曖昧さ回避
我孫子駅(千葉県)
事業者 | JR東日本 |
---|---|
所在地 | 千葉県我孫子市 |
開業 | 1896年12月25日 |
路線 | 常磐線(常磐緩行線/常磐快速線)/成田線我孫子支線 |
我孫子市にある駅で同市の中心駅。常磐線の複々線区間にあり、当駅から成田線我孫子支線が分岐する。地上ホーム・橋上駅舎。
ホームは4面7線で、3番線ホームがないため8番線まである。
1~5番線が常磐線快速および成田線で、成田線の電車は内側の2線(2・4番線)を使用する。
6~8番線が常磐線各駅停車。各駅停車は日中は当駅で折り返し、片面ホームの8番線は朝夕のみ使用される。
上記のように運行上の拠点駅ではあるが、利用客が周辺の主要駅に比べて少ないためか、常磐線の特急「ときわ」(急行→フレッシュひたち時代は停車していた)や特別快速といった速達列車は通過となっている。
ただしシーズンによっては当駅発着で上野東京ラインを経由して東海道線に直通する臨時特急踊り子が1往復設定される。
番線 | 路線 | 方向 | 方面 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1・2 | 常磐線快速 | 下り | 取手・土浦・水戸方面 | 弥生軒あり |
2・4 | 成田線我孫子支線 | 下り | 木下・成田方面 | |
4・5 | 常磐線快速 | 上り | 北千住・上野・東京・品川方面 | 弥生軒あり |
6~8 | 常磐緩行線 | 上り(一部下り) | 上り北千住・大手町・代々木上原方面(6・7番線下り取手方面) |
我孫子駅(大阪府)
事業者 | 大阪市(大阪市営地下鉄) |
---|---|
所在地 | 大阪市住吉区 |
開業 | 1960年7月1日 |
路線 | 御堂筋線 |
駅番号 | M27 |
大阪市住吉区の南東部、苅田地区にある。駅の名称は西側にある我孫子観音こと大聖観音寺に由来し、同寺の最寄り駅。
1960年の開業以来、1987年に堺市にある中百舌鳥駅(案内上は「なかもず」。以下ひらがな)まで延伸されるまで、27年もの間終着駅であった。
ホームは相対式2面2線でシンプルだが、駅の南側の浅香地区に我孫子検車場があったため南側に出入庫線があり、その関係で駅南側の配線が少々複雑になっている。なかもず延伸時に検車場は堺市内に移転したが、当時の出入庫線が本線に挟まれる形で留置線として残り、平日朝の時間帯これを利用した始終着列車がある他、長居駅周辺でのイベント対応で臨時列車が設定された場合も当駅始終着が設定される。
駅や列車の表示ではひらがなの「あびこ」表記になっており、漢字の「我孫子」表記は切符で見られる。これはなんば駅やなかもず駅も同様で(※)、市営バスでは停留所名そのものがひらがな交じりの「地下鉄あびこ」である。
市営バスのみならず、松原方面へ向かう北港観光バスが駅前から発着するなど集客範囲が広く、また日中1時間の本数がJR阪和線の普通列車の倍であるためか、利用客は大聖観音寺よりも北西にあるJR我孫子町駅よりもやや多い。
また、我孫子町駅よりもさらに西へ向かうと南海高野線に我孫子前駅、阪堺電気軌道に我孫子道停留場があるが、案内上の表記は前者が漢字表記、後者が「あびこ道」と漢字かな交じり表記になっている。後者は阪堺の本社と車両基地がある。
※:蛇足だが、JR我孫子町駅前にある市営バスのバス停も「JRあびこ町駅前」である。なんば駅の場合は、地下鉄・南海電鉄の駅前が両社の案内上の表記に倣いひらがなの「なんば」、近接するJR大和路線の駅前が「JR難波駅前」とバス停の名称が異なる。
余談
「我孫子」は、北京語で「私の孫(男孫)」という意味になる。
実際に祖父母が孫を指して使う分には問題はないが、他人に対して使うことは「お前は私の格下だ」と宣告するに等しい大変に侮辱的な言葉である。
そのため、来日した中国人は、「我孫子駅」の表記を見てギョッとするという。