椚ヶ丘中学校特別強化クラスに関する校則
成績不振により特別強化クラス（以下3-E）に編入された生徒は
- 専用の特別校舎で生活し、必要なく本校舎に入る事を禁ずる。
- 学業に集中するため、部活動や校内活動には制限を加えるものとする。
- 全ての活動に関して、3-Eの優先順位には他の組より常に下に置かれるものとする。
- 3-Eにて良好な成績を修め、努力が認められれば、転級前のクラスに戻ることを許可する。
- 二学期終了時まで3-Eに在籍している生徒は、椚ヶ丘高校への内部進学は許可されないものとする。
- 3-Eに編入された場合、以上のような様々な制約を受ける事は、入学前に本人と保護者が承諾した事であるので、生徒は自己責任として受け入れ、努力すること。
「要するにE組はいろいろとダメって事だね！！」（椚ヶ丘学園マスコットくぬどんより）
概要
本作の舞台となる椚ヶ丘中学校3年E組の通称。
本来は中高一貫の名門進学校なのだが、成績の悪化した者や校則違反者はこの「特別強化クラス」に送られる。そして、E組の生徒は山奥にある木造の旧校舎に通わされ、学食なし、部活動の禁止、E組生徒は椚ヶ丘高校への内部進学が許されていないなど、学校主導での低待遇を強いられ、教師・生徒達からも冷ややかな目を向けられる。
各種学校行事も例外ではなく、修学旅行ではE組のみ宿泊施設や移動手段のグレードが落とされていたり、球技大会では男子は野球部・女子はバスケ部のレギュラーを相手にさせられる(気休め程度だが、ハンデは付いている)など、事ある毎に見せしめに遭う。
これらは理事長の浅野學峯が考え出したシステムであり、優秀な95％の生徒たちに「E組のようにはなりたくない」という優越感と緊張感を持たせ、学業を効率化させる狙いが有る。
逆に言えば残り5％の生徒は必ずE組に入るような仕組みになっていると言え、むしろ能力が高い人間でも「生贄に相応しい人材」と学園側に評価されれば強引にでも落ちこぼれのレッテルが貼られてE組に落とされる。実際、今年度のE組生でも瑣末な事や止むを得ない事情があった者が含まれている。
つまりは「見せしめのための落ちこぼれを人工的に作り出すこと」こそを目的としている邪悪極まりないシステムである。
一応、「定期試験で高得点(5教科総合で50位以内)を挙げた上で元担任に認められれば本校舎に戻れる」という救済措置が用意されている。あくまで進学校の落ちこぼれであるため、地力の高い生徒もいる（たとえば、速度と距離から所要時間を暗算で割り出す）ため、一見すると抜け出せる者もいそうなものだが、先述したような差別待遇と劣悪な環境から、ほとんどの生徒はやる気をなくし、将来まで諦めるため、極わずかな例外である。
こういった絶望的な状況から、本校舎の生徒からは蔑称として「エンドのE組」と呼ばれている。
なお、このシステムが実施されているのは3年生のみ。3月に3年生が卒業した後は、2年生(新3年生)から新たな「エンドのE組」となる生徒が選出される。
また、教師も新人一人でほぼ全教科担当させられている。これも「人件費削減と新人研修を兼ねた合理的なシステムの一環」であり、任された者は将来有望と見なされているのだが、そこらのブラック企業顔負けの劣悪な環境である。
しかし、こうした状況は物語開始の4月、後に殺せんせーと名付けられる異形生命体が「この教室の担任教師をやりたい」と申し出た事で一変する。
翌年の3月には地球を破壊するというこの生物を殺すため、生徒たちは防衛省特務部のバックアップの下、それまでに殺せんせーを殺せる立派な暗殺者になることが求められ、生徒たちも賞金100億円のためにそれを受け入れる。
かくして、カリキュラムには暗殺術が組み込まれ、E組は担任教師を殺すための「暗殺教室」へと変貌するのだった。
そして、殺せんせーによる手入れや暗殺術を活かした常識に囚われない教育術により、E組生徒も次第に殺(や)る気を取り戻し、学力は大幅に向上し、活気のあるクラスへと変わっていく。
生徒たちにもいろいろな暗殺タイプがあり、主に三つに分かれている。
- 暗殺に比較的積極的な生徒達。学級委員2人のリーダーシップで、百億円の賞金首を狙う。
- 暗殺のサポートに回る事が多い生徒達。積極性にはやや欠けるが熟考し、自分に出来る事を見極める冷静さを持つ。
