CV:丹下桜
「―――『主(あるじ)』とかじゃなくて
『仲よし』になってほしいな」
概要
呼ばれ方は「さくら」。スポーツが好きで、特にバトンとローラーブレードが得意。
クロウカード・さくらカード編では小学生、クリアカード編からは中学1年生になっている。
母親の撫子はさくらが幼い頃に死去しており、大学講師の父・藤隆と兄・桃矢との三人暮らし。
明るく素直かつ前向きな性格で、「絶対だいじょうぶだよ」が無敵の呪文。
友達思いで、他人のために涙を流す事が出来るとても純粋で心優しい女の子。
プロフィール
誕生日 | 4月1日 |
---|---|
血液型 | A型 |
好きな科目 | 体育、音楽 |
苦手な科目 | 算数(後に克服する) |
所属クラブ | チアリーディング部 |
好きな色 | ピンク、白 |
好きな花 | 桜 |
好きな食べ物 | オムライス、めん類 |
苦手な食べ物 | こんにゃく(ブヨブヨした食感がダメとの事) |
得意な料理 | ホットケーキ |
今欲しいもの | 新しい通学用かばん |
口癖 | 「はにゃーん」「ほえ~」 |
カードキャプターとしての来歴
ある日、父の書庫で見つけた不思議な本から、その本の封印の獣・ケルベロス(通称ケロちゃん)が現れた。その本には魔術師クロウ・リードが作った魔法のカード「クロウカード」が入っていたが、既に世界のどこかに解き放たれてしまっていた(アニメ版ではこの本をさくらが開いた際、一番上にあったカード「風」の名前を読んだためにカードが飛び散ってしまう)。
封印が解かれるとこの世に「災い」が訪れるというクロウカードを回収するため、さくらはケルベロスによって強制的に「カードキャプター」にされ、町中に散らばったクロウカードを封印する魔法少女となった。
クロウカードを1枚封印するごとにそのカードに宿る魔法が使えるようになり、次のカードを封印する手立てとなる。
「クロウカード編」では、クロウが宿していた闇の力を持つ封印の杖を使用していたが、月(ユエ)との戦いの時に歌帆の手助けもあり、自身の属性である「星」の力を宿した杖に変化した。その星の杖で最初に使ったカードは「風」である(これはさくらが最初に所持していたクロウカードでもある)。
「さくらカード編」では、クロウカードをさくらカードに変え始めた当初、魔力が足りずに眠くなっていたが、カードを全て変え終えた時にはクロウを越える強い魔力を手に入れた。
「クリアカード編」では中学生になり、突如透明になってしまったクロウ/さくらカードの代わりに謎のカードを集めていくことになる。
余談
さくら自身はあくまで封印が目的であって変身魔法は持たないため、多様なバトルコスチュームは親友の知世の手作りであり、毎回封印前に着替えている(ただし言うまでもなく緊急時はこの限りではない)。
他のキャラも言えることだが、私服のバリエーションは数あるアニメ・漫画の中で随一であり、ほぼ毎回違った私服を着ているのが特徴。
人物
先述の通り心優しく、誰に対しても朗らかに接することができる。発表会に応援に行ったり、悩み事があれば相談に乗るなど友人思いで、敬愛する人に対しては献身的ですらあり、赤の他人でも困っている様子であれば極力手助けしたいと考える。
また、周囲に個性的な人物が多いためか、大抵のことは苦笑しつつ受け流せる図太さも持ち合わせる。
しかしながら桃矢やケロちゃんに対しては例外的に感情的になりやすく、いわゆる喧嘩するほど仲がいい状態。
記事冒頭に書いたバトン、ローラーブレードの他、陸上、体操、水泳等々体を動かす分野に関しては小学生離れした才能を見せ、反射神経もぴか一。
身体能力以外では家事全般(裁縫除く)が得意分野。特に料理はお手の物。当番以外でも、しばしば父親の弁当を用意したり、ホットケーキをおやつに作ったりしている。作る料理にもバリエーションが増えていき、現在は(小狼に食べてもらうために)玉子焼きの練習中。
苦手なのは早起き。
勉強もあまり好きではなく、中学に進学してすぐの時分は勉強に戸惑う様子も見られた。徐々に克服していくが、英語は少々苦手。授業が潰れることを喜んだり、8月31日は地獄を見たりするタイプである。
何よりダメなのが幽霊で、幼いころから桃矢に幽霊ネタでからかわれ続けたのがトラウマになっているらしく、怖い話には悲鳴を上げ、夜の学校でのカード回収作業にも引け腰気味。怪奇現象に遭遇するとパニックに陥る。
しかしながら現象の原因がクロウカードと分かると恐怖心はなくなる。本人曰く「クロウカードは正体が分かっているから怖くない」とのこと。
