ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

プロパガンダの編集履歴

2016-01-29 21:03:31 バージョン

プロパガンダ

ぷろぱがんだ

ラテン語の propagare(繁殖させる)に由来する。

概要

ざっくばらんに言えば政治的・思想的な宣伝行為。


情報の発信元がはっきりしているものと、情報の発信者を偽ったまたは隠蔽したもの(怪文書ブラックブロパガンダ)がある。


しかし、情報の発信元が正しいからと言って市民にとって有益なものとは限らない。

情報元が正しくても虚偽が混ざっていたり、本来発信すべきデメリットを隠蔽するケースがあるからである。


たとえば太平洋戦争において旧日本軍は敗戦続きの戦果を「大本営発表」と称して「わが軍は敵・艦隊に多大な損害を与えたり」と虚偽を発表するとともに、物量に劣る自国の現状を糊塗するために「欲しがりません、勝つまでは」などと宣伝して国威を発揚し、結果として大日本帝国のみならず周辺諸国に多大な犠牲を強いる結果となった。


また、ナチスドイツにおいてもヨーゼフ・ゲッペルスが、民衆にナチスの功績を宣伝する宣伝相という役職についている。

芸術性を持ったプロパガンダ作品も数多く作られているが、同時にピカソマティスなどの作品はに「退廃芸術」の烙印を押されて迫害され、見せしめのための博覧会も開かれている。

また、ほかにナチスの主導によって作られたレニ・リーフェンシュタール監督のベルリンオリンピック記録映画「オリンピア」は皮肉にも芸術的に評価が高く、後世に数多く作られることとなったオリンピック記念映画の手本となっている。

このほかにも太平洋戦争以後の戦時下にはどの陣営も共に報道機関国威発揚に利用され、大勢の漫画家作家映画監督協力している。


現在においても、宣伝は政党政治家政策人格を表すのに欠かせない。

たとえばアメリカ大統領選挙の際には政党や政治団体は候補者のPRCM広告を流す一方、対立候補を擁する政党や政治団体もマスコミインターネットを通じて相手候補の人格や政治資金集めを攻撃するなどネガティブ・キャンペーンをくり広げている。

近代国家では大衆の支持を得る必要があるため、あらゆる国や社会で宣伝が行われている。


なお、プロパガンダは利益追求者(政治家・思想家・企業人など)や利益集団(国家・政党・企業・宗教団体など)の意図によって行われるものであり、単に個人が政治的主張を述べるのはプロパガンダでも何でもない

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました