基礎データ
※ひらいしん:(第4世代以前)自分以外に向けられたでんきタイプの技(「ほうでん」など全体対象は除く)が全て自分に放たれる。
(第5世代)上記の効果に加え、でんきタイプの技のダメージを受けず、でんきタイプの技を受けると「とくこう」が上がる。
※せいでんき:直接攻撃の技を受けた時、3割の確率で相手を「まひ」状態にする(バトル時)。
手持ちの先頭にいるとでんきタイプの野生のポケモンに会いやすくなる(フィールド上)。
進化
ラクライ → ライボルト
メガシンカ
ライボルト→メガライボルト
概要
『ポケットモンスタールビー・サファイア』(第3世代)に初登場したポケモン。
ラクライがLv26で進化する。
名前の由来は恐らく、「ライ(雷もしくはライオン)+ボルト」。
ライボルトの近くにいつも雷が落ちる為に、雷から生まれたと考えられていた。
鬣からいつも強い電気を発生させている為、そこから出る火花で山火事を起こす事もある。
……わざわいポケモンよりもよっぽど災いを起こしてる気がする。
戦いになると、空気中の電気を鬣に集めて、頭上に雷雲を発生させる。
また人前には滅多に姿を見せず、雷の落ちた場所に住処があるといわれている。
初登場のルビー・サファイアでは貴重な電気枠なため、飛行タイプと水タイプのジム戦、四天王のプリム戦で大活躍…と思いきや、電気等倍で地震を撃ってくる綿鳥や弱点技でも半分削れない狂った特殊耐久と回復技持ちの慈しみポケモン、高い耐久と一撃技持ちのトドがそれぞれ切り札のせいで紙耐久も災いしてシナリオでは本来有利なタイプに返り討ちにされまくった悲劇のポケモン。次世代の後輩とは扱いが雲泥の差である。
容姿
特徴的な鬣(たてがみ)をもったポケモン。垂直に逆立った黄色の鬣をしており、前足や後ろ足の腰部分にも黄色の毛を生やしている。見ようによっては、インドの神様のかぶりものっぽい。それ以外の部分は青系統の体色である。
ゲーム上の特徴
「とくこう」と「すばやさ」に秀でている。「すばやさ」においてはガブリアスをわずかに上回る105となっている。
しかし、他のステータスは決して高くはない。
第三世代
攻撃技では「10まんボルト」「かみなり」「かみくだく」などを覚えるほか、補助技では「でんじは」「じゅうでん」などを覚える。
この時代では一般的なでんきタイプの技しか覚えない上に、能力傾向はサンダースに似通りつつも全体的に劣っており、差別点はレベル50戦において「かみくだく」を使用できる点、「せいでんき」によってある程度接触技を敬遠できる点くらいしかない有様だった。
第四世代
「かみくだく」が物理化したことでサブウェポンとして機能しなくなったが、「かえんほうしゃ」「オーバーヒート」を新たに使えるようになった。「めざめるパワー氷」との相性もよく、攻撃範囲においては他のでんきタイプにはない強みを持てるようになり、ひとまず劣化サンダースの立場からは脱却。
さらに、HGSSでは「すりかえ」がタマゴ技で追加され、「こだわりメガネ」「こだわりスカーフ」を自身で活用しながらも、いざという時は相手に押し付けることも可能になった。なまじ攻撃範囲が広いだけに特殊受けを呼びやすく、使う機会は案外多い。
ただし、できることが増えたとはいえ、耐久の低さ故に反撃で返り討ちに遭うケースや、「でんじは」などによる「まひ」で機能停止する場面も少なくはなく、弱くはなくなったものの使いやすいとも言えない強さだった。
第五世代
ダメージを与えつつ交代できる新技「ボルトチェンジ」を習得。この技自体はでんきタイプが共通で得たものだが、ライボルトにとっては非常に相性がよく、「こだわりスカーフ」を持たせて先手で使って退散したり、こだわりアイテムを「すりかえ」で押し付けてから後続に繋ぐなどの戦術が取れるようになった。
また、特性「ひらいしん」にでんき無効、でんき技を受けると「とくこう」1段階UPの効果がついた。でんき技読みで無償降臨+火力アップの繰り出しが可能なほか、「でんじは」で「まひ」をもらわず、ダブルバトルで味方に向けられたでんき技を吸収することもできる。
決して派手な強化ではないものの、第四世代時点での運用上の問題点はほぼ是正され、大幅に使いやすくなった。
なお、「ひらいしん」自体は同タイプに「すばやさ」で勝るゼブライカが新登場しているが、とくこう」はこちらの方が高い。
また、隠れ特性として「マイナス」を習得。ギギギアルと組んでも良いが、見栄えを重視するなら「プラス」の特性を持ったデンリュウと組んでみよう。
第六世代
ライボルトがメガシンカできるようになった。種族値が大幅に上がり、かつ特性「いかく」で大活躍しているが、メガシンカ前の特性「ひらいしん」が活躍を後押ししている点が見逃せない。でんき技を受けて無効化しつつ「とくこう」を上昇させてからメガシンカ、という綺麗な流れを作ることができるのは、やはり「ひらいしん」のおかげである。
また、でんきタイプ共通の仕様変更で「まひ」しなくなり、メガシンカしてからも機能停止することはない。
通常のライボルトの運用についてはこれまでと同様だが、メガライボルト対策の特殊受けを呼ぶことが増え、結果として耐久潰しの「すりかえ」が通りやすくなった。一方で、メガシンカポケモンには「すりかえ」が無効となるため、使いどころに注意が必要。
第七世代
自身には何の調整も入らなかったが、Zクリスタルを持ったポケモンに対しても「すりかえ」が無効化されるようになり、通常のライボルトの立ち回りがさらに厳しくなった。積みアタッカーに通りにくくなったことは大きな向かい風。
関連イラスト
主な使用ポケモントレーナー
関連タグ
ジンオウガ:配色、及び電気繋がり。