-F2

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えふあいえええふつう

FIA F2とはFIA(国際自動車連盟)が主催する、 F1世界選手権直下のフォーミュラカーレースである。正式名称はFIA Formula2 Championship。
FIA F2とはFIA(国際自動車連盟)が主催する、 F1世界選手権直下のフォーミュラカーレースである。正式名称はFIA Formula2 Championship。

概要

概要

F2は1948年〜1986年の「第1期」、2009年から2012年の「第2期」、2017年~現在の「第3

期」がある。


特に注釈がない場合は「第3期」のことについての記述となる。


マシン

マシン

各チームがマシン開発を行ったり、異なったパワーユニット(エンジン)を採用したりするF1とは異なり、F2は全チームが同じマシン・同じエンジンを使用する。

これは開発競争を無くすことで参戦コストを削減するためであり、マシンの差をつけないことでF1にふさわしい腕を持ったドライバーを選び抜くためでもある。


シャシー

F2がスタートした2017年のみ、従来GP2で使用していたイタリアはダラーラ製の”GP2/11”を使用していた。2018年からは同じくダラーラ製の”F2 2018”に切り替わっている。

ドライバーの頭部保護用の「HALO(ヘイロー)」やオーバーテイクボタンの「DRS」など、F1と共通する機構を多く備えており、F1直下カテゴリらしい仕様となっている。


エンジン

フランスの自動車・航空部品メーカーのメカクロームがエンジン開発を担当してる。メカクロームはルノーと密接な関係を持ち、1998年〜2000年にはF1に参戦した経歴も持つ有力エンジンコンストラクターである。

エンジンは3.4L V6シングルターボエンジンを使用しており、最高出力は620馬力となってる。


タイヤ

タイヤはこれまたF1と同じくイタリアピレリ社が担当してる。

2019年までは13インチのタイヤを使用していたが、2020年からは18インチのタイヤに変更している。


ドライバー

ドライバー

F1に参戦するための「ライセンスポイント」を最も多く稼げるカテゴリとなっているため、多くのドライバーがF1に参戦を目指すためにしのぎを削っている。


2017年シリーズチャンピオンのシャルル・ルクレール、2018年シリーズチャンピオンのジョージ・ラッセル、2020年シリーズチャンピオンのミック・シューマッハがF1ドライバーになっている。


またチャンピオンではないが、ニコラス・ラティフィ、アレクサンダー・アルボン、ニキータ・マゼピン、角田裕毅、周冠宇もF1へとステップアップすることに成功している。


歴史

歴史

第1期

1948年に誕生したF2は、"ミニF1"とでも呼べるようなマシン・エンジンともにマルチメイクの規定で、現役のF1ドライバーもこぞって参戦するほどの規模であった。F1規定のマシンが不足した年は、F2規定のマシンでF1レースが開催されたこともあった。

1967年には「ヨーロッパF2選手権」として、世界選手権のF1と差別化が図られることになる。


しかしF1が高性能かつ高コストなものとしてビッグになっていくと、F2はそれほどコストを掛けるものではないという認識に変わっていった。またF2チャンピオンがF1チャンピオンになれない(=直下カテゴリとして十分には機能していない)、という問題もあった。


1980年代に、ワンメイク状態で大量のチームに安定したエンジン供給を行っていたBMWが、1チーム独占供給のホンダに敗れて撤退を表明したため、当時大量に余っていたコスワース・DFVエンジンを用いる「国際F3000選手権」として仕切り直しとなった。

余談であるが、「F3000」とはF2の2998個分格が下というわけではなく、DFVエンジンの排気量(3,000cc)に由来する。


第2期

国際F3000が2005年に改称した「GP2」が高コストすぎるという批判から、より安価な直下カテゴリとしてF2の名が2009年に復活した。


F1チームのウィリアムズが直々にマシンを開発し、オーバーテイクボタンも実装するというなかなか本格的なレースで、初年度は30台近くが参加した。

しかしその年の第4戦で、F1王者の息子であるヘンリー・サーティースが事故死するというショッキングな事故が発生。これがケチの付き始めで、翌年フル参戦は20台ちょっと、2012年最終戦では15台程度と一気に急下降。