精神的な面では“焦りやすい”といった弱点もあり、クロウカードが使い物にならなくなってしまうのを防ぐために無理矢理数枚のクロウカードをさくらカードに変換しようとしたり(その結果、「駆」のカードが暴走してしまう結果となった)、雪兎(=ユエ)が魔力枯渇により消滅してしまいそうになった際は、自分の魔力が弱いからだと自責の念に駆られたことも(後者については、そうなることを予測していたため、ケロちゃんは敢えて黙っていた)。
うろたえたり、事態が飲み込めなかったり、呆れたりするときの口癖は「ほえ〜」であり、その場のシチュエーションによって、やや言い回しにバリエーションがある。
また、小学校時代は、何かに見惚れたとき・照れたときなどに「はにゃーん」と言うのが口癖だったものの、中学生になってからは恥ずかしさを覚えたためか、その口癖を控えている様子(ただし、ふとした拍子から口に出してしまう事もある)。
魔力・身体能力
最終的には、クロウ・リードをも超える作中最大の魔力を有する存在となる。クロウ・リード自身がCLAMPの歴代作品全体をひっくるめてもトップクラスの魔導師であるので、魔力と才能だけならCLAMPキャラ最高レベルと言っても過言では無いと思われる(但し経験的にはまだまだ初心者なので、現時点においては彼女以上の魔導師も大勢いる)。
また、クロウカードの汎用性能から一般に「魔法少女」と呼ばれる(他版権作品も含む)キャラクターの中でも見劣りしない能力を持つと推測される(※)。二次創作系のクロスオーバーでもトップクラスの魔法少女として扱われることが多い。
さらに魔法を使わずとも、身体能力、反射神経も常人と比べかなり高く、体育の時間では跳び箱で半捻り空中回転を披露。
作中では一歩間違えれば命の危険もあるアクロバットを度々こなしている。
また、クロウカード編の最後では、驚異的とも言える頑丈さを発揮していた。
※あくまでファンの推測であり、公式で明言があるわけではない。注意しよう。 |
対人関係
恋愛
小狼に対しては当初は苦手意識を持っており、恋のライバルだった時期もある。しかし徐々に親しくなっていき、後に名前で呼び合う仲に。その後、小狼からの告白を受け彼への恋心を自覚し、最終的には両想いになる。
両想いとなってからは、すれ違い気味になっていることを少しもどかしくも感じているようだが、「自分に出来ることを精一杯やってみる」と諦めずに頑張っている。
小学生の時は雪兎に対し好意を抱いていたが、その思いは彼が父・藤隆に似ていることによる家族愛や憧れによる敬愛心である。小狼と両想いになって以降は、雪兎を本当の家族のように慕っている。
友人・家族
ケロちゃんとは多くの時間を共に過ごしており、喧嘩をすることもあるが基本的にはとても仲が良く、出かける時にはカバンの中に隠して連れて行くこともしばしば。
大道寺知世は親友であり、又従姉妹でもある(知世の方が7ヶ月先に生まれた)。魔力を持たない人物で、さくらがカードキャプターであることを知っているのは彼女だけである(アニメ版では李苺鈴も)。
桃矢に対しては年頃もあってか扱いがぞんざいで、しばしば暴力的に接する。桃矢が余計なことを言ってはさくらが向う脛を蹴り飛ばすのがお約束の流れとなっている。桃矢本人の言動からして致し方ない部分もあるが、ローラーブレードで蹴りつけるのはやめてあげてください。
学校の休み時間や休日には、知世や小狼のほかにも小学校からの友達である千春・奈緒子・山崎と過ごすことが多い。
転校生の秋穂とは様々な共通点から仲良くなる。
関連イラスト
その他
- CLAMPの別作品『ツバサ-RESERVoir_CHRoNiCLE-』にも27・28巻にゲスト出演している(物語の結構重要な位置)。この時のさくらは友枝中学校の制服を着ていることから、中学生だと判断できる。
- 小狼とは嫌いな物が共通しており、同じ魔法少女モノの『魔法少女リリカルなのは』の主人公・高町なのはと得意科目・苦手科目が真逆である。
- 竹達彩奈が2016年6月23日にTwitterにさくらのコスプレ姿を投稿した。
- 2017年10月10日より始まるグランブルーファンタジーのコラボイベントとして、ある存在の手により、友枝町からグランブルーファンタジーの舞台である空の世界に飛ばされることとなった(※なお、このグラブルイベントにおけるさくらの時系列はまだ小学生時代の、小狼を「李くん」と呼んでいた頃。知世と小狼、ケルベロスも世界移動に巻き込まれ、さくらともどもグラブルの世界に飛ばされることになる)。
関連タグ
関連キャラクター
カップリング・コンビタグ
他作品のキャラクター
三越さくら:中の人&名前繋がり。同時期(90年代)に丹下桜が演じた「ふたりの丹下さくら」の片割れ。