用例
1. 秋田県と山形県に跨がる標高2,236mの火山。鳥海山。
3. 1.に由来する国鉄・JR東日本が運行した急行・特急列車の愛称。あけぼのに統合される形で消滅。
4. 2.をモチーフとした「艦隊これくしょん」のキャラクター。本項目で説明。
5. 1.に由来し2.を引き継ぐ形となっている海上自衛隊の護衛艦。 → ちょうかい
鳥海（艦隊これくしょん）
「抜錨！鳥海、出撃します！」
概要
高雄型重巡洋艦の4番艦。「とりうみ」ではない。
3番艦である摩耶と同じ服装をしているが、性格は180度程異なる。
同型艦の高雄や愛宕と異なるデザインなのは、近代化改修の内容が異なっていたのを反映したもの(高雄と同じ制服を着た予想図は公式のイラストコラムにて描かれている)。
ちなみにセーラー服はスク水と同じ素材で作られている。
また、摩耶とは逆に右脚に錨の様な形状のブーツを履いている。
公式の4コマ漫画によると頭のアンテナ(？)はカチューシャに付いているものであり、引っ張ると取れてしまう。
中破・大破時に口元が吐血してるっぽいと感じた提督は少なくない……と思われる。
眼鏡・頭脳派・CV:東山奈央って他にも誰かいたような……
史実で旗艦任務が多かったためか上記のような格好の割に頭脳派なセリフが多く、中破・大破時のセリフも計算が外れたことに驚くようになっている。
普段は冷静で物腰も柔らかいが、自己紹介にて「マレー、ソロモン、マリアナ、レイテと数々の作戦に参加しました。」と言っているようにかなりの武闘派でもあり、ひとたび出撃すると口調も勇ましくなり勇猛果敢に戦う。
提督に対してはとても謙虚で「司令官さん、お疲れ様です」、「司令官さんの戦略だから出来たのよ」等の台詞から提督LOVEの気もある。が、おさわりすると「これも何かの任務なのですか！？」と恥じらいがあるようで初々しいが、どこか天然っぽさも感じさせる。
ケッコンカッコカリ時には「もし戦略に迷ったら、いつでも私に頼ってね。二人っきりで分析しましょう」と頭脳派はそのままに積極的な面も見せてくれる。
更に*「鳥海はいつも感謝しています。ご一緒できて、光栄です！」*という母港ボイスも追加され、より親身になる。
史実
書類上最後の重巡洋艦(最上、利根型が軽巡洋艦の予定だったため)。
本来は高雄と愛宕同様に改装の予定があったが、開戦までに間に合わず中止。その後も度重なる連戦により摩耶のような対空強化も施されなかった。そのため唯一『高雄型』としての原型を留めていたとも言える。
第一次ソロモン海戦においては第八艦隊(別名三川艦隊。艦これ実装艦の僚艦は青葉、古鷹、加古、衣笠、天龍で、編成クエストもある。実際には夕張も参加していた)を率いて、米軍・オーストラリア軍からなる艦隊に夜襲をかけ、重巡洋艦4隻を撃沈、1隻を大破させ、鳥海自身は小破するものの自陣営は一艦たりとも失うことなく完全勝利を決めた「アイアンボトム・サウンドの生みの親」というとんでもない一面を持っている(ただし撤退中に加古が潜水艦から雷撃を受け轟沈している。そして揚陸中の輸送船団を叩かず引き上げてしまいガダルカナルに上陸されてしまったので作戦自体は失敗)。
当時の艦長は後に島風ちゃんと運命を共にすることになる早川幹夫大佐(当時）。再突入し上陸完了前の米輸送船団を叩くことを進言した人として有名である。
この戦いは米海軍始まって以来の大敗北として刻まれ、米軍側の艦長一名が廃人同然となり、一名が自殺するほどの衝撃を与えた。一方的に叩きのめされた分、米軍にとっては後の夕立以上の悪夢だったようだ。
のちに同海域で最新鋭戦艦をタコ殴りにした霧島といい、頭脳派とは一体なんだったのか……。
この海戦については公式4コマでも少し触れられ、高雄と摩耶（と霧島）を唸らせた。
流石に戦術による勝利だった為か、霧島のようなインテリヤクザネタは今の所少ない。
また、鳥海の名前は後に海上自衛隊のイージス艦、こんごう型護衛艦の『ちょうかい』として受け継がれた。
※イメージ？
『いつか静かな海で』の3話ではこんごう型を意識したメンバーが描かれており、鳥海も編成されている。
同型艦の高雄・愛宕に比べるとあの部分は小ぶりに見えるが、艦これ白書等の描き下ろしを見る限り中々有る。また、被弾した際にはいていないのが確認できる。
余談
- ヴァイスシュヴァルツの艦これトライアルデッキの情報にて、描き下ろしの中では公式絵師のパセリ氏による鳥海がいち早く公開された。カード名は『万事万端 鳥海』。
- 年齢については特に公開されていないが、半公式の『提督の冬休み』では熱燗で飲酒をしている（パセリ氏曰く、「摩耶と鳥海はなんとなく（お酒）弱そうです」）。晴れ着姿とも相まって艶っぽい。
- 艦これRPGでも知識人として書かれているのだが、アビリティで指定されている個性が「空想」と「不思議」。どうしてこうなった……。
- 横須賀で開催された『第2回護衛艦カレーナンバー1グランプリ』にて、ちょうかい特製シーフードカレーが第2位にランクインした。更に『side:金剛』の特典ドラマCDでは比叡のカレー作りを手伝っており、調理の知識を発揮した。
また、任務娘の台詞は彼女のものの流用である。
関連イラスト