加えてレベルもGP2に比べると低く、ステップアップ実績はほぼ無しという惨憺たる結果となってしまい、わずか4年で幕を下ろした。


第3期

「ライセンスポイント」制度導入により、フォーミュラ・ルノーやAutoGPのようなFIAが関与しないミドルフォーミュラは事実上排除され、F4→F3→F2→F1という綺麗なピラミッドを作ることが可能となった。


これにより2017年から、GP2が改称される形で「F2」の名は無事復活を達成し、現在に至っている。


余談

余談

日本でも1970年代末期に全日本F2000選手権が改称する形で「全日本F2選手権」が誕生し、現在のスーパーフォーミュラの源流となっている。


エンジンに関する余談

エンジンに関する余談

前述の通りモノクロームがワンメイクでエンジンを供給しているが、ワンメイクであるにもかかわらずブローが発生したり、2018〜20年頃にはトップチームの育成、つまり期待されているドライバーと、そうでないその他のドライバーで明確な程のパワーの差が発生していた(松下選手談)との噂があるなど、かなり評判は芳しくない。


関連動画

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youtube:<https://youtu.be/13OmqYVHuEE>


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モータースポーツ F1

概要

概要

F2は1948年〜1986年の「第1期」、2009年から2012年の「第2期」、2017年~現在の「第3

期」がある。


特に注釈がない場合は「第3期」のことについての記述となる。


マシン

マシン

各チームがマシン開発を行ったり、異なったパワーユニット(エンジン)を採用したりするF1とは異なり、F2は全チームが同じマシン・同じエンジンを使用する。

これは開発競争を無くすことで参戦コストを削減するためであり、マシンの差をつけないことでF1にふさわしい腕を持ったドライバーを選び抜くためでもある。


シャシー

F2がスタートした2017年のみ、従来GP2で使用していたイタリアはダラーラ製の”GP2/11”を使用していた。2018年からは同じくダラーラ製の”F2 2018”に切り替わっている。

ドライバーの頭部保護用の「HALO(ヘイロー)」やオーバーテイクボタンの「DRS」など、F1と共通する機構を多く備えており、F1直下カテゴリらしい仕様となっている。


エンジン

フランスの自動車・航空部品メーカーのメカクロームがエンジン開発を担当してる。メカクロームはルノーと密接な関係を持ち、1998年〜2000年にはF1に参戦した経歴も持つ有力エンジンコンストラクターである。

エンジンは3.4L V6シングルターボエンジンを使用しており、最高出力は620馬力となってる。


タイヤ

タイヤはこれまたF1と同じくイタリアピレリ社が担当してる。

2019年までは13インチのタイヤを使用していたが、2020年からは18インチのタイヤに変更している。


ドライバー

ドライバー

F1に参戦するための「ライセンスポイント」を最も多く稼げるカテゴリとなっているため、多くのドライバーがF1に参戦を目指すためにしのぎを削っている。


2017年シリーズチャンピオンのシャルル・ルクレール、2018年シリーズチャンピオンのジョージ・ラッセル、2020年シリーズチャンピオンのミック・シューマッハがF1ドライバーになっている。


またチャンピオンではないが、ニコラス・ラティフィ、アレクサンダー・アルボン、ニキータ・マゼピン、角田裕毅、周冠宇もF1へとステップアップすることに成功している。


歴史

歴史

第1期

1948年に誕生したF2は、"ミニF1"とでも呼べるようなマシン・エンジンともにマルチメイクの規定で、現役のF1ドライバーもこぞって参戦するほどの規模であった。F1規定のマシンが不足した年は、F2規定のマシンでF1レースが開催されたこともあった。

1967年には「ヨーロッパF2選手権」として、世界選手権のF1と差別化が図られることになる。


しかしF1が高性能かつ高コストなものとしてビッグになっていくと、F2はそれほどコストを掛けるものではないという認識に変わっていった。またF2チャンピオンがF1チャンピオンになれない(=直下カテゴリとして十分には機能していない)、という問題もあった。