- 個人主義が強い生徒達。独特の価値観を持ち、暗殺を実行するタイミングも人それぞれ。トリッキーな伏兵。
また、生徒の名前は元禄赤穂事件の赤穂浪士四十七士に由来しており、 元ネタの人物と比較してみるのもおもしろいかもしれない。
（例．潮田又之丞高教⇒潮田渚）
ちなみに赤穂浪士たちの暗殺標的は吉良上野介（きらこうずけのすけ）であり、殺せんせーの元ネタでもある。
（吉良⇒キラー⇒Killer⇒殺し屋）
E組関係者一覧
生徒
- 五十音順(読みは推測)。
- 今のところは、全員で28人いる。
- ○暗殺に積極的な生徒 / □サポートに回る生徒 / ☆個人主義の強い生徒
男子
| 赤羽業 | 磯貝悠馬 | 岡島大河 |
|---|---|---|
 |  | |
| ☆ | ○ | □ |
| メインキャラクターの一人。赤髪で長身。成績優秀の素行不良生徒。 | 学級委員。黒髪でアホ毛つきのイケメン。ナイフ術男子一位。 | 坊主頭で眉毛が濃い。スケベで巨乳好き。 |
| 木村正義 | 潮田渚 | 菅谷創介 |
|  |  |
| ○ | □ | ☆ |
| 黒髪のとんがり頭。クラス一の俊足。名前には秘密がある | メインキャラクターの一人。水色の髪で小柄。語り部。 | ロン毛の三白眼。造形や美術が大得意。 |
| 杉野友人 | 竹林考太郎 | 千葉龍之介 |
 |  |  |
| ○ | ☆ | □ |
| 落ちこぼれの元野球部員。黒髪。渚の親友的存在。 | 黒髪の丸眼鏡。黒髪二次元を愛する紳士（オタク）。 | 黒髪のメカクレ男子。感情を表に出さない仕事人タイプ。射撃の男子一位。 |
| 寺坂竜馬 | 堀部イトナ | 前原陽斗 |
|  | |
| ☆ | ？ | ○ |
| いじめっ子で学校中の嫌われ者。現場で実力を発揮する。 | 二人目の転校生で殺せんせーの弟(？)。勉強が大嫌い。 | 行動派のイケメンプレイボーイ。浮気数5回。ナイフ術男子二位。 |
| 三村航輝 | 村松拓也 | 吉田大成 |
|  |  |
| ○ | ☆ | ☆ |
| パーマがかったキノコ頭。動画編集がうまい。 | 寺坂の取り巻き。男子随一の料理上手。 | 寺坂の取り巻き。ドレッドヘアー。バイク好き。 |
女子
| 岡野ひなた | 奥田愛美 | 片岡メグ |
|---|---|---|
 | |  |
| ○ | ☆ | ○ |
| 黒髪のショートヘアー。体操部出身。ナイフ術女子一位。 | おさげの眼鏡っ娘。理科が得意で毒薬が作れる。敬語で話す。 | 学級委員。ロングのポニーテール。水泳部出身で、責任感が強い。 |
| 茅野カエデ | 神崎有希子 | 倉橋陽菜乃 |
| |  |
| □ | □ | ○ |
| メインキャラクターの一人。渚とは仲がいい。脱巨乳女子。 | おしとやかなクラスのマドンナ。美人だが芯は強い。 | ウェーブのショートヘアー。天真爛漫で生物が好き。 |
| 中村莉桜 | 狭間綺羅々 | 速水凛香 |
|  |  |
| ☆ | ☆ | □ |
| ギャルっぽいロングヘアー。オヤジ中学生。 | 黒いもじゃもじゃ髪と目つきの悪さで、魔女のような風貌。 | ウェーブのセミロング。感情を表に出さない仕事人タイプ。射撃の女子一位。 |
| 原寿美鈴 | 不破優月 | 矢田桃花 |
 |  |  |
| □ | □ | ○ |
| 団子鼻で丸顔。本人いわく動けるデブ。女子で一番の料理上手。 | 黒髪おかっぱのパッチリ目。ジャンプ大好き。 | 黒髪のポニーテール。巨乳。交渉術が得意。 |
性別なし
| 自律思考固定砲台 |
|---|
 |
| ？ |
| ノルウェー出身の固定砲台。砲撃するたびに進化する。モニターのイメージキャラクターの姿は女性で、通称「律」。 |
教員
| 殺せんせー | 烏間惟臣 | イリーナ・イェラビッチ |
|---|---|---|
 | |  |
| 今年度の担任でクラスの標的。うねる触手とマッハ20の超スピードで生徒を導く。 | 体育教師という名の教官にして、表向きの担任。常人離れした身体能力を持つ。 | E組に派遣された暗殺者だったが、英語担当教師として居つく。色仕掛けの達人。 |
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