曖昧回避
- ヒンドゥー教、インド神話の神
- RPG『ファイナルファンタジー』シリーズに登場する召喚獣。
- RPG『女神転生』シリーズに登場する悪魔。
- ゲーム『ファイアーエムブレムトラキア776』の登場人物。→シヴァ(トラキア776)
- ソーシャルゲーム「パズル&ドラゴンズ」に登場するモンスター。→シヴァ(パズドラ)
シヴァで検索すると『ケロロ軍曹』のシヴァヴァのイラストもヒットする。
シヴァ(インド神話)शिव, Śiva 湿婆・大自在天
『リグ・ヴェーダ』の暴風神ルドラにルーツを持つ大神。名は古いヒンドゥー語で「吉祥」を意味する。
一般的には全身に灰を塗り、額には熱光線を放つ第三の目、一匹のナーガ龍をベルトの代わりとして、三叉の鉾を武具として携える姿が有名。
乗騎として聖牛ナンディンを抱える。
トリムールティ(三神一体)の一角として、「再生の為の破壊」を齎す神としての役割を担う。
自然現象の神を前身とするためか、1000を超える異名(『リンガ・プラーナ』では1116)でもって表される多種多様な性格を持っている。
ヒンドゥー教徒のうち、シャイヴァ派(シヴァ派)が彼を主神として信仰している。
シヴァが主神として扱われるようになったのは、「マハーバーラタ」「ラーマーヤナ」及びプラーナ文献に拠るもので、多数の神性を表す別名にはルドラ以来の破壊と恩恵という属性に加え、各地の土着信仰を吸収した名残が認められる。
上記のように特に重要視される神性は、“破壊”とそれに伴う“再生”、リンガで表される生殖機能等の“豊穣”の力で大いなる犠牲と共に大いなる慈恵をもたらすことである。また図像でよく知られる“ナタラージャ”“ナテーシュバラ”として火炎の中で舞踏するシヴァの姿にも、森羅万象のリズムの象徴化・悪魔の撃破・救済という意味の他に、創造(右手の太鼓)と破壊(左手の炎)の様相が込められている。
生の原理が成長という時間の原理に基づいて最終的に死へ向かうという創造と破壊の二面性に立脚した神である。
仏教にも取り入れられ、漢訳仏典には「湿婆天」「大自在天」という表記がみられる。
七福神の一人「大黒天」はシヴァの一面である「マハーカーラ」を漢訳した名前。
配偶神はパールヴァティー。温厚で心優しい妻だが、
戦闘的で苛烈な性格を持つドゥルガー、カーリーと同体とされる。
シヴァとパールヴァティーの間にはガネーシャ(ガナパティ、聖天、歓喜天)と
スカンダ(ムルガン、カルティケーヤ、韋駄天)という子がいる。
シヴァの異名
- シヴァ(吉祥)
- ルドラ(咆哮する者)
- マハータパス(偉大な苦行者)
- トリローチャナ(三眼を持つ者)
- ニーラカンタ(青い喉を持つ者、青頸観音のこと)
- ガンガダーラ(ガンジス河を支える者)
- バイラヴァ(恐怖の殺戮者、畏怖者)
- パシュパティ(家畜の王)
- ナタラージャ(舞踏王)
- ナテーシュバラ(舞踏神、ナテーシャともいう)
- シャルベーシャ(有翼の獅子)
- ハラ(奪い去る者、破壊者)
- トリプラーンタカ(三城征服者)
- クリッティヴァーサス(皮の衣をまとった者)
- ナーガクンダラ(蛇を首飾りにする者)
- ムンダマーラ(ドクロを首にかける者)
- シャンカラ(恩恵を与える者)
- マハーディ-バ(偉大な神)
- マハーヨーギン(偉大なるヨーガ行者)
- ムリトュンジャヤ(死を克服した者)
- カパーリン(ドクロを持つ者)
- スンダレーシュバラ(名前の意味は分からない、ミーナークシー神の夫の時の名前)
- アマルナート(不死の主、インド北部の聖地の地名でもある)
- ヴィシュヴァナート(宇宙を統べる主、バラナシに同名の寺院がある)
- ブーテーシャ(悪鬼たちの主)
- マヘーシュバラ(大自在天のこと、そのまま音訳して摩醯首羅天ともいう)
- マハカーラ(大いなる暗黒、時(死)を支配する者、大黒天のこと)
- アチャラナータ(動かざる者、不動明王のこと)
- イシャナ(支配する者、自在なる者、伊舎那天のこと)
- リンガ(男根神)
シヴァ(ファイナルファンタジー)
美女の姿をした氷(冷気)属性の召喚獣。「Ⅲ」から登場。
名前は上記のシヴァ神に由来すると一般に言われているが、シヴァ神のつづりが『Siva』であるのに対し、こちらは『Shiva』とつづる為、厳密には正確ではない。
旧約聖書の登場人物『シバの女王』がモデルになっている可能性も示唆されている。
FFのキャラクターとしてのシヴァは同開発元の『ロードオブヴァーミリオン』にも参戦している。『ロードオブヴァーミリオンⅡ』でも再登場を果たした。
また『ロマンシングサガ』では原初の破壊神『サイヴァ』として登場する。
FF13では、姉妹で登場。バイクに変形もする。
女神転生シリーズのシヴァ
初出はファミコン版「女神転生II」だが、この頃から一貫して「最強の仲魔」の位置づけに据えられ、その地位を今なお維持している。
特に「真・女神転生2」や「真・女神転生if...」で彼にお世話になった人は多いはず。
神獣バロン×鬼女ランダの特殊合体で作成できるのはシリーズのお約束。
関連タグ
ブラフマー(トルムールティのうち「創造」を司る)
ヴィシュヌ(トリムールティのうち「維持」を司る)