1980年代に、ワンメイク状態で大量のチームに安定したエンジン供給を行っていたBMWが、1チーム独占供給のホンダに敗れて撤退を表明したため、当時大量に余っていたコスワース・DFVエンジンを用いる「国際F3000選手権」として仕切り直しとなった。

余談であるが、「F3000」とはF2の2998個分格が下というわけではなく、DFVエンジンの排気量(3,000cc)に由来する。


第2期

国際F3000が2005年に改称した「GP2」が高コストすぎるという批判から、より安価な直下カテゴリとしてF2の名が2009年に復活した。


F1チームのウィリアムズが直々にマシンを開発し、オーバーテイクボタンも実装するというなかなか本格的なレースで、初年度は30台近くが参加した。

しかしその年の第4戦で、F1王者の息子であるヘンリー・サーティースが事故死するというショッキングな事故が発生。これがケチの付き始めで、翌年フル参戦は20台ちょっと、2012年最終戦では15台程度と一気に急下降。

加えてレベルもGP2に比べると低く、ステップアップ実績はほぼ無しという惨憺たる結果となってしまい、わずか4年で幕を下ろした。


第3期

「ライセンスポイント」制度導入により、フォーミュラ・ルノーやAutoGPのようなFIAが関与しないミドルフォーミュラは事実上排除され、F4→F3→F2→F1という綺麗なピラミッドを作ることが可能となった。


これにより2017年から、GP2が改称される形で「F2」の名は無事復活を達成し、現在に至っている。


余談

余談

日本でも1970年代末期に全日本F2000選手権が改称する形で「全日本F2選手権」が誕生し、現在のスーパーフォーミュラの源流となっている。


エンジンに関する余談

エンジンに関する余談

前述の通りモノクロームがワンメイクでエンジンを供給しているが、ワンメイクであるにもかかわらずブローが発生したり、2018〜20年頃にはトップチームの育成、つまり期待されているドライバーと、そうでないその他のドライバーで明確な程のパワーの差が発生していた(松下選手談)との噂があるなど、かなり評判は芳しくない。


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FIA F2とはFIA(国際自動車連盟)が主催する、 F1世界選手権直下のフォーミュラカーレースである。正式名称はFIA Formula2 Championship。

概要

概要

F2は1948年〜1986年の「第1期」、2009年から2012年の「第2期」、2017年~現在の「第3

期」がある。


特に注釈がない場合は「第3期」のことについての記述となる。


マシン

マシン

各チームがマシン開発を行ったり、異なったパワーユニット(エンジン)を採用したりするF1とは異なり、F2は全チームが同じマシン・同じエンジンを使用する。

これは開発競争を無くすことで参戦コストを削減するためであり、マシンの差をつけないことでF1にふさわしい腕を持ったドライバーを選び抜くためでもある。


シャシー

F2がスタートした2017年のみ、従来GP2で使用していたイタリアはダラーラ製の”GP2/11”を使用していた。2018年からは同じくダラーラ製の”F2 2018”に切り替わっている。

ドライバーの頭部保護用の「HALO(ヘイロー)」やオーバーテイクボタンの「DRS」など、F1と共通する機構を多く備えており、F1直下カテゴリらしい仕様となっている。


エンジン

フランスの自動車・航空部品メーカーのメカクロームがエンジン開発を担当してる。メカクロームはルノーと密接な関係を持ち、1998年〜2000年にはF1に参戦した経歴も持つ有力エンジンコンストラクターである。

エンジンは3.4L V6シングルターボエンジンを使用しており、最高出力は620馬力となってる。


タイヤ

タイヤはこれまたF1と同じくイタリアピレリ社が担当してる。

2019年までは13インチのタイヤを使用していたが、2020年からは18インチのタイヤに変更している。


ドライバー

ドライバー

F1に参戦するための「ライセンスポイント」を最も多く稼げるカテゴリとなっているため、多くのドライバーがF1に参戦を目指すためにしのぎを削っている。


2017年シリーズチャンピオンのシャルル・ルクレール、2018年シリーズチャンピオンのジョージ・ラッセル、2020年シリーズチャンピオンのミック・シューマッハがF1ドライバーになっている。


