インファイトとは、
1:ボクシング用語。相手の懐に接近(突撃)して戦うスタイルのこと。
2:ポケモンの技の一つ。本稿で解説。
データ
初出 | 第4世代 |
---|---|
いりょく | 120 |
めいちゅう | 100 |
PP | 5 |
タイプ | かくとう |
わざ分類 | ぶつり |
攻撃範囲 | 相手1体 |
直接攻撃 | ○ |
備考 | 攻撃後、自分の「ぼうぎょ」と「とくぼう」が1段階下がる |
英語名 | Close Combat |
概要
第4世代から存在する技。
守りを捨てて、相手の懐に飛び込んで相手を攻撃する技。その威力は何と120、更に命中率100と、高威力高命中率を両立している。
第4世代特有の威力インフレの代表的な技。
「守りを捨てる」だけあって技を使った後は自身の「ぼうぎょ」と「とくぼう」が1段階下がってしまう。
だが、自分の体力を削るわけでは無いので「きあいのタスキ」等との相性が良い。
「ばかぢから」と違い、「こうげき」を落とさず連発できるのもメリット。
習得者はやはりかくとうタイプが中心だが、誰でも彼でも習得できるわけではなく、懐に飛び込めるほどの身軽なポケモンが多い。
また、懐に飛び込めれば人型のポケモンでなくともかまわない為か、三闘獣やウインディ等も習得できたりする。
この技を初めて見たのがムクホークと言う人も多いのではないか。
習得できるかくとうタイプならば、文句なしでメインウェポンに置いていいだろう。
他、リングマやザングースがメインウェポンの通りにくいいわタイプ、はがねタイプ対策に採用する事も多い。
グランブルは第6世代でフェアリータイプになってしまったが、こちらもはがねタイプ対策としての採用も悪くない。
第4世代で教え技に追加された「ばかぢから」や、第5世代で威力130となった「とびひざげり」とは競合関係にあるが、習得者に違いがあるので差別化自体は十分可能である。
また、上記の通りインファイトは元々ボクシング用語なのだが、習得者が2足歩行のポケモンばかりではないからなのか特性「てつのこぶし」の補正対象外となっている。
なったらなったで大変なことになりそうだが。
歴代の演出では拳のようなものをボコボコとぶつけていたが、第6世代の演出は相手に思い切りズドドドと突撃しているだけというよく分からないものになってしまった。
アニメでの扱い
主に高速で連打を繰り出す技として描写されている。
攻撃技としてだけではなく、連射された弾をさばく・地面に打ち込んだ反動でのしかかってきた相手の重量を押し退けるといった応用的な使い方もされている。
一方で能力低下のデメリットに関しては視覚的な表現が難しい為かほとんど描写されておらず、気軽に多用されている。