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クシャトリヤの編集履歴

2017-08-12 12:12:06 バージョン

クシャトリヤ

くしゃとりや

クシャトリヤとは、「機動戦士ガンダムUC」に登場するモビルスーツ。

概要

形式番号:NZ-666。

ネオ・ジオン残党軍「袖付き」のニュータイプ専用モビルスーツ

機体名称は古代インドにおける武人・王族階級の第二位に由来し、フル・フロンタル率いる「袖付き」のフラッグシップであるシナンジュに次ぐ機体である事を物語っている。

なお、数あるモビルスーツの中でも特に名称の誤表記が多い機体であり、クシャトリ「ア」ではない事に注意を要す。

パイロットはマリーダ・クルス


本機はクィン・マンサの大火力を20メートルサイズの機体で実現するというコンセプトの下開発された機体であり、コックピットブロック周辺へのサイコフレームの採用によるサイコミュの小型化と複数の機能を集約したバインダーの増設によってそのコンセプトを成立させている。

頭部はゲルググを彷彿とさせるモノアイタイプとなっているが、「袖付き」所属の機体である事を示す為、機体各部にジオンの紋章をあしらったエングレーブが施されている。


宇宙世紀90年代後半の機体としては珍しくオールレンジ攻撃兵器「ファンネル」を装備する破格の高性能機として完成しているが、本機を運用する「袖付き」がサイコフレームを製造する設備を持たず、余剰パーツもシャアの反乱(第二次ネオ・ジオン抗争)時にアナハイム・エレクトロニクス社が製造した分が全てとなり、追加生産はおろか整備もままならないワン・アンド・オンリーの機体になってしまっている。

また、サイコミュが小型化されたとはいえ依然として並大抵のパイロットには扱えず、実質的に強化人間であるマリーダ専用機となっている。


本機の特徴は、花弁に例えられる四枚の大型バインダーにある。

それ自体がシールドやAMBAC可動肢として機能するほか、内部にファンネル、メガ粒子砲といった武装を搭載している。

スラスターとしての役割も備えており、ここに複数の機能を集中させることで機体本体の小型化に貢献している。

また、「隠し腕」と呼ばれるサブアームを収納しており、それぞれがビームサーベルを装備している。

そのため、背後から斬撃を受けた場合でも、機体を旋回させることなく、後方二枚のバインダー内に収納されたビームサーベルを用いての応戦が可能となっている。

この特徴的なバインダーから、連邦側からは「4枚羽」の渾名で呼ばれる。

なお、全くの余談だが、4枚のバインダーは駆動部にサイコフレームが使用されており、バインダー自体が巨大なファンネルとも為り得る。


武装

マシン・キャノン

胸部メガ粒子砲の両脇に内蔵された実弾火器。


胸部メガ粒子砲

クィン・マンサから引き継いで搭載された火器。左右に2基の計4機を搭載。


バインダー部メガ粒子砲

「4枚羽」の渾名の由来となる肩部装甲とつながるバインダーに搭載された火器。

1枚のバインダーにつき2基の計8機搭載される。


腕部ビーム・サーベル

シナンジュ同様袖にあたる部分に内蔵されたビームサーベルでビーム刃の色は緑。

収納時はビームガンとしても使用可能。


バインダー部ビーム・サーベル

バインダーに搭載されたサブ・アームに内蔵されたビーム・サーベル。

ユニコーンガンダムの両腕を抑える程のパワーを持ち、敵機の拘束や奇襲・反撃にも使用可能。


ファンネル

バインダーに6基搭載されたサイコミュ兵器。カラーリングは小説版では銀色、OVA版では機体カラーと同じ緑。

デブリと誤認されるほど小型であり、過去のファンネル搭載機同様バインダーに戻すことで再充電が可能。


ビーム・ガトリングガン

メガ粒子砲やファンネルは機体およびパイロットにかかる負担が大きい兵装である為、それらを補助する携行兵装として用意された4銃身式の大型ビーム機関砲。

ユニコーンガンダムがパラオからの脱出時に使用しているが、本来はクシャトリヤ用に新造されたものである。

小説版の最終決戦においてはクシャトリヤが、手首を喪失した右腕に固定する形で装備している。


バリエーション

クシャトリヤ・ベッセルング

ユニコーンガンダムによって破壊され、ネェル・アーガマへ運び込まれたクシャトリヤを、トムラらガランシェール隊のメンバーが修復した機体(ベッセルングとは独語で「回復」の意。OVA版において命名された)。

左腕は肘から先が失われており、右足は肘から下の部分がフレームのみ、頭部内フレームやコックピットのイジェクション・ポッドも露出している他、頭部モノアイは連邦製パーツを用いた為、発光色がピンクから緑色に変化している。

武装も胸部メガ粒子砲は左右各2門のうち1門がそれぞれ塞がれており、バインダーは左右一枚ずつの計二枚、加えて左側の物はフレーム状態であるなど、本体火器はほぼ使い物にならない事に加え、ファンネルも全て使用不能であるなど完全な状態には程遠い仕様となっている。


クシャトリヤ・リペアード

ネェル・アーガマのクルーによって、クシャトリヤ・ベッセルングにさらなる現地補修作業が行われた状態。

胸部および頭部に装甲板が追加されており、左肩前方のバインダーも補修されているが、やはり「間に合わせ」の域を脱していない。

また、欠損していた後方のバインダーは大型プロペラント・ブースター(元はクラーケ・ズールの物)を転用する事でその機動力を補っている。

バインダーが減った事で積載武装は減ったものの、それによる相対的な軽量化やブースターの増設によって機動力は向上している。


武装として左腕部にユニコーンガンダム用のオプション兵装であるハイパー・ビーム・ジャベリンが接合されており、また右足の仮設フレームにビーム・ガトリングガンを内装する。

ビーム・ガトリングガンは射撃時には右足を前方へ向け、右腕でガトリングガンのグリップを握る事で射撃体勢を採る。

ファンネルは小型シュツルム・ファウストの弾頭を接合し誘導ミサイルとしたものに改造。従来の発射口からの発射が出来ない為、ファンネルコンテナの蓋を展開して発射する必要がある。

一方で、胸部拡散メガ粒子砲はベッセルングの状態から修復されていない。


ゲームにおいて

機動戦士ガンダムUC(PS3)

通常版、バインダー損傷版の他、ビームガトリングガン装備(手持ち)も登場。


EXVS

コスト2500の射撃寄り万能機。

ゲーム中の機体の中で最大級の大きさを誇る。その大きさが弱点でもあり、敵の攻撃に引っかかってしまう事も。しかしファンネルはスタン属性がついておりダメージが伸びやすく、味方のサポートに使え、レバー横入力でリングロープを張るようなトラップを作れる。いかに自衛できるかが鍵となっている。


EXVSFB

コストが2000にダウン。

初期は弱かったがアップデートで何度か強化され、最終的に上位クラスに残った。

ファンネル攻撃の種類が増え回転率がアップ、射撃・格闘・火力は2000トップクラスで援護力も高い。

ただ、体の大きさや挙動による防御面は弱点となっている。


スーパーロボット大戦

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇で初登場。

最初は敵として登場し、途中で一度マリーダと共に仲間になった後に離脱するが、条件を満たせばマリーダだけ離脱して機体は自軍に残る。

隠し機体だけあって性能は優秀。


ガンダムトライエイジ

0弾から登場。

マスターレアとキャンペーンが3枚づつ出ている。


関連イラスト

クシャトリヤクシャトリヤ

クシャトリヤクシャァトリア

関連項目

機動戦士ガンダムUC マリーダ・クルス 袖付き

クィン・マンサ ファンネル

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