またチャンピオンではないが、ニコラス・ラティフィ、アレクサンダー・アルボン、ニキータ・マゼピン、角田裕毅、周冠宇もF1へとステップアップすることに成功している。


歴史

歴史

第1期

1948年に誕生したF2は、"ミニF1"とでも呼べるようなマシン・エンジンともにマルチメイクの規定で、現役のF1ドライバーもこぞって参戦するほどの規模であった。F1規定のマシンが不足した年は、F2規定のマシンでF1レースが開催されたこともあった。

1967年には「ヨーロッパF2選手権」として、世界選手権のF1と差別化が図られることになる。


しかしF1が高性能かつ高コストなものとしてビッグになっていくと、F2はそれほどコストを掛けるものではないという認識に変わっていった。またF2チャンピオンがF1チャンピオンになれない(=直下カテゴリとして十分には機能していない)、という問題もあった。


1980年代に、ワンメイク状態で大量のチームに安定したエンジン供給を行っていたBMWが、1チーム独占供給のホンダに敗れて撤退を表明したため、当時大量に余っていたコスワース・DFVエンジンを用いる「国際F3000選手権」として仕切り直しとなった。

余談であるが、「F3000」とはF2の2998個分格が下というわけではなく、DFVエンジンの排気量(3,000cc)に由来する。


第2期

国際F3000が2005年に改称した「GP2」が高コストすぎるという批判から、より安価な直下カテゴリとしてF2の名が2009年に復活した。


F1チームのウィリアムズが直々にマシンを開発し、オーバーテイクボタンも実装するというなかなか本格的なレースで、初年度は30台近くが参加した。

しかしその年の第4戦で、F1王者の息子であるヘンリー・サーティースが事故死するというショッキングな事故が発生。これがケチの付き始めで、翌年フル参戦は20台ちょっと、2012年最終戦では15台程度と一気に急下降。

加えてレベルもGP2に比べると低く、ステップアップ実績はほぼ無しという惨憺たる結果となってしまい、わずか4年で幕を下ろした。


第3期

「ライセンスポイント」制度導入により、フォーミュラ・ルノーやAutoGPのようなFIAが関与しないミドルフォーミュラは事実上排除され、F4→F3→F2→F1という綺麗なピラミッドを作ることが可能となった。


これにより2017年から、GP2が改称される形で「F2」の名は無事復活を達成し、現在に至っている。


余談

余談

日本でも1970年代末期に全日本F2000選手権が改称する形で「全日本F2選手権」が誕生し、現在のスーパーフォーミュラの源流となっている。


エンジンに関する余談

エンジンに関する余談

前述の通りモノクロームがワンメイクでエンジンを供給しているが、ワンメイクであるにもかかわらずブローが発生したり、2018〜20年頃にはトップチームの育成、つまり期待されているドライバーと、そうでないその他のドライバーで明確な程のパワーの差が発生していた(松下選手談)との噂があるなど、かなり評判は芳しくない。


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概要

概要

F2は1948年〜1986年の「第1期」、2009年から2012年の「第2期」、2017年~現在の「第3

期」がある。


特に注釈がない場合は「第3期」のことについての記述となる。


マシン

マシン

各チームがマシン開発を行ったり、異なったパワーユニット(エンジン)を採用したりするF1とは異なり、F2は全チームが同じマシン・同じエンジンを使用する。

これは開発競争を無くすことで参戦コストを削減するためであり、マシンの差をつけないことでF1にふさわしい腕を持ったドライバーを選び抜くためでもある。


シャシー

F2がスタートした2017年のみ、従来GP2で使用していたイタリアはダラーラ製の”GP2/11”を使用していた。2018年からは同じくダラーラ製の”F2 2018”に切り替わっている。

