曖昧さ回避
- 旧日本海軍の駆逐艦の艦名。初代は江風型、二代は陽炎型。
- 上記の陽炎型駆逐艦をモチーフとした、『艦隊これくしょん』の登場キャラクター。
- 大相撲の関取のしこ名の一つ。江戸時代の横綱。→谷風梶之助
- 病気の「風邪」、転じて「インフルエンザ」。由来は上記の横綱、谷風梶之助から。
- 日本人の名字の一つ。
陽炎型駆逐艦「谷風」
陽炎型駆逐艦の14番艦であり、1941年4月に竣工。
南雲機動部隊の一員として、空母を護衛してハワイ海戦やミッドウェー海戦に参加。
ミッドウェー海戦では、撃沈された飛龍の乗員救助に向かった際に1発の至近弾を除き137発もの敵弾を全て回避した。
だが、米軍の攻撃により到着が遅れた事もあって飛龍を脱出した生存者を発見する事はできなかった。
同海戦中、谷風は単艦で敵機を四機も撃墜している。
1943年7月5日のクラ湾夜戦では、かつてあのサボ島沖海戦のきっかけの砲撃を放ち、古鷹、吹雪、叢雲を沈めた米軽巡洋艦「ヘレナ」を、旗艦の秋月型5番艦「新月」の炎上に紛れて、白露型10番艦涼風との雷撃で沈めた。
最後は、マリアナ沖海戦に備えて艦隊の停泊するタウイタウイ泊地で島風、磯風、早霜と共に潜水艦を警戒していたが、ガトー級潜水艦ハーダーに撃沈された(雷もハーダーの犠牲者である)。この時期の日本海軍と米潜水艦との力関係をよく表すエピソードである。
但し、ハーダーは後の1944年8月に第22号海防艦によって撃沈されている。
関連タグ
艦隊これくしょんの「谷風」
図鑑データ
「提督、谷風だよ。これからお世話になるね!」
概要
陽炎型14番艦の艦娘。
2014年4月23日に開催された『艦隊これくしょん』1周年記念イベント『索敵機、発艦始め!』と同時に実装された。
現時点では建造では手に入らず、春イベントはE-2(ズンダ海峡)以降のボスドロップ、『AL作戦/MI作戦』でもボス戦後のドロップだったが、9月12日実装の3-5海域で漸く通常海域での入手が可能になった。
性格
どちらかというと涼風に近い江戸っ子気質で、放置時には「どっかに夜戦でも行こうよ〜?」と、どこかの誰かみたいなことを言う。
8月8日に開始したAL作戦/MI作戦において入手可能な磯風の台詞で意外なことに?面倒見がよく昼食におにぎりを作ってくれる事が判明した。
飛龍の乗員救出に向かった際、制空権を奪われた状態で敵から集中攻撃されたにもかかわらず、至近弾1発を除き、敵の砲弾137弾全て避けるというとんでもない史実から、素早さにはそれなりの自信を持っている。
しかし、彼女は大阪生まれで生涯を呉鎮守府所属で過ごしている。
つまり、龍驤とは逆に似非江戸っ子なのだ。
多分涼風相手に赤い野球チームの話をして怒られるに違いない。
また、補給時には「かぁー!これで勝つる!」とブロント語らしき台詞を発する。
ちなみに中破時のイラストは、露出度もさることながら姿勢や独特の引きつった表情も相まって半端ない犯罪臭をかもし出している。
駆逐艦ではむしろ大きいほうが異端扱いされる傾向にあるためか某軽空母ほどネタにされてはいない模様。
余談
彼女の登場したタイミングから、名前ネタとして……
まぁ、そうなるな……