ドライバーの頭部保護用の「HALO(ヘイロー)」やオーバーテイクボタンの「DRS」など、F1と共通する機構を多く備えており、F1直下カテゴリらしい仕様となっている。


エンジン

フランスの自動車・航空部品メーカーのメカクロームがエンジン開発を担当してる。メカクロームはルノーと密接な関係を持ち、1998年〜2000年にはF1に参戦した経歴も持つ有力エンジンコンストラクターである。

エンジンは3.4L V6シングルターボエンジンを使用しており、最高出力は620馬力となってる。


タイヤ

タイヤはこれまたF1と同じくイタリアピレリ社が担当してる。

2019年までは13インチのタイヤを使用していたが、2020年からは18インチのタイヤに変更している。


ドライバー

ドライバー

F1に参戦するための「ライセンスポイント」を最も多く稼げるカテゴリとなっているため、多くのドライバーがF1に参戦を目指すためにしのぎを削っている。


2017年シリーズチャンピオンのシャルル・ルクレール、2018年シリーズチャンピオンのジョージ・ラッセル、2020年シリーズチャンピオンのミック・シューマッハがF1ドライバーになっている。


またチャンピオンではないが、ニコラス・ラティフィ、アレクサンダー・アルボン、ニキータ・マゼピン、角田裕毅、周冠宇もF1へとステップアップすることに成功している。


歴史

歴史

第1期

1948年に誕生したF2は、"ミニF1"とでも呼べるようなマシン・エンジンともにマルチメイクの規定で、現役のF1ドライバーもこぞって参戦するほどの規模であった。F1規定のマシンが不足した年は、F2規定のマシンでF1レースが開催されたこともあった。

1967年には「ヨーロッパF2選手権」として、世界選手権のF1と差別化が図られることになる。


しかしF1が高性能かつ高コストなものとしてビッグになっていくと、F2はそれほどコストを掛けるものではないという認識に変わっていった。またF2チャンピオンがF1チャンピオンになれない(=直下カテゴリとして十分には機能していない)、という問題もあった。


1980年代に、ワンメイク状態で大量のチームに安定したエンジン供給を行っていたBMWが、1チーム独占供給のホンダに敗れて撤退を表明したため、当時大量に余っていたコスワース・DFVエンジンを用いる「国際F3000選手権」として仕切り直しとなった。

余談であるが、「F3000」とはF2の2998個分格が下というわけではなく、DFVエンジンの排気量(3,000cc)に由来する。


第2期

国際F3000が2005年に改称した「GP2」が高コストすぎるという批判から、より安価な直下カテゴリとしてF2の名が2009年に復活した。


F1チームのウィリアムズが直々にマシンを開発し、オーバーテイクボタンも実装するというなかなか本格的なレースで、初年度は30台近くが参加した。

しかしその年の第4戦で、F1王者の息子であるヘンリー・サーティースが事故死するというショッキングな事故が発生。これがケチの付き始めで、翌年フル参戦は20台ちょっと、2012年最終戦では15台程度と一気に急下降。

加えてレベルもGP2に比べると低く、ステップアップ実績はほぼ無しという惨憺たる結果となってしまい、わずか4年で幕を下ろした。


第3期

「ライセンスポイント」制度導入により、フォーミュラ・ルノーやAutoGPのようなFIAが関与しないミドルフォーミュラは事実上排除され、F4→F3→F2→F1という綺麗なピラミッドを作ることが可能となった。


これにより2017年から、GP2が改称される形で「F2」の名は無事復活を達成し、現在に至っている。


余談

余談

日本でも1970年代末期に全日本F2000選手権が改称する形で「全日本F2選手権」が誕生し、現在のスーパーフォーミュラの源流となっている。


エンジンに関する余談

エンジンに関する余談

前述の通りモノクロームがワンメイクでエンジンを供給しているが、ワンメイクであるにもかかわらずブローが発生したり、2018〜20年頃にはトップチームの育成、つまり期待されているドライバーと、そうでないその他のドライバーで明確な程のパワーの差が発生していた(松下選手談)との噂があるなど、かなり評判は芳しくない